減築リノベーションとは？　空間の有効活用！

減築リノベーションとは？

減築リノベーションとは、増築リノベーションとは逆に家を小さくするリノベーションのことを指します。住んでいる人数に対して住宅が広すぎると、管理などの面で余計な手間が増えることになるので、減築リノベーションを希望する方は珍しくありません。

減築リノベーションの代表的な例としては、使わなくなった空間をなくして庭を広げたり、2階建てを平屋建てに変えたりするなどの方法が挙げられます。住宅のさまざまなスペースを有効活用できるリノベーションなので、ライフスタイルが変化した方にとってはぴったりな対策となる可能性があるでしょう。

減築リノベーションのメリットって？

では、減築リノベーションには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか？以下では、減築リノベーションのメリットをいくつかご紹介していきます。

■【メリットその1】セキュリティ面の向上
家の中に使わなくなった空間が増えると、セキュリティ面で問題が生じる可能性があります。人の目がなくなることによって、侵入しやすい環境が整ってしまうので、特に2階部分を使用しなくなった場合などは大きな不安を感じることもあるでしょう。

そこで減築リノベーションを行えば、使わない空間を減らすことでセキュリティ性の向上を図れます。安心できる生活を送るためには、可能な限りすべての部屋を管理できるように、住宅の構造を変えることが大切です。

■【メリットその2】メンテナンス費を抑えられる
日ごろ使用しない空間であっても、壁や床などは経年によって劣化していきます。住宅の経年劣化は、見た目だけでなく耐久性の面にも悪影響を及ぼす可能性があるので、そのまま放置しておくわけにはいきません。しかし、使用しない空間を修築するとなると、余計なメンテナンス費がかかってしまいます。

その点、減築リノベーションを施せば使用しない空間を削ることができるので、上記のようなメンテナンス費を抑えられる可能性があります。

■【メリットその3】減築後のリフォーム・リノベーション費用を抑えられる
家を小さくすることで、その後のリフォーム・リノベーション費用を抑えられる可能性もあります。例えば、家全体をバリアフリー仕様にする場合や床全体をリフォームする場合などは、工事の対象範囲が狭くなるので、費用を大きく抑えられる可能性があるでしょう。

■【メリットその4】生活環境の向上
場所によっては、減築リノベーションを行うことで隣家との空間が広がり、風通しや日当たりが良くなる場合があります。風通しや日当たりなどの生活環境が向上すれば、日常のストレスや家事の負担を軽減できる可能性があるでしょう。

そのため、減築リノベーションでは日常的に使用する空間を変更することも検討し、減築する空間を慎重に判断することが大切になります。

減築リノベーションをする際の注意点

減築リノベーションを行う際に注意しておくべきポイントは「住宅の構造」です。住宅の多くは、耐久性のバランスを考えた上で建築されており、耐久性の面で必要な壁や柱が存在しています。

減築リノベーションによってこの壁や柱を取り除くと、耐久性が大きく損なわれてしまう可能性があるので注意が必要です。そのため、本当に取り除いて良い壁や柱かどうかを十分に確認した上で、計画を実行する必要があるでしょう。

自分で判断がつかない場合は、一括見積もりサイトでリノベーション会社を探し、専門家に尋ねてみることを検討してみましょう。

おわりに

減築リノベーションを行うことで、「庭を広く使うことができるようになった」「住み慣れた家をより快適にすることができた」など、生活環境が改善したケースは多く見られます。家族のライフスタイルが変化した場合には、減築リノベーションによってその状況に最適な生活環境を実現してみてはいかがでしょうか？

ただし、減築リノベーションは住宅の耐久性に影響を及ぼす可能性もあるので、その点は事前にしっかりと確認しておきましょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。