トースターの掃除はどうやるの?簡単に汚れを落とす方法と注意点
さまざまな調理で活躍するトースターですが、焦げ付きや油汚れが取れずに悩んでいる人も多いことでしょう。トースターの掃除は、ポイントさえ押さえれば臭いも汚れもすっきり簡単に落とせますよ! その方法を手順とともに紹介します。
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掃除をするタイミングはいつ?
「庫内を汚してしまったけど、まだ熱いので掃除は後で……」など、ついつい掃除を忘れてしまいがちな家電が「トースター」です。トースターの掃除のタイミングは何を目処にすればよいのでしょうか。トースターの掃除のタイミングについて見てみましょう。
調理後、汚れが目立つならすぐに
例えばトースターの中に溶けたチーズが落ちたら、どのタイミングで拭き取るのがベストでしょうか。
時間の経過とともにチーズは乾燥します。そのまま別の調理をすると焦げ付くこともあり、トースターを使うごとに汚れはこびり付き、こすっても落ちない汚れとなってしまいます。そうなってしまう前に拭き取るのがベストといえるでしょう。
トースターの掃除は、「汚れが目立つならすぐに」が原則です。調理後、汚れが柔らかいうちに拭き取れば、洗剤を使わなくてもサッと取り除くことができます。
このとき、ヤケドをしないようにトースター本体がある程度冷えてから拭き取るようにしましょう。
頻度は週1がマスト
トースターの掃除の頻度は週に1回を目安にするとよいでしょう。週に1回掃除をすれば、庫内にゴミがたまらずに済みます。
面倒臭がってそのまま放置しておくと発火の原因にもなってしまうので、小まめな掃除を怠らないようにしましょう。
つい後回しにしてしまいがちなトースターの掃除は、掃除の習慣を付けることから始めるとよいですね。
例えば、「トースターの掃除をする曜日を決めておく」「電子レンジ掃除のついでにトースター掃除をする」など、自分なりのルールを決めて習慣付けておくと、うっかり忘れを防ぐことができますよ!
掃除の仕方と手順
トースターの掃除は、「セスキ炭酸ソーダ」を使うのがおすすめです。重曹よりもph値が高く、アルカリ性が強いため、より頑固な油汚れや焦げ付きもしっかり落としてくれますよ!
受け皿と網を外す
まず、トースターを掃除する際は必ず電源を抜いてから作業に入るようにしましょう。本体が熱い場合は冷やしてから掃除すると、ヤケドの心配がありません。
事前に、以下の物を準備しましょう。
●手袋
●布(またはスポンジ)
●キッチンペーパー
●ヘラ(もしくは必要のないカード)
●ブラシ
●セスキ炭酸ソーダ
●スプレーボトル
セスキ炭酸ソーダは、水と混ぜてスプレーボトルに入れておきましょう。スプレーにしておくと、手が届きにくい場所にも簡単に吹き付けられて便利ですよ。
分量の目安としては、水500mlを入れたスプレーボトルに、セスキ炭酸ソーダを小さじ1杯程度です。
手袋をはめたら、受け皿と網を外します。網は単に置いてあるタイプの物や、バネで引っ掛けてあるタイプの物もあるので、無理に引っ張らず、慎重に取り外しましょう。
セスキ炭酸ソーダをスプレーする
まずは、セスキ炭酸ソーダをトースター全体に行き渡るように吹き付けていきましょう。吹き付け漏れがないように、確認しながらスプレーします。
セスキ炭酸ソーダを吹き付け終えたら、その後20分ほど放置します。放置している間にトースターの窓部分をスポンジでこすったり、焦げをヘラで落としたりしておくと、時間が無駄になりませんよ。
浮いた汚れを拭き取る
セスキ炭酸ソーダを吹きかけた後、20分ほど放置しておくと、こびり付いた汚れが少しずつ浮いてきます。
浮いてきた汚れはキッチンタオルや布などできれいに拭き取り、取りきれてない汚れはスポンジで磨いてこすり落としていきます。
