トイレの手洗い器の選び方や設置について。スペースがなくても大丈夫

トイレの手洗い器の必要性とは

「トイレ内に手洗い器は、本当に必要なの？」と迷ったら、手洗い器にはどのような役割があるのか考えてみましょう。自然に必要性が見えてきますよ♪

タンクレス型は特に欠かせない手洗い器

かつては、タンクの上に手洗い器が付いたトイレが主流でした。しかし、現在では約1/4の家庭で、タンクレスのトイレが選ばれていますよ……！

タンクレスのトイレは、トイレのスペースが広くなることや掃除がしやすいなどのメリットがあります。一方で、手洗い器が付属していないため、別に設置する必要が出てきますよね。

近年は、手洗い場をトイレのインテリアとしてとらえて、個性あふれる空間をつくっている人も増えていますよ♪

近くに洗面所がない場合もあると便利

トイレを使ったら、すぐに手を洗いませんか？　便利さだけでなく、衛生面からもトイレと手洗い場が近いのが理想的ですよね……♡

2階建ての家では1階と2階の両方にトイレが設置されていることが珍しくありません。2階のトイレに手洗い場が設置されておらず、近くに洗面所もない場合は、1階まで降りて手を洗う必要性が出てくるでしょう。

トイレは、毎日何度も使用するものです。やはり、トイレ内に手洗い場があると便利ですよね！

来客者へのおもてなしになる

家族だけしかトイレを使用しないのであれば「トイレ内に手洗い場がなくても近くの洗面所で用が足りる」と感じている人は多いかもしれません。

しかし、誰かの家に招かれた際に、トイレ内に手洗い場がなかったらどのように感じるか考えてみましょう！

「ハンドソープを使ってもよいか」「掛かっているタオルで拭いてもよいか」など気になる点は多々あります……。他人の家の洗面所を使う際には、ちょっと気を使ってしまったり不便に感じたりするのではないでしょうか？

あなたの家を訪れた人も同じような感情を抱く可能性が高いでしょう。「来客をおもてなしする」という面からも、トイレに手洗い場がついているとぐっと印象がよくなりますよ♪

トイレの手洗い器は後付けできる？

今あるトイレに手洗い器を設置したい場合、気になるのは「手洗い器は後付け可能なのか」ですよね。できるとしたら、どのくらいの費用がかかるのかも知っておきたいところです……◎

据置き、埋め込みの手洗い器がある

一般的なトイレは、ドアは外開きになっているものの、中のスペースは限られています……。近年ではさまざまなスタイルや大きさの手洗い器が販売されているため、ほとんどの場合、手洗い器の後付けが可能ですよ♡

壁やカウンターへ手洗い器を埋め込む「埋め込みタイプ」は、コンパクトなサイズのものが多いですね。一部が一体化しているため、狭いトイレでも対応できるのがメリットでしょう。トイレ内のスペースを広く保てるため、すっきりとした印象になりますよ♪

キャビネットやカウンター付きの「据置きタイプ」は、手洗い器の下を収納スペースとして使用できます。デザイン性に優れたものが豊富で、手洗い器とカウンターの素材の質感を変えればインテリアとしても楽しめるでしょう。

設置にかかる費用

手洗い器の設置にかかる費用は、手洗い器の種類や工法などによって異なります。

一般的には、壁付けタイプで「約10万円～」、据置きタイプで「約12万円～」が相場ですね。壁への埋め込み型は「約18万円～」、収納量の多いキャビネット付きの場合などは「25万円以上」かかることもあるでしょう……！

業者の中には、無料で見積もりを出してくれたり、相談にのってくれたりするところも多くあります。

予算内におさえつつ満足いく仕上がりにしたい人は、事前にしっかり相談することが大切ですよ♡

手洗い器のデザインはどう選ぶ？

手洗い器のデザインは多種多様で、どんなものを選べばよいのか悩む人も多いでしょう♪　デザインを選ぶうえでのポイントを紹介します。

手洗いカウンターなど種類はさまざま

狭い空間でも活躍する手洗い器には、主に3種類あります。

「カウンター置き型」は、カウンターを設置した上に手洗い器を置くスタイルです。カウンターを別途設置する必要がありますが、手洗い器の周りに観葉植物やインテリア小物などを飾れますよ◎

「壁付け型」は、壁に金具で手洗い器を設置するスタイルです。カウンターがないぶん、すっきりとした印象になります♪　小物などを置く場所がないため、インテリア性は低い印象になってしまうこともあるでしょう。

「キャビネット型」は、手洗い器の下が収納スペースになっているスタイルです。トイレの備品などを置けるうえに、配管まですっきり隠せますよ！

それなりのスペースが必要なためトイレ内の空間が狭くなり、スタイリッシュさに欠けてしまうこともあります。

狭いトイレは半月型のボウルでコンパクトに

場所を取らないおしゃれな手洗い器として人気なのが「半月型」タイプです。

半月型にすることで、奥行きが「約20cm以下」とコンパクトになります……！　トイレの狭さを感じさせないデザインが魅力ですね。

手洗い器は、一般的に丸型や長方形型が主流です。半月型にするだけで、独創的でグッとおしゃれ感が増しますよ♡

「インテリアのイメージに合う色」の半月型ボウルを置くだけで、センスの光るトイレを演出できるのも嬉しいポイントです。

スペースをとらない、おしゃれな手洗い器

手洗い器の中でも、コンパクトさにこだわったおしゃれな手洗い器を紹介します。

埋め込みですっきり〔Panasonic〕《アラウーノ手洗い》

〔Panasonic（パナソニック）〕の《アラウーノ手洗い》は、すっきりコンパクトな埋め込み型手洗い器です。

手がすっぽりおさまる深めのボウルで、水ハネしにくいですね。手の出し入れがスムーズにできるように、フチは手前に向かって斜めに下がっていますよ◎

使用されている「有機ガラス系」の素材は、強度が必要とされる航空機の窓などにも使われています。傷に強く、ひび割れなども起こりにくいでしょう。

水をはじく素材のため、黒ずみの原因になる水垢も付きにくいですよ♪

カラバリ豊富〔LIXIL〕《コーナー手洗キャビネット》

〔LIXIL（リクシル）〕の《コーナー手洗キャビネット》は、限られたスペースを有効活用できる「コーナー設置」タイプのキャビネット付き手洗い器です。

手洗い器、扉ともに「各10色」とカラーバリエーションが豊富ですね……！　インテリア性に優れている点も魅力ではないでしょうか？

奥行きのあるキャビネットや、3段の可動棚が付いたミラーキャビネットは収納力が抜群です。トイレットペーパーや掃除道具などもしっかり収まりますよ♡

排水口の金具であるフランジは、汚れが溜まりやすい場所ですよね。《コーナー手洗キャビネット》はフランジレスなうえに水垢が付きにくい「アクアセラミック」仕様です！

簡単な掃除だけで新品同様の白さをキープできるでしょう。

機能性に優れた手洗い器

ちまたで「使いやすい♪」と評判の、機能性の高い手洗い器を紹介します。

除菌する自動水栓〔TOTO〕《アクアオート》

〔TOTO（トートー）〕の《アクアオート》は自動水栓の手洗い器です。手を近づけると水が出て、遠ざけると止まるセンサー付きですよ◎

濡れた手で蛇口を触る必要がないため、水回りが汚れにくく水の止め忘れの心配もないのが魅力ですね。

使うたびに手洗い器が除菌されるため、排水口の気になる雑菌や汚れの繁殖が気になりません。日ごろの掃除がラクになるだけでなく、手洗い場を清潔な状態に保てるでしょう♡

水垢掃除もラクラク〔INAX〕《キャパシア》

〔LIXIL〕が展開する衛生陶器ブランド〔INAX（イナックス）〕の《キャパシア》は、奥行きと収納力を理想に近い形に組み合わせられるキャビネットが付いた手洗い器です。

光沢が美しい人工大理石のカウンターや鏡面塗装の扉などハイグレード仕様との組み合わせも可能ですよ……♡

「水回りの掃除は大変」と感じている人は多いですが《キャパシア》なら細かい部分までしっかり配慮されています！

手洗い器部分には、汚れが溜まりにくいフランジレスな排水口や付着汚れもキレイに落とせるアクアセラミック仕様です。

手洗い器の色は2色、カウンターと扉は各6色の中から選べますよ♪　自宅のインテリアのイメージに合うものが見つかりやすいですね。

使い方をしっかりイメージして選ぼう

トイレの手洗い器が後付けできることを知らずに「洗い場がほしいけれど仕方ない……」と諦めていた人もいるのではないでしょうか？

今ではさまざまなスタイルの手洗い器が販売されています。「どんなイメージにしたいのか」を意識して、選ぶことが大切ですよ。

毎日使うトイレだからこそ、思い通りの心地よい空間にしましょう！