
使わない家や空き家を、今話題のシェアハウスにリノベーションして活用しよう!
空き家など、入居者のいない建物を所有している方なら、そのままにするより賃貸住宅などにして活用したほうがよいのでは?と一度は考えたことがあるはずです。そんな中、近年は新しい集合住宅の形として「シェアハウス」が爆発的に増加しています。一軒家をリノベーションしてシェアハウスにするケースが最も多く、不動産投資の方法としても注目されつつあります。そこで今回は、シェアハウスへのリノベーションについてお話しましょう。メリットや注意点、事例などを中心に紹介いたします。
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シェアハウスへリノベーションすることのメリット
シェアハウスという暮らし方は、欧米諸国では以前から一般的なものでした。しかし、日本でよく知られるようになったのは、シェアハウスを舞台にした海外ドラマが人気になった1990年代後半頃からと考えられています。その後、国内でもシェアハウス型の賃貸物件が増加し、ある調査によるとここ8年の間に東京都内のシェアハウス物件は26倍にまで増加しています。
これだけ短期間でシェアハウスが増えて一般化した背景には、単なるブームにとどまらず、不動産投資としての有効性が期待されている点があると考えられます。そこで以下に、住宅などの空き物件をシェアハウスにリノベーションして活用するメリットをご紹介します。
一軒家を複数の入居者へ貸すため、借家にするより収益性が高い
空き家を通常の賃貸住宅とした場合には1世帯分の賃料しか得られませんが、シェアハウスにすれば複数の入居者へ貸すことになるため、入居率次第でより収益性を上げることができます。
コンセプトを明確にすることで価値観や感性の近い入居者が集まり、楽しんで暮らしてもらえる
シェアハウスには、特定の入居者層を想定したコンセプトが与えられているケースが多くなっています。たとえば「外国人や、海外志向の日本人向け」であったり、「音楽好きが集まる家」であったりなどです。「自転車好きのためのシェアハウス」など、更に細分化したジャンルに向けられたコンセプトを持つシェアハウスも増えています。また、「漫画家志望の単身者限定」など、入居資格を完全に絞ったシェアハウスも登場しています。
このように、特定の趣味や目標を持った入居者を集めて、共通の価値観を持った人たちの共同生活が実現すれば、入居者の暮らしが楽しくなるだけではなく、人間関係も円滑になりトラブルなども自然と少なくなります。
シェアハウスへリノベーションする際の注意点
複数の人が共用施設の比率が高い住宅の中で暮らすわけですから、リノベーション時には注意する点もあります。以下は、住宅などからシェアハウスへリノベーションする際に、計画段階から注意する必要のあるポイントです。
共用施設と、プライベートルームの区分けはしっかりと
共用部分で他の入居者さんとコミュニケーションしやすい点がシェアハウスの一番の特色ですが、みんなでワイワイ楽しく過ごせるのも、プライベート空間が充実しており適切にメリハリをつけられてこそです。共用部と個室部分はきっちり区切り、入居者さんが1人になってホッとできる場所も必ず確保しておきましょう。
入居率を上げるポイントは、共用施設の充実
全く接点のない入居者さんたちが共用部に集まり、みんなでTVを見たりゲームをしたりして楽しめるのがシェアハウス暮らしの醍醐味です。しかし、共用部の設備などが充実していなければ楽しめるものも楽しめなくなってしまいます。たとえば、10人以上暮らすシェアハウスの共用リビングのTVが32型1つだけであれば物足りなく感じますし、共用部をみんなで掃除する時に、道具が少ないせいで手間取ってしまうようでもいけません。
共用部の設備や空間設計は、ある程度妥協せずにリノベーションしたほうがよいでしょう。特定のコンセプトのもとに改装する場合であればなおさらです。もし、「スポーツ観戦好きが集まるシェアハウス」というコンセプトがあるとしたら、共用部分でスポーツ中継の視聴環境が整っていなければ本末転倒になってしまいます。リビングなどを共用部分として改修する時には、「どんな入居者が、どんなふうにくつろぎ、楽しんでほしいか」を優先しながらプランを立てましょう。
シェアハウスへのリノベーション事例
それでは、住宅などをシェアハウスへリノベーションした成功事例をご紹介します。
【事例】大きな木造のお屋敷を、広さにゆとりのあるシェアハウスにリノベーション!
一般的な木造住宅を、シェアハウスへリノベーションした事例です。まず、外観はおしゃれさを優先したレンガ調に張り替えました。室内の間取りは、床面積が180㎡と余裕があったため妥協せず変更できました。なかでも、入居者さんがプライベートな時間を過ごす個室のテイストを部屋ごとに変えられたのは成功のポイントでした。
共用のリビングは誰からも愛される白基調の柔らかい雰囲気に統一。広さに余裕があるので、改修で困ったことは特にありませんでした。また、この家のリノベーションにあたり、最もこだわった部分といえばダイニングです。入居者さん全員が最も高い確率で顔を合わせる場所と考え、みんなが集まっても狭さを感じない空間とするため、テーブルをガラス天板にするなどして閉塞感を排除しています。
2階の一部はルーフバルコニーになっており、天気の良い日は食事やパーティができるように。それぞれ異なる職業や目標を持っている入居者さんが、同じように毎日帰ってきたくなる家をめざしました。
おわりに
インターネットでのコミュニケーションが全盛の時代、リアルな人との交流を求めて完全な独居を選ばず、シェアハウスをあえて選択する入居者さんも増えています。遊休不動産の活用法としても、がぜんシェアハウス化は注目されています。空き家や空きビルを持て余しているなら、シェアハウスへの改修も視野に入れてみてはいかがでしょうか。興味を持たれた方は、リノベーション相談から始めるのもおすすめです。まずは一括見積サイトで多くの業者さんから見積を取り、比較検討するのもよい方法でしょう。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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