このときに、こすりすぎてトースターを傷付けないように気を付けましょう。
スポンジである程度こすっても汚れが取れない場合は、もう一度セスキ炭酸ソーダを吹き付けて、しばらく放置します。
この作業を繰り返すことによって、しつこい汚れも浮き上がり、落ちやすくなりますよ。
ヒーターと網の掃除方法
トースターのヒーター部分と網の掃除にも、セスキ炭酸ソーダが活躍します。部分別に進めていくことで、簡単にきれいになりますよ。
ヒーターをセスキ炭酸ソーダでパックする
ヒーター部分はトースターの中で一番温度が高くなる場所なので、付いた汚れが黒くこびり付きやすいです。薄く繊細なガラスでできているため、掃除の際には割らないように注意をしましょう。
力を入れずにヒーター部分の頑固な汚れを落とすには、以下の手順でセスキ炭酸ソーダを使ったパックをするのが効果的ですよ。
1.キッチンペーパーにセスキ炭酸ソーダを染み込ませる
2.染み込ませたキッチンペーパーをヒーターのガラスに巻きつける
3.そのまま20分ほど放置する
4. 浮いてきた汚れを布で優しく拭き取る
セスキ炭酸ソーダで作ったスプレーが余っているようなら、先にヒーターにキッチンペーパーを巻きつけて、セスキ炭酸ソーダスプレーを吹き付けていってもよいですね。
トースターの要であるヒーター部分は、大切に扱って長持ちさせましょう。
電源を入れて乾かす
ヒーターの汚れが取れたら、今度は電源を入れて温めながら乾かしていきましょう。このとき、小さな汚れであれば熱で燃えてなくなり、トースターの内側に付いた水分も次第に蒸発します。
ここで注意するべきポイントは、「目立つ汚れをあらかじめ取り除いておくこと」です。大きな汚れが残っている状態で電源を入れると、汚れが再び焦げて固くなり、こびり付いてしまいます。そうなってしまっては、せっかくやった掃除の意味がありません。
また、余分な水分はある程度は取り除いてから温めるようにしましょう!
網を重曹と鍋で煮る
トースターの網は汚れやすく焦げ付きやすいですよね。真っ黒の焦げが付いたままになっている、という人も多いのではないでしょうか。
落ちたカスやゴミをそのままにしてトースターを使い続けると、トースターを使うたびに汚れが固まって、どんどん落としにくくなっていきます。
そのようなひどい焦げや汚れが付いてしまっている場合は、鍋に「重曹」大さじ1杯程度と「網」を入れて沸騰させましょう。しばらくすると、こびり付いた汚れや焦げが面白いほど浮いて、よく落ちますよ。
ただし、アルミは重曹を使うと黒ずむなど変色してしまいます。この方法はアルミ以外の網の場合に限るので注意しましょう。
掃除の注意点
トースターを掃除する場合、素材の確認が大切です。「セスキ炭酸ソーダ」や「重曹」を使ったトースター清掃の注意点をしっかりと覚えておきましょう。
アルミ製は中性洗剤を使う
トースターの掃除で「セスキ炭酸ソーダ」や「重曹」を使う場合、トースターの受け皿や網がアルミ製かどうかを確認しましょう。
アルミ製の場合、化学反応を起こして変色したり腐食したりする恐れがあります。トースターでも直接食べ物を置く網部分や見た目が目立つ受け皿部分が変色したりすると、必ず素材を確認してから掃除を行いましょう。
アルミ製の受け皿を浸け洗いする場合、桶にセスキ炭酸ソーダの代わりに中性洗剤を入れて20分ほど置いておきます。
網がアルミ製の場合は中性洗剤とブラシを使って、削ぎ落としましょう!
汚れたらすぐにが掃除の基本
トースターの汚れは、時間が経てば経つほど落としにくくなります。使ったらすぐに、汚れたらその場でサッと拭き取るように心がけましょう。
最低でも週に1度、曜日を決めてトースターを掃除し、安全で清潔なトースターを長持ちさせましょう。
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