ファーは自宅で洗濯できる?注意したいお手入れ方法を紹介

ファーの洋服や装飾品は、ふわふわしていて、かわいいですよね。「ファーは洗濯を自宅でできるのか」と疑問に思う人も多いでしょう。リアルファーとエコファーでは扱い方が違うのでしょうか。それぞれのメリット、デメリットや洗濯方法について紹介します。

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リアルファーのメリット、デメリット

「リアルファー」は、動物の毛を使って加工されたファーです。どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

普段は簡単なお手入れでOK

リアルファーは動物本来の毛がもっている艶があるので、ゴージャスな雰囲気を演出できます。機能面でも耐水性があり、保温性もあるので、寒さから体を守ってくれるメリットがあります。

一方で、紫外線や熱に弱く劣化しやすいという特徴があります。臭いが移りやすいというデメリットもありますので、使ったあとはきちんとケアしておくことが大切です。

ケアといっても、使ったあとに陰干しをして乾燥させ、柔らかいブラシでほこりや汚れを落としておくだけで大丈夫です。

また、使わない時は清潔に乾燥した状態で保管しておかないと、カビが生えたり、虫が付いてしまったりする可能性があるので気を付けましょう。

水洗いはNG

リアルファーは基本的に家で洗濯することができないので、手入れをしたいときはクリーニング業者に依頼する必要があります。

一般的なドライクリーニングなどとは違い、「パウダークリーニング」と呼ばれる特殊なクリーニング方法を使います。通常よりも仕上がりまでの日にちがかかり、クリーニング料金も高価です。

くれぐれも、自宅で水洗いをすることがないように注意しましょう。

エコファーのメリット、デメリット

「エコファー」にはどのようなメリット、デメリットがあり、リアルファーとはどのような点が異なるのでしょうか。

耐久性がある

動物の毛を使っていないファーは、「フェイクファー」と呼ばれていました。しかし、最近では地球環境によいという意味で、「エコファー」とポジテイブな呼び方に変わってきています。

そんなエコファーのメリットは、動物の毛を使ったリアルファーに比べて耐久性に優れ、手入れやがしやすいという点です。

変色もしにくいので、きちんと手入れをすれば、長く使うことができます。また、デザイン的にも動物の毛のカラーや柄にとらわれることなく、自由な発想のカラーや柄のデザインが多いです。

しかし、エコファーには湿気や熱に弱いというデメリットがありますので、取り扱いには注意しましょう。

衣類の寿命が短くなることも

取り外しのできるエコファーは自宅での洗濯が可能ですが、取り外せない場合は洗濯ができません。

例えば、シャツやセーター、スウェットなどに直接エコファーが付いている場合、それぞれの素材に合った洗濯ができません。そのため、その服の寿命も短くなってしまいます。

個性的なデザインの服を購入する際は、少し冷静になって、洗濯の方法まで考えてから購入すると安心ですね!

エコファーを自宅で洗濯する方法

いくつかのポイントを押さえれば、エコファーを自宅で洗濯することも可能です。エコファーの洗濯の仕方を紹介します。

おしゃれ着用洗剤やシャンプーで手洗いする

エコファーを家庭の洗濯機を使って洗濯する際は、必ず「洗濯ネット」を使用しましょう。また、洗剤は「おしゃれ着専用洗剤」がベストです。

洗濯機のコースは「手洗いコース」や「弱洗いコース」を使い、水温は少しぬるめにします。脱水の時間はなるべく短く、10秒くらいにしましょう。

手洗いの場合は、シャンプーとリンスを使う方法をおすすめします。洗い方の手順は以下の通りです。

1.桶にぬるま湯(30度くらい)を入れて、ファーを入れて浸す
2.ファーを取り出して、シャンプーで優しく洗う
3.桶の中できれいにすすいで取り出す
4.少量のコンディショナーをファーに染み込ませる
5.桶のぬるま湯を入れ替えてすすぐ
6.取り出して軽く水を切ったら、ネットに入れる
7.洗濯機の脱水に10秒ほどかけて水気を取る

この方法なら、洗濯機よりもファーに負担をかけずに洗えますよ!

風通しのよい場所で陰干しする

ファーを干すときは「陰干し」で、風通しのよいところを選びましょう。濡れたファーは日に当たると傷みやすいので注意が必要です。

また、洗濯バサミを使うと毛が傷みやすくなります。ハンガーにタオルを巻いて掛けるなど工夫して、毛に癖が付くのを防ぎましょう。「角ハンガー」や、セーターを干す時などに使う「平置きのハンガー」に置いて干すのもよいですね。

取り外しできない場合は部分洗いを

ファーの部分が取り外せない服は、なるべく汚れが付かないように配慮し、汚れが付いてしまった場合にはすぐに部分洗いをしましょう。

洗濯機は使えませんが、部分洗いするだけでも十分にファーの汚れは取れます。面倒くさがって、一般の洗濯と一緒にしないように気を付けましょう。

繊細だから洗い方も慎重に

「リアルファー」も「エコファー」も、ほかの素材に比べてデリケートなので、取り扱いに注意が必要です。

そんなファーだからこそ、慎重に洗濯や手入れをして、長く美しい風合いが保てるお手入れを心がけましょう。

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