初心者でも簡単！フラワーアレンジメントの基本の作り方｜5つのコツを伝授

フラワーアレンジメントとは？

フラワーアレンジメントとは、器の底に敷いた吸水フォームに花を挿していき、飾り付けることを意味します。生花の長さや組み合わせ、サイズを自由にデザインすることが可能。花瓶がなくてもすぐに飾れて、さまざまな花の色合いや飾り方を楽しめるのが特徴です。誕生日や記念日の贈り物としても人気があります。

生け花や花束との違い

フラワーアレンジメントと生け花はよく似ていますが、使用する道具が異なります。フラワーアレンジメントは花を挿すのに吸水フォームを使いますが、生け花では剣山を使用。また、フラワーアレンジメントでは装飾性が重要視されるのに対し、生け花では芸術性が重視される点も大きな違いです。

フラワーアレンジメントと並んで贈り物に人気なのが、切り花を束ねた花束。飾るために花瓶や花器が必要になる点が、フラワーアレンジメントと花束の違いです。プレゼントに喜ばれるのはもちろん、来訪者のおもてなしにも多く用いられます。

フラワーアレンジメントの基本の作り方

フラワーアレンジメントに必要なものは、ホームセンターや雑貨店、100円ショップでも手に入れることができます。手軽に道具を手に入れられるので、初心者でも始めやすいですね。ここでは、基本形であるラウンドアレンジの作り方を紹介します。

必要なものと下準備

ラウンドのフラワーアレンジメントに必要なのは下記の道具です。

●直径15cm×高さ5～10cm程度の丸い器
●花ばさみ
●吸水フォーム（オアシス）
●フローラルテープ
●ワイヤー


土台となる器と、長さをそろえるための花ばさみ、花を挿していく吸水フォームを用意しましょう。また、器と吸水フォームを固定するためのフローラルテープも必要です。また、お花が短すぎるときはワイヤリングで使用するワイヤーもあると便利でしょう。

基本の活け方

吸水フォームを水につけて器にセットしたら、アイビーや、細葉ルスカスなどのグリーンで吸水フォームのサイドに円を作っていきます。

次に、主役となるポイントフラワーを吸水フォームの中心に1本挿します。2本目と3本目は1本目よりも花首一つ分ずつ低くなるように挿していきます。その後、インパクトの強い花を2ヵ所に挿したら、残っているラインフラワーなどを挿していき、高低差や位置を調整していきましょう。

最後に、隙間をグリーンで埋めたら完成です。

フラワーアレンジメントの作り方のコツ

ここからは、フラワーアレンジメントのコツを紹介していきます。フラワーアレンジメント初心者の方でも、やり方のコツをつかめば簡単におしゃれなアレンジを楽しむことができますよ♪　作り方とコツを覚えて、アレンジの幅をどんどん広げていきましょう！　造花で作るときも、ここで紹介するコツが応用できますよ。

作り方のコツ1｜主役の花を決めよう

花を見ていると、どれもすてきで全部使いたくなってしまいますよね。しかし、すべての花を使ってフラワーアレンジメントを作ると、メリハリがなく取り留めのないデザインになってしまいます。

フラワーアレンジメントを作るときは、下記の4つの役割ごとに花を選ぶのがポイントです。

●主役の花
●脇役の花
●隙間を埋める花
●動きを出す花

主役の花は大きめのものを選ぶと、形が整いやすくなります。それぞれ、花の形や大きさが被らないものを選びましょう。

作り方のコツ2｜同系色でまとめよう

たくさんの色を使うとまとまりづらく、失敗の原因となってしまいます。フラワーアレンジメント初心者さんにおすすめなのが、同系色の花を使うこと。赤色なら濃い赤と薄い赤でグラデーションを作り、アレンジしていきましょう。慣れてきたら、少しずつ色味を増やしてアレンジを楽しむことができますよ。

作り方のコツ3｜完成イメージに合う器を選ぼう

器選びはフラワーアレンジメント全体のイメージを決める、大切なポイントです。たとえば「ナチュラルでインテリアにも合うアレンジにしたいから、素焼きか木製の器にしよう」というように、作りたいアレンジのイメージに合わせて、慎重に選んでくださいね。

作り方のコツ4｜最後にすき間をチェックしよう

アレンジメントが出来上がったら、最後に目線の高さまで持ち上げて、隙間が空いていないチェックしてみましょう。

大きな隙間や土台の吸水フォームが見えている部分があれば、花の位置を修正したり、隙間を埋める用の花を使って最終調整。このひと手間で、出来栄えが大きく変わりますよ。

作り方のコツ5｜迷ったら三角形に配置

花の配置にどうしても迷ってしまうときは、主役の花を三角形に配置してみましょう。花の高さを少しずつずらして、三角形になるように配置すれば、バランスのよいアレンジメントになりますよ♪　空いているところには、隙間埋め用の花や動きを出す花を入れていきましょう。

【フラワーベース別】お部屋に合わせて変えてみましょう！

フラワーアレンジメントをするときの作り方のコツで器の重要性を紹介しましたが、フラワーアレンジメントの仕上げたい印象によって器を変えるのがおすすめです。

そこで、フラワーベース別でどのような印象になるのかをご紹介していきます！

〔ガラス花器〕でスタイリッシュな印象に

ガラス花器といってもたくさんの色、素材、カラーがあります。

クリアなものならば洗練されたようなスタイリッシュな印象に。丸みのある形のものはやわらかいかわいらしい印象に。シックなカラーのものを選べば、上品な印象に。など、たくさんあります。

そのため、部屋の雰囲気と好みのものを探してみてください！

〔バスケット・かご〕でカジュアルスタイルに

バスケットやかごを使用する際は、中身に水を入れて洗うことが難しいので花瓶やペットボトルを中に入れて隠すのがおすすめです。

バスケットやかごを使用することで、ナチュラルでカジュアルな印象に仕上げてくれます。また、持ち手のついているバスケットに入れれば持ち運びもできるので、玄関などにも置きやすい形です。

〔ティーカップ〕で簡単おしゃれなフラワーアレンジメントに

100円ショップなどに売っているティーカップを使用すれば、簡単にフラワーアレンジをすることができます。

ホワイトのカップでお花を主役にするアレンジもいいですが、お花柄などの模様があるもので上品な印象にするのもおすすめです。

〔ワイヤー花器〕で女性らしい雰囲気に仕上げる！

ハート形やカボチャの馬車型など様々な形があるワイヤー花器。

ワイヤー花器に入れるだけで、上品で女性らしい印象に仕上げてくれるのでより華やかな印象に見せたい方におすすめです。

〔ボックス〕は手作りプレゼントにもおすすめ！

紙のボックスや木のボックスなどたくさんありますが、インテリアにもプレゼントを渡す際などにもおすすめです。

紙や木のボックスに吸水スポンジを入れる際は、ビニールやセロファンなどで吸水スポンジをくるむと水漏れしにくくなりますよ！

フラワーアレンジメントを長持ちさせるには？

せっかくフラワーアレンジメントをしたからには長持ちさせたいですよね。そこで長持ちさせるためにはしっかりケアをしてあげることが大切です。

【長持ちさせるためのポイント】
1. 水やりをこまめに行う
2. 吸水スポンジを乾かさないようにする。

水やりをこまめにすることも大切ですが、その際吸水スポンジが乾いていないかを確認してください。乾いてしまっている場合は、花からスポンジを抜いて移し替えるようにすると◎。

ギフトやインテリアにおすすめ！　おしゃれなフラワーアレンジメント

さまざまなデザインで目にも楽しいフラワーアレンジメントは、ギフトにもおすすめです。ここからは、贈って喜ばれるフラワーアレンジメントの種類を紹介。ギフトを送る目的や、相手の趣味も考慮しながらぴったりなフラワーアレンジメントを選びましょう♪　色味やサイズのイメージを伝えれば、おしゃれなフラワーアレンジメントをインターネット通販でも注文することができますよ。

気持ちを伝えるなら｜フラワーアレンジメントボックス

日々の感謝の気持ちを伝えたいなら、フラワーアレンジメントボックスをプレゼントしてはいかがでしょうか。箱を開けるときにはワクワクを感じ、開けた後には感動できるのがおすすめのポイントです。箱もおしゃれにデコレーションされていることが多いので、お部屋のインテリアとして楽しむこともできますよ。

気持ちを伝えるなら｜メッセージカード付きのアニマルアレンジ

メッセージカード付きで動物のバスケットをベースに作られたフラワーアレンジメント。

アレンジの色系も動物も自分の好みで選ぶことができるので、お部屋のイメージやプレゼントしたい相手のイメージに合わせて作ることできます。

インテリアにおすすめ｜フラワーアレンジメントのリース

部屋のアクセントになるフラワーアレンジメントのリースは、インテリア好きな方へのプレゼントにおすすめです。紫陽花やひまわりなどの季節の花を使ったリースや、クリスマスなどのイベントに合わせたデザインのリースも喜ばれますよ♪

サプライズやお祝いに｜フラワーアレンジメントのブーケ

お祝い事のプレゼントにおすすめなのが、フラワーアレンジメントのブーケ。お店の開店祝いや入学祝いなどの贈り物として人気があります。スタンドブーケなら、花瓶を用意しなくても飾ることができますよ。プレゼントや手紙に小さいサイズのブーケを添えて渡しても喜ばれそうですね♪

サプライズやお祝いに｜虹色のフラワーアレンジメント

7色のレインボーカラーとマリンブルーが目を惹くフラワーアレンジメント。

レースのリボンやメッセージタグが付いているので、誕生日のサプライズやお祝いなどの特別な日におすすめです！お花の種類は季節によって変更になる場合があるので注意が必要です。

プリザーブドフラワーもおすすめ！

おしゃれなフラワーアレンジメントが欲しいけど、長持ちするものがいいという方にはプリザーブドフラワーがおすすめ。

プリザーブドフラワーとは、生け花に特殊加工を施したもの。質感や見た目は本物の花そのものなのに、長期的な保存ができるのがポイントです。

しかし、高温多湿に弱いので直射日光が当たらない場所でクリアケースなどに入れておくのが◎。

フラワーアレンジメントの資格の種類

日本で国家資格として認定されている、フラワー装飾技能士も認知度の高い資格です。どちらも受験には実務経験が必要で、受験階級によって必要な実務経験年数が異なります。本格的に資格取得に取り組みたいと考えている方は、事前にしっかりと下調べをしてみてくださいね。

フラワーアレンジメントに役立つ資格

フラワーアレンジメントの自信をつけたい方は、色に関する資格の勉強をして知識をつけるのもおすすめです。色に関する知識は、花の組み合わせを考えるときや器の選定にとても役立ちますよ。

色に関する資格として代表的なのが、色彩検定とカラーコーディネーター検定。

メイクや服のコーディネートにも活かせる資格なので、興味のある方はぜひトライしてみてくださいね。

フラワーアレンジメントで至福のひと時を過ごそう

趣味として作って楽しむことができ、贈り物としても喜ばれるフラワーアレンジメント。お気に入りの花を見つけたら、アレンジメントを手作りしてみたり、プレゼント用にアレンジを考えてみてはいかがでしょうか。花の色合いや形を活かした美しい飾りつけは、見る人の心を癒してくれますよ。

※画像は全てイメージです。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。
※刃物を取り扱う際には、使用方法、置き場所などに注意をし、慎重に作業を行ってください。また、お子さまがいらっしゃる場合には近くで作業をしないようにするなど、特にご注意ください。
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果（2020年2月）に基づいたものです。