倉庫リノベーションの費用・相場を解説|住宅やカフェに改修するには?
最近、倉庫を家やカフェにリノベーションするケースが増加しています。そこで今回は倉庫リノベーションの費用・相場を徹底解説! 住宅にリノベーションする場合と店舗にリノベーションする場合に分けて説明します。さらに事例も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね!
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倉庫リノベーションの目的別費用
倉庫のリノベーションは、主に「住宅への改修」「店舗への改修」の2種で占められています。おそらく、一般的な倉庫リノベーションのニーズについてもこれらの2パターンが大半と考えられますから、今回はこの2つの目的を中心に、倉庫リノベーションにかかる費用の感覚をつかんでいきましょう。
1.倉庫の購入費用
手持ちの倉庫を用途変更する場合この費用はかかりませんが、中古住宅を購入するように中古の倉庫を買ってリノベーションしようと考えているなら、まずは倉庫物件の購入を視野に入れる必要があります。そこで、中古の倉庫物件を調べてみると、価格が安いことに驚くかもしれません。
首都圏郊外の物件に絞れば、住宅や個人商店向けの数十坪程度の広さなら地代込み500~600万円台でみつかるケースも少なくありません。都心の物件になればさすがに1,000万円台が主体となりますが、それでも同じ立地で中古住宅の相場と比較すれば相当安価になります。しかも、築年数が20年を超えない物件も多く、ほとんどが耐震・耐久性でも有利な鉄骨造の頑丈な建物になります。
2.倉庫から住宅へのリノベーション
倉庫から住宅へリノベーションする場合の費用は、多くのケースでおおむね500~1,500万円の間に収まっています。間取りなどを変えず、内装工事や断熱・気密工事を主体とするリノベーション工事なら500万円以下で済む場合もありますし、大きく間取りを変え、設備や素材にこだわったリノベーションなら2,000万円を超えるケースもあります。
しかし、倉庫物件の購入費用が安かったためリノベーションに多くのお金をかけられたという事例も少なくありません。リノベーションに2,000万円かけても総費用はマンション並で済んだケースも多数ありました。したがって、「こだわりの家」を平均的な予算で実現するためには、倉庫物件のリノベーションは狙い目といってよいでしょう。
ちなみに、倉庫を賃貸住宅にリノベーションした事例も数多くありました。食料品など、厳しい冷暖房管理が必要となる倉庫は既存の構造が人の住空間と似ているため、リノベーションでも断熱工事等が不要になるケースも多くなります。改修費用を極力抑えながら賃貸物件として活用したい場合は、倉庫の元の用途などもチェックするとよいでしょう。極端にリーズナブルだった事例の中には、300万円強で賃貸住宅へリノベーションできたケースもあります。
3.倉庫から店舗へのリノベーション
倉庫からカフェやレストランなどの店舗へリノベーションする場合も、基本的な改修・改装費用は住宅へのリノベーションとさほど変わらず、400~1,300万円が相場とされます。住宅よりも低めの相場となっているのは、倉庫であった頃のスケルトン状態の味わいや雰囲気を損なわないリノベーションを好んで改修された事例が多いためと考えられます。
ただし、大がかりな専用設備などを設ける場合は費用が上がります。たとえば、カフェ店内で焼き菓子を作るために業務用のオーブンを入れたり、工芸工房にするため窯を搬入したりする場合などです。専用設備にかかる費用はあらかじめ計上しておくことが大切です。費用を抑えるには、中古の設備を導入するのもよい方法でしょう。
4.倉庫リノベーションの諸費用
一般的な住宅を手に入れる際にも、書類や手続きの費用は思った以上に多くかかります。倉庫リノベーションの場合は、用地の転用にかかる諸費用がこれらに加わってきます。手続き費用は地目によって異なりますが、これらは専門家に依頼して代行してもらうケースが主体です。すべての費用を含めると10~20万円単位の諸費用がかかることをあらかじめ想定しておくとよいでしょう。
倉庫リノベーション事例と費用
【事例1】実家にあった倉庫を新居にリノベーション…約620万円
実家の敷地にあった木造2階建ての倉庫をリノベーションして、息子さんご家族3人の新居にした事例です。もともと2階には居室が2部屋設けられており、居住空間としても使えるようになっていたため、断熱・気密の追加工事はそれほど必要ありませんでした。
既存の倉庫はしっかり作られた木造建築で、梁や柱は一般の住宅と遜色ないほど立派なものでした。これらをうまく利用して、天井が高く吹き抜けのある開放的な住空間にリノベーションすることに。2階の一部は玄関を見下ろせるロフトとし、子供さんの遊び場として活用。リビングから庭につながるウッドデッキも設け、広い敷地を活用して伸び伸び暮らせる住居を実現しました。
【事例2】1階の倉庫部分を改修して、お客様を呼べるゆったりした家に…約780万円
1階は倉庫、2階は住居スペースという建物。1階も居住空間にしたいとのことで、一部をリノベーションしました。1階倉庫部分の天井がとても高かったことに注目し、中2階のようにロフトを設けて客間として使えるスペースを造作。空間は限られていましたが、全部で3つの階層を使えるようにして空間に広がりを出しています。
室内の基本的な造形をシンプルにまとめ、圧迫感が出ないよう照明を壁付けにするなど、狭小物件ならではの工夫も。狭くても、ご家族お気に入りのサーフボードを飾りながら収納したり、ミニバイクを置けるスペースを設けたりでき、趣味も楽しめるゆとりある家を実現できました。
おわりに
「趣味を楽しめる家にリノベーションしたい。でもそのためには、趣味にかける費用も削れないし…」こんなお悩みをお持ちの方なら、倉庫のリノベーションはうってつけの選択肢ではないでしょうか。開放的な空間を安価で手に入れ、趣味を存分に楽しむ…そんな暮らしが、倉庫リノベーションでかなうかもしれません。まずは気軽に見積をとってみてはいかがでしょうか?一括見積サービスで、初めは匿名からリノベーション相談を申し込んでみるのもよい方法です。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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