洗濯ロープはどう使えばよいの?基本から便利に使うポイントまで紹介

洗濯物を干すときに「場所が足りない」「ハンガーがずれてしまう」と頭を抱える人も多いでしょう。そんな悩みに役立つアイテムが、洗濯ロープです。基本の使い方をチェックして、洗濯時の不便を解消しましょう。知っておくと便利なポイントも紹介します。

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そもそも洗濯ロープとは?

洗濯物を干すのに、物干し竿を使用している人が多いのではないでしょうか。そのため、洗濯ロープのことをあまり知らないという人も少なくありません。

まずは、洗濯ロープとはどのようなアイテムを指すのか確認していきましょう。

文字通り洗濯物を干すロープ

洗濯ロープとは、その名の通り「洗濯物を干すためのロープ」のことをいいます。一般的に使われている物干し竿よりもリーズナブルで、気軽に買い替えられるのが特徴です。

特に、引っ越しが多い人や、洗濯物を干すスペースが限られる一人暮らしの人におすすめといえるでしょう。物干し竿の代わりとしても、その役割を十分に果たしますよ。

100均でも販売されているので、手に入れやすいのもポイントです。また、物干し竿は粗大ゴミとして廃棄しなくてはなりませんが、洗濯ロープは軽くて小さくまとめられるので、家庭ゴミとして捨てられるのもうれしいですね。

張り方は簡単

洗濯ロープの張り方はとても簡単です。ロープの両端に付いているフックを、好きな場所に引っかければすぐに使用できます。

引っかけることが難しい場合も、ロープの両端を結んだり、巻き付けたりすればOKです。物干し竿のデメリットは、重い上に設置場所が限られてしまうところにあるでしょう。

しかし、洗濯ロープは結べる場所さえあれば、室内、屋外と場所を問わずに設置できますね。軽量なので、女性でも簡単に持ち上げられ取り付けもラクラクです。

使わないときの収納も便利

洗濯ロープはとても軽く、持ち運びしやすいのが特徴です。風や雨の強い日は、ロープが飛ばされてしまわないか心配になりますね。そんなときにも、洗濯ロープならサッと取り外して片付けられます。

毎日は使わないけれど、洗濯物が多いときだけ出したいという使い方も可能です。もともとはロープなので、取り外した後もコンパクトにまとめられます。

収納も簡単でスペースを取らないため、家の中に片付けてもジャマになりませんね。

洗濯ロープの使い方

洗濯ロープにはどのような使い方があるのでしょうか? 便利に使うための具体的な方法をチェックしていきましょう!

外干しで使って洗濯物干し場を増量

よく晴れた日には、洗濯物を外に干してすっきりと乾かしたいですよね。「洗濯物がたくさんあって、物干し竿にかけるスペースが足りない……」そんなときこそ、洗濯ロープの出番です。

ロープを張って、洗濯物干し場を手軽に増やしましょう。洗濯ロープには、「ひも状タイプ」と「はしごタイプ」の2種類があります。

「ひも状タイプ」は、いわゆる一般的なロープの形状です。ピンとしっかり張りやすい特徴があり、衣類の袖に通して干すのにピッタリですよ。

もう一つの「はしごタイプ」は、等間隔の穴が空いたロープです。網状になっている穴にハンガーを一つずつ通せば、ハンガーの移動を防げます。衣類が寄ることなく、風通しのよさをキープしたまま干せますよ。

雨の日の室内干しにも便利

洗濯ロープは雨の日の室内干しにも活用できますよ。部屋にロープを渡して使いましょう。ドアノブや柱に結び付ければOKです。このときにあまり強く引っ張らないのがポイントです。

フックが付いているタイプなら、カーテンレールにも取り付けられます。洗濯物が多い場合は、壁面を有効活用しましょう。洗濯物は水分を含んで重くなるので、壁面にフック受けを取り付け、ロープを渡すのが一般的です。

気になる耐荷重も、取り付けに釘を使うことで解決できますよ。洗濯ロープをフックに引っかけるだけなので、使いたいときにもスムーズです。

賃貸の場合には、くぎ穴に修繕費がかかる場合があるので注意しましょう。

番外編 旅行先のホテルでも活躍

長期の出張や家族旅行などでは、荷物が多くなりがちです。洗濯ロープを持参すれば、旅行先でも衣類を洗濯できるので荷物を減らせます。

ついお風呂場に干したくなりますが、使用後のお風呂場は湿度が高いのでおすすめできません。ベッドルームに干すと乾燥対策になりますよ!

