
中古住宅のリノベーション。行う前に確認したいポイント・注意点!
今回は、中古住宅のリノベーションに際してのポイントと注意点についてご紹介しましょう。近年の空家の増加などを背景として、中古住宅のリノベーションは今後もさらに増えると予想されています。中古住宅を購入してリノベーションする方も増えていると思いますが、ご検討中の方は、プランを立てる上でぜひご参考にしてください!
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中古住宅リノベーションのポイント
中古住宅のリノベーションを考える際には、購入する時とリノベーション工事を行う時にそれぞれ押さえておくポイントがあります。それらについて、以下にご紹介しましょう。
中古住宅購入時のポイント
1.その住宅で生活するうえでのライフラインに関わる箇所は必ず確認しておく
内見時には、居住するにあたっての生活基盤に関わる箇所の状態を確かめておきましょう。具体的には「電気」「水道」「給湯」「空調」の4つのライフラインに関する場所を、可能であれば実際に使ってみて良好な状態が保たれているか確認することが大切です。
・水を流してみて、着色や濁りがなくスムーズに水が出るか
・電気の容量や配線、コンセントやスイッチの数が生活に適しているか
・給湯温度に問題がないか
・必要に応じた換気が問題なくできるか
これらをあらかじめ確かめておき、もし改修が必要な場合はそれにかかる費用がご予算内に見合ったものであるかどうかも、その時点で判断しておくとよいでしょう。
2.リフォームなどを過去に実施している場合、改修の履歴を確認させてもらう
過去にリフォームを行っている住宅の場合、不動産業者や売り主がリフォームの記録を持っていれば必ず確認しておきましょう。具体的な改修内容を見ておくこととともに、マンションなど集合住宅であれば同時に修繕積立金に関する状況なども確かめておき、購入検討時の参考にしましょう。
リノベーション工事のポイント
1.改修工事で「できる・できない」ポイントを確かめておく
どんな住宅でも、施主さんの思った通りにリノベーションができるということはありません。計画する段階で「リノベーションで実現したいこと」を具体的にしておき、その家で目的に見合った改修が可能かどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
・吹き抜けを作ることができるか
・屋根裏部屋、ロフト、地下室などは造作できるか
・階段の架け替えは可能か
・キッチンを対面式・アイランド式などへ替えられるか
・オール電化を実現できるかどうか
・増改築の可否
上記でご紹介した点が、リノベーションのプランニング時に多く検討される代表的な要望事項になります。これらを実現できるかどうかに加え、出来る場合でも予算内での改修が可能かについても必ず確かめておきましょう。
2.中古住宅購入・リノベーションで受けられる補助金などの助成制度は必ずチェック!
新築に比べて、中古住宅の購入やリノベーションでは助成制度やローン金利の優遇などはあまりないものと思いがちです。しかし、購入状況や改修の内容によっては、中古住宅であってもエコリフォームの実施による税制面での優遇や、住宅ローン減税が受けられる場合があります。
中古住宅の購入・リノベーションを検討する場合は、施工業者さんやお住まいの自治体などに相談し、受けることが可能な助成制度を事前に確認しておきましょう。中古住宅購入やリノベーションを、思ったよりもお得に実現できるかもしれません。
中古住宅のリノベーションの注意点
中古住宅の購入・リノベーションで特に気をつけておきたい点についてご紹介します。
1.目視でわからない耐震性や、住宅内部の傷みには特に注意
内見時の目視判断や、売り主さん・不動産業者さんのアドバイスを参考にするだけでは、住宅の本当の状態は確認できないことがあります。特に中古住宅の場合は耐震性や、屋根裏や床下など目に見えない箇所の傷みが気になる方も多いでしょう。
念のため「住宅診断」などを導入して事前に住宅の状態を詳しく確かめておくことがおすすめです。少々の診断費はかかりますが、後で気づいて慌ててしまうよりはリスクを回避できます。
2.住宅の建築方式により、間取り変更に制約が出ることがある
一般的に「木造住宅は間取り変更など大規模リノベーションがしやすい」などの情報がよく知られていますが、住宅によっては木造でも間取り変更が難しい物件もあります。柱で住宅の構造を支えている「在来工法」なら壁の解体を伴う改修も容易ですが、壁で構造を支える「2×4工法」の木造住宅では、壁の解体に大きな制約があることも。
また、「鉄筋コンクリート造の住宅は間仕切り壁を壊せない」とも言われがちですが、間仕切り壁に関してはコンクリート製ではないこともあるため、その場合は間取り変更の自由度が比較的高くなることもあります。
3.改修工事の際には、近隣への配慮を忘れずに
新しい家で暮らすにあたっては、新しいご近所さんとのお付き合いも肝心です。リノベーション工事での騒音や人の出入りなどで近隣の住民に迷惑がかかり、入居した先からトラブルに発展してしまっては元も子もありません。
入居前ではありますが、リノベーション工事を始める際にはその日程や工期・ある程度の騒音が出ること・家に多くの人が訪れることなどの事実を近隣の住民の方に詳しく伝え、あらかじめ了承を得たうえでの着工が望ましいでしょう。
おわりに
中古住宅を購入してリノベーションすることで、希望の条件どおりの住宅を新築よりもお得に手に入れられる可能性が高まりますが、今回ご紹介したポイントや注意点をあらかじめ押さえておくことで、よりスムーズに好条件でのリノベーションが実現できるかもしれません。興味を持たれたなら、まずはリノベーション業者さんへ相談してみませんか?一括見積を利用すれば、無料・匿名で多くの業者さんへリノベーション相談の申し込みと見積請求を一度に行えます。
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