日本家屋のリノベーション!伝統ある住居に快適に住むためのポイントと注意点
今回は、日本家屋のリノベーションについてご紹介します。現在、昔ながらの日本家屋を丁寧にリノベーションして、末長く大切に暮らそうと考える人が増えています。その家は愛着のある実家であったり、日本の家に憧れて海外からやってきた人が、探してやっと見つけた理想の住宅であったりもするでしょう。日本家屋をリノベーションして住んでみたいという方は、ぜひご覧ください!
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 35281
- 6
- 0
-
いいね
-
クリップ
日本家屋リノベーションのポイント
伝統的な日本家屋の中には、建築から長い年月の建っている家も多くあるでしょう。リノベーションには最適ですが、趣があって懐かしい味わいや、独特の素材がもたらす気持ちよさをリノベーションで失いたくないと考える人もいるはずです。
日本家屋ならではの古きよき味わいはなくさず、設備や性能を現代の規格にアップさせるリノベーションのポイントを、以下にご紹介します。
1.畳の部屋は完全になくさず、1室は残したい
メンテナンス性や耐久性は現代のフローリングに分がありますが、畳にも調湿性や防音性など、他の床材にはないメリットがあります。リノベーションする際も、家の中の1室以上には畳敷きの空間を残しておくとよいでしょう。モダンな琉球畳や、掃除がしやすく床暖房にも対応する和紙畳などに張り替えて、室内全体を現代的でおしゃれな「モダン和室」に改修する方法もおすすめです。
日本家屋の趣を直接触れることで堪能できる数少ない箇所のひとつが畳です。新築の洋風住宅にもあえて畳スペースを設ける家が増えている中、せっかく和の雰囲気で満たされた住宅であれば、畳を完全になくすのはもったいないと言えるでしょう。
2.土間があれば、生かして楽しい空間を作る
日本家屋の大きな特徴としては、「土間」があることも挙げられます。なかでも、玄関の内側が土間になっている家が多くなりますから、リノベーションしても土間はなくさず、玄関から土間につながる広い空間を設けるとよいでしょう。開放的なだけではなく、一部を子供さんの自転車や外遊び用品を置く収納空間として使うなどの方法も選択でき、意外に利便性も高くなります。
日本家屋リノベーション時の注意点
日本家屋のリノベーションには注意点もいくつかあります。以下に、それらをご紹介します。
1.リノベーション費用は高め
古い日本家屋のリノベーションでは、既存の建材を再利用することもあるものの、基本的には廃材が多く出てしまうケースが多くなります。したがって、リノベーションにかかる費用も基本的には安く済まないと考えましょう。新築住宅の購入予算程度か、もしくはそれ以上の費用がかかる場合もあります。
2.定期的なメンテナンスが必要な箇所が多い
日本家屋には、塗り壁材・木材・わら・紙など天然素材が多く使われています。いずれも、しっかり家を手入れすること=丁寧に暮らすことと考えられて古くから使われてきた素材です。ゆえに、現代のメンテナンス性が考慮された素材に比べれば日頃の手間はかかります。怠らずにメンテナンスを心がけることで「丁寧な暮らし」の実現にもつながると考えましょう。
3.耐震・断熱性能はリノベーション後も現代レベルに一歩譲る可能性がある
築年数の経過した日本家屋の場合、リノベーションに伴って基礎部分などから耐震補強を行うことが多くなります。また、日本の伝統家屋には冬は寒いという特徴があるため、床や壁などに断熱改修を行うケースも多くなります。しかし、改修を行うことで耐震・断熱性能は改善こそされますが、それでも現代の一般住宅の水準には満たない可能性もあります。
日本家屋のリノベーション事例
それでは、日本家屋を実際にリノベーションした成功事例をみていきましょう。
【事例】昭和中期の日本家屋のよさを損なわない、モダンなリノベーション
昭和中期に建てられたお屋敷のような日本家屋を、現代の暮らしに合わせてリノベーションしました。外観や玄関の引き戸など、和の味わいを感じさせる部分は洋風に変えてしまわず、現代の素材を使った性能アップにとどめました。
大きく変えたのは主に室内で、LDK部分は手入れをしやすいフローリングの洋室に。対面式キッチンや広々したダイニングスペースも設け、設備もすべて最新のものとしています。しかし、そこからつながる大きな和室は、旧来の雰囲気を極力損なわないよう、すべて「和」にこだわって室内をリノベーション。味わい深い床の間や障子はなくさず、手入れの楽な現代の素材に替えました。昔のお屋敷のような丸窓や、庭園につながる縁側などがアクセントとなり、琉球畳と相まって和モダンなイメージにまとまっています。
おわりに
いかがでしたか?今では和の空間のよさが見直され、落ち着ける畳の部屋や広々として使い勝手のよい土間など、日本家屋ならではの利点を生かしながらのリノベーションも増えています。「気に入っているわが家も古くなってきたし、そろそろリノベーションかな」と思ったら、まずは気軽にご相談から始めてみませんか?一括見積を利用すれば、選りすぐられた優良業者さんの中から、要望やお悩みに合ったリノベーション業者さんを見つけられます。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
- 35281
- 6
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
外人住宅のリノベーション!気になるポイントと注意点とは?LIMIA 住まい部
-
600万円でできるリフォーム!どんな方法がおすすめ?LIMIA 住まい部
-
400万円の予算ではどんなリフォームができる?LIMIA 住まい部
-
押入れの扉や襖をリフォームして印象をおしゃれに変えよう!LIMIA 住まい部
-
800万円で行うリフォーム。予算を決めてもここまで変わるLIMIA 住まい部
-
玄関のたたきを綺麗にリフォーム!手法のバリエーションや注意点は?LIMIA 住まい部
-
200万円の予算でリフォームしたい!実行できるLIMIA 住まい部
-
町家のリノベーションにかかる費用まとめ!古都・京都で趣のある生活をしようLIMIA 住まい部
-
ボロ家は自分で修繕できる?セルフリノベーションで古い家を快適な空間にLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
築80年住宅のリフォームにかかる費用・相場はどれくらい?事例もご紹介LIMIA 住まい部
-
【超簡単】和室の砂壁リフォーム!壁を美しく塗りかえよう〜実例もご紹介〜LIMIA 住まい部
-
予算1,500万円で、家はどこまでリフォームできるかLIMIA 住まい部
-
ビルを住宅にリフォームして住むことはできる?LIMIA 住まい部