家具やカーテンレールなど、洗濯ロープを渡せそうな場所を探して固定しましょう。ハンガーや洗濯バサミを使って洗濯物を干せば終了です。

早く乾かしたい場合は、干す場所も工夫する必要があります。中でもおすすめの場所がエアコンから出る風の通り道です。室内にある乾燥機のスイッチを入れたり、窓を開けて換気をしたりするとさらに効果的でしょう。

洗濯ロープの固定方法

洗濯ロープを固定するには、いくつか方法があります。マスターしておけば、いろいろな場所に設置できるようになり便利ですね。洗濯ロープの固定方法を紹介します。

ほどけにくい もやい結び

「もやい結び」という結び方を知っていますか? キャンプや船、災害救助の場でも活用されるロープワークの一つで、簡単なのにほどけにくい特徴があります。

「もやい結び」のメリットは、作った輪の大きさが変化しないことです。洗濯ロープをピンと張って「もやい結び」をすれば、重い洗濯物をかけても大きくたるむことはありません。

まず、最初に結び付けたい場所にグルっと洗濯ロープをまわします。まわしたロープの右側が長くなるようにし、ロープをひねって小さな輪を作りましょう。そのときに、手前に伸びるロープを輪の下側にするのがポイントです。

反対のロープの先端を輪っかに入れましょう。奥から手前に侵入させ引き出します。そのまま手前に伸びたロープの下側を通り、上方向から輪に再び侵入しましょう。そのまま地面側へ引き出し、両側にあるロープ2本と一緒に片手に持ちます。

反対側の手で手前に伸びたロープを1本持ち、それぞれ反対側に引っ張って絞れば完成です!

フックを効果的に使って

洗濯ロープの両端にS字型のフックが付いている物を選べば、結び付けなくても設置が簡単です。設置したい場所に巻くようにロープを通し、手前でフックを引っかけるようにすれば、いろいろな場所に取り付けられます。

簡単なのにしっかりと固定できるのがうれしいポイントです。「はしごタイプ」の洗濯ロープなら、好みの長さの所までロープを引っ張り、ちょうどよい所にある穴にフックをかけましょう。手軽に長さの調整ができて便利ですよ。

おすすめしたい洗濯ロープは?

洗濯物干し場を簡単に増やせる洗濯ロープですが、たくさんの種類のタイプが販売されています。どのような物を選ぶとよいのでしょうか?

おすすめの洗濯ロープを紹介していきます。

使いやすいニトリの洗濯ロープ

機能的な商品をお手頃価格で購入できる〔ニトリ〕ですが、洗濯ロープも取り扱っています。《穴開き洗濯ロープ》はハンガーがずれない「はしごタイプ」です。

長さは5mありますが、ロープの穴とフックを使えば好きな長さに調整できます。また、必要な長さに切ってしまうのも手です。余った部分は100均のS字フックと組み合わせて小物かけとして活用できますよ。

使いたい場所のスペースに合わせられて便利ですね。色はブルーでとてもさわやかな印象です。

旅行時も便利なちょい干し君

旅行で重宝するのが、〔Forall〕の《ちょい干し君》です。長さは少し短めの2mで、洗濯バサミが12個付いているのが特徴でしょう。

洗濯バサミの間にあるすべり止めクリップで、洗濯物の間隔が調整可能です。斜めに張っても、このすべり止めクリップのおかげで洗濯物が移動せず、適度な隙間をキープしてくれます。

ただし、重い物をかけてしまうとロープが大きくたるむので注意が必要です。地面から1m以上離れた場所に設置すれば、洗濯物が地面に着いてしまうこともないでしょう。

フォーラル(Forall) 洗濯ロープ ブルー ロープ:約直径4.5mm×長さ2m ピンチ:約18mm×55mm ちょい干し君 ピンチ付き
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初めては100均の物干しロープでも

使い心地を試してみたいという場合は、100均を利用しましょう。100均の物干しロープも、一般の物に負けず劣らず高機能です。

ほかのメーカーと同じように、フック付きの「はしごタイプ」もあります。等間隔にハンガーをかけて洗濯物を干せますよ。長さも5mと十分なので、好きな場所で利用可能です。

100均なら、使い古しても気軽に買い替えられるのがうれしいですね。

洗濯ロープで新しい洗濯干し場をゲット

洗濯ロープは、手軽に洗濯物干し場を増やせる便利なアイテムです。とても軽く、持ち運びもラクラクです。使わないときはコンパクトにしまえて場所を取りません。

家庭ゴミとして処分できるのも魅力ですね。「ひも状タイプ」と「はしごタイプ」があるので、好みに合わせて選びましょう。旅行先で使うのに便利な洗濯バサミが付いたタイプもありますよ。

洗濯ロープを上手に使って、快適な洗濯タイムを手に入れましょう!

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