倉庫をおしゃれにリノベーションして、カフェ・店舗に大改造!
倉庫をリノベーションした、「倉庫カフェ」と呼ばれるおしゃれなスポットが各地で話題になりました。大手飲食店検索サイトなどでもたびたび取り上げられており、店舗経営の世界でも「倉庫リノベーション」という特色は新たなキャラクター性を生んでいます。いまや、倉庫を改修したカフェや店舗は、人気のお店の1ジャンルになったと言ってもよいでしょう。そこで今回は、倉庫からカフェや店舗へのリノベーションについてお話しましょう。そのメリットやリノベーション成功のポイント、事例などもご紹介します。倉庫のリノベーションをご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
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倉庫をカフェ・店舗にリノベーションするメリット
倉庫をカフェにリノベーションしてカフェや店舗にすることには、単に「おしゃれになる」「雰囲気が良くなる」というだけではなく、以下のようなメリットもあります。
1.もともと天井が高く、開放感がある
倉庫の天井は、住宅のようにわざわざ低く設けてあることがあまりありません。既存の状態でも開放感にすぐれているため、リノベーション時も手間をかけずに空間を広々と見せることができます。また、倉庫は本来荷物を保管するための建物ですから、既存の敷地そのものが広く取られており、増改築の必要なく大きなスペースを安価で手に入れられるという利点もあります。
2.ロフトのように、吹き抜けの2階席を設けやすい
前項でも述べた通り、倉庫の建物は基本的に天井が高く取られています。屋根裏スペースを設けず、見上げると屋根の裏側が直接見えるような構造となっている倉庫も多いため、ロフトのような吹き抜け状の2階を設けることも楽にできます。飲食店などへのリノベーションで、席数を多く取りたい時にも計画が立てやすくなるでしょう。
3.既存の状態がスケルトンに近いため工事が比較的容易
通常の住宅やビルをリノベーションする時には、内装などを全面解体してスケルトン状にする工事が必要となるケースも多くなります。しかし倉庫の場合は、既存の状態で壁や天井をわざわざ設けていないことも多く、そのような物件であればほぼスケルトンのような状態から改装工事を始められます。したがって、リノベーションにかかる費用や工期も少なく済みます。
倉庫リノベーションのポイント
次に、倉庫を店舗やカフェにリノベーションする時に押さえたいポイントをご紹介します。
1.断熱・気密・冷暖房への配慮はしっかりと
倉庫は資材や在庫品を保管する場所ですから、あえて気密性を持たせず風通しが良くなるように造られている建物も多くなります。しかしこれは逆に、人が季節を問わず心地よく過ごせる空間を作るためにはネガティブな要素となってしまうこともあります。特に、カフェなどの飲食店では長時間ゆったりとくつろげることも大切です。リノベーションの際には断熱工事をしっかり行い、気密性もプラスして冷暖房効率を高める改修を心がけるとよいでしょう。
2.必要に応じて用途変更を
倉庫を飲食店や物販店にリノベーションする際には、建築基準法上の「用途変更」が必要になります。リノベーションした後ではなく、事前に建築確認申請をしなければなりませんので、忘れずに済ませましょう。ただし、床面積が100平米未満の建物の場合は用途変更の必要はありません。手続きの手間や費用を抑えたい事情がある場合には、物件探しの時点で床面積が100平米未満の倉庫を探すという方法もあります。
倉庫リノベーション専門業者のアドバイスを得るのもおすすめ
「倉庫カフェ」のブーム以来、倉庫から店舗へのリノベーションが一般的となったため、今では倉庫リノベーションの専門業者や、倉庫改造を得意分野とするリノベーション業者が増えています。倉庫改造に絞ってリノベーションを考えているなら、そのような業者さんからアドバイスを得ながら計画から工事まで進めるのもおすすめの方法です。
倉庫からカフェ・店舗へのリノベーション事例
【事例1】倉庫リノベーションを一躍メジャージャンルに押し上げた神楽坂「la kagu」
東京メトロ東西線・神楽坂駅矢来口からすぐの場所にある「la kagu」。書籍・ファッション・雑貨・カフェという多様なジャンルをコラボレーションさせた、大型キュレーションストア(提案型店舗)です。大手出版社・新潮社の倉庫だった建物を大胆にリノベーションして作られ、2014年にオープンしました。
もとは書籍の倉庫だった特徴をできるだけ生かし、倉庫時代に使われていた棚や什器は展示スペースで再利用するなどの工夫をしています。誰もが知っている有名作家の著書をイメージしてセレクトされた雑貨やアパレルが並ぶなど、店内では「本好き」の心をくすぐるアイテムが目を引きます。
ワークショップなどが開催されるレクチャースペースで行われるイベントも、「本」をテーマにしたものが中心となっています。倉庫であった頃の面影をあえて積極的に残すことで、店内のどこを見ても「本」がイメージされる、テーマパークのような大型店舗を実現した好例です。
【事例2】楽器店の倉庫をリノベーションで一新!小粋なカフェレストランに
隅田川に面した、楽器店の倉庫だった建物を大型カフェレストランにリノベーションした例です。高い天井を活用したロフトスペースや、大きな窓がもたらす開放感は居心地抜群。ほどよくレトロな雰囲気で下町の味わいを感じさせることで、スタイリッシュながら親しみやすい空間を実現しています。
元倉庫ならではの広い空間を生かし、6つのフロアを設けるなど多彩なニーズに対応。2階にはカラオケが楽しめる貸切スペースもあり、最も大きなパーティルームは200名までの貸切に対応しています。イタリアンレストランとしてだけではなく、年間120件以上もの結婚式が開かれる浅草の人気スポットに生まれ変わりました。
おわりに
「倉庫カフェを開いてみたい」「空き倉庫をずっと管理し続けているけれど、いい使い道を模索中」…こんな方は、リノベーションを検討するのもおすすめです。自分1人だけではアイデア不足という方も、専門業者さんのアドバイスを得ながらプランを立てれば安心です。興味をお持ちの方は、まずは一括見積を利用してリノベーション相談と見積を申し込んでみませんか?匿名・無料で申し込めて、ご予算やお悩みに合った業者さんを必ず見つけられます。
「もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、最大12社のすまいの専門家から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、LIMIAの一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。」
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