ガス給湯器と電気給湯器の交換相場費用は?ポイントを理解してコストを下げよう!【徹底解説】
「ガス給湯器」と「電気給湯器」、交換するならどっちの方が費用をかけずに済むのか、気になるところですよね。そこで今回は、給湯器の交換費用を徹底比較! 合わせて、交換依頼をする際の注意点についても詳しく解説します。本記事を参考にして、給湯器の交換を賢くコスト削減しましょう!
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ガス給湯器と電気給湯器の違いを比較
毎日の生活で当たり前に使用しているお湯は、給湯器によって沸かされたものです。給湯器の代表的な熱源には「ガス」と「電気」があり、お湯の供給過程も異なります。
給湯器の交換は、新築時やリフォーム時、家族が増えたとき、給湯器の老朽化などさまざまです。交換時に知っておいてほしい、ガス給湯器と電気給湯器の種類の違いやメリットを紹介していきます。
ガス給湯器の特徴とメリットデメリット
水道の蛇口をひねった瞬間に、「ボッ」と音を立ててバーナーに着火する給湯器が、「ガス給湯器」です。熱交換器で水を加熱する仕組みなので、必要なときに必要なだけお湯を沸かせます。
電気式のような湯切れは起こらず、シャワーの水圧も強いのが特徴です。電気給湯器に比べてコンパクトなサイズが多く、設置費用も割安というメリットがあります。
デメリットは、バーナーに着火させるため、電気式より音が大きく聞こえます。燃焼してお湯を沸かすため部品が傷みやすく、寿命は平均して電気式より短く、10年程度です。
電気給湯器の特徴とメリットデメリット
火を使わないため音の静かさが特徴なのが「電気給湯器」です。排気もないので、空気も汚しません。お湯をタンク(ユニット)に溜めておく構造で、災害時でもお湯を使用できます。
電気給湯器のデメリットは、お湯を貯めるタンクの設置が必須なので、ガス給湯器に比べて機器が大きい点です。お湯を使いすぎると、タンク内のお湯がなくなる「湯切れ」状態になります。
沸くまでに時間がかかり、電気代の安い深夜以外にお湯を沸かすと、料金が割高になってしまいます。熱効率が悪い寒冷地ではランニングコストが高くなるため、一部地域では使用できません。
ガス給湯器と電気給湯器どちらを選ぶ?
ガスと電気のどちらを選ぶかは、コストや家族構成で考えます。イニシャルコストやランニングコスト、家族の人数や構成によって注意すべき点をまとめたので、見ていきましょう。
コストで考える
イニシャルコストは、機器費も工事費もガス給湯器のほうが割安です。電気給湯器はタンクの機器費や、200V電力配線や基礎工事がある場合、工事費用も高めに設定されています。
ランニングコストで比較した場合、割安の深夜電力を使用した電気給湯器のほうが割安です。貯めているお湯を使い切ったあと、深夜以外に沸き増しをする場合は、電気代が割高になるので注意しましょう。
ガス給湯器もエコタイプなら、従来型に比べ、ガス使用量が約13%削減されるタイプもあります。ガス温水床暖房や、浴室暖房乾燥機などを使う場合は、ガス料金がさらに割引になるプランもあるため、希望環境にあった選択をしましょう。
家族構成で考える
電気温水器からガス給湯器へ、またはその反対の給湯器へ乗り換える家庭は少なくありません。最初は電気給湯器だったけれど、子どもが大きくなって使う湯量が増えた場合は、ガス給湯器の方がお得な場合があります。
反対に、子どもが独立して家族が少なくなったときは、使うお湯の量が少なくなるので、電気給湯器のほうが割安になります。給湯器の寿命とともに、家族構成の変化のタイミングでガスか電気か決めてもよいですね。
ガス給湯器と電気給湯器の交換費用
給湯器が壊れたとき、もしくは生活環境や家族構成の変化による給湯器の交換で、一番気になる点は、費用ではないでしょうか?
給湯器の交換と一口にいっても、メーカーや販売業者によって大きく値段が変わってきます。給湯器の交換に金額の相場を知って、給湯器交換に備えましょう。
ガス給湯器の交換費用
電気給湯器からガス給湯器に変える場合、多くは電気代の節約を望んでのことでしょうが、ガス給湯器はガス代がかかるので、ランニングコストはあまり変わらない場合もあります。
しかし、ガス給湯器は本体費用や設置費用が安いので、イニシャルコストを重視するなら、十分にメリットのある金額といえるでしょう。
電気給湯器が、給湯器本体と工事費で22万~44万円に対し、ガス給湯器は11万~24万円と割安です。ガス給湯器給湯専用機(追い焚きなし)なら7万~12万円程度で設置できます。
電気給湯器の交換費用
電気給湯器の交換にかかる工事費は、4万~6万円ですが、給湯器本体の機種代が大きく異なります。給湯専用機(追い焚きなし)は18万~32万円と、倍近い金額の開きがあります。
風呂給湯器(追い焚きあり)は、25万~35万円、暖房機能付風呂給湯器(追い焚きあり+温水暖房機能付き)は32万~38万円が相場です。
交換工事を依頼する際の注意点
費用は安いに越したことはありません。しかし、安すぎる業者だと、アフターサービスがなかったり、見積り以上の金額を請求されたり、別途費用が取られたり、工事後にトラブルになることも考