
注目の「フルリノベーション」とは? 新築物件との違いやプランニングでの注意点を紹介
今回は、フルリノベーション(全面リノベーション)とは具体的にどのような工事なのか、新築物件とどのように違うのかという点をご紹介していきます。マイホームを手に入れる場合、ひと昔前までは新築物件の購入が人気でした。しかし、近年ではあえて中古物件を購入し、フルリノベーションを施すスタイルが注目されてきています。
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フルリノベーションとは?
フルリノベーションとは、建物の骨組み以外をすべて改修する工事のことを言います。つまり、住まいをいったん骨組みだけの状態にし、内装や設備すべてを刷新するスタイルです。
部分的なリノベーションとは違い、大規模リノベーションによりすべてを希望に合わせて変えることができるため、より理想的な住まいを手に入れやすいというメリットがあります。
フルリノベーション物件と新築物件を徹底比較!
「フルリノベーション=自分好みの住まいを追求できる」とは言え、「新築物件のほうが、メリットが大きいのでは?」と感じる方も多いのではないでしょうか。そこで、以下では実際にどのような違いがあるのかについて、徹底的に見ていきましょう。
■【違いその1】機能面
新築の注文住宅と比較する場合は、どちらも間取りや設備を自由に選ぶことができるため、機能面のメリットはそれほど変わりません。しかし、新築マンションや建売住宅の場合は、すでに間取りや設備が決められているので、機能面の自由度においてはフルリノベーションのほうが優れていると言えるでしょう。
■【違いその2】立地面
住まいの立地は、住みやすさだけでなく資産価値を考える上でも重要な要素です。人気のエリアや便利な立地にはすでに住宅が建てられてしまっているケースが多いので、新築で好立地の物件を探すことは難しいでしょう。
しかし、フルリノベーションは中古物件を購入して行うため、良い立地の物件を手に入れやすいというメリットがあります。立地を重視したいのであれば、新築よりもフルリノベーションのほうが探しやすいでしょう。
■【違いその3】かかる期間
新築の注文住宅と比較する場合、イメージ的にはフルリノベーションのほうがかかる期間が短いと考える方は多く見られます。しかし、実際にはどちらも4~6ヶ月ほどであり、工事期間の長さはだいたい同じです。
ただし、フルリノベーションをするために骨組みのみの状態へと解体した際、予期せぬ欠陥が見つかる場合もあります。そのようなケースでは、補修・改修するために予定以上の期間がかかる可能性もあるので注意しておきましょう。
大規模な全面リノベーションを行う際の注意点
フルリノベーションはとても大がかりな工事です。時間もコストもかかるからこそ、後悔なく進めていくことが重要になるでしょう。では、どのような点に注意するべきなのでしょうか。
■【注意点その1】かける時間を惜しまない
「早く理想の住まいを手に入れたい」からと言って、業者への相談や設計期間を短縮することは避けましょう。十分な設計期間を設けることで、希望に合った住まいへ一歩一歩着実に近づくことができます。時間を惜しむと十分な計画を練ることができず、結果的に後悔することになりかねません。
また、工事期間もゆとりを持ってプランニングしましょう。住まいとは一生のお付き合いになります。安心安全の住まいを目指すには、十分な工事期間が必要であることをしっかりと認識しておきましょう。
■【注意点その2】理想を100%追求しない
フルリノベーションの場合、住宅の骨組みはすでに決まっています。その中で間取りや設備の配置を決めていくため、どうしても思い通りに行かない部分も出てくるでしょう。また、マンションをフルリノベーションする場合は、共有部分に手を出せない、構造上配管の位置を変えられないなど、工事が制限されてしまうケースも多く見られます。
フルリノベーションでは、理想を100%追求せず、妥協できるところは妥協しながら計画を進めることが大切なポイントです。実際の生活をイメージした上で、「どこは妥協できて、どこは絶対に譲れないポイントなのか」という優先順位を決めておきましょう。優先順位をしっかりと決めれば、理想の間取りや設備を実現できるはずです。
■【注意点その3】仮住まいの用意も忘れずに
もしも今住んでいる住宅をフルリノベーションする場合は、仮住まいの用意が必要となります。いくら賃貸と言っても、希望の立地や予算に合った仮住まいがすぐに見つかるとは限りません。フルリノベーションプランニングの早い段階で、仮住まい探しを行っておくと安心です。
また、仮住まい期間中は仮住まいへのコストもかかります。フルリノベーションの予算を組む上で、仮住まいにかかるコストも忘れずに考慮することが大切です。
おわりに
フルリノベーションを行う際に重要なことは、「中古物件×フルリノベーション」だからこそのメリットや注意点をしっかりと心得た上でプランニングすることです。プランニングには期間を要するので、早めに行動することを意識しておきましょう。
スムーズに行動を始めたいのであれば、フルリノベーションのおおまかな希望をまとめて、一括見積もりを利用する方法が便利です。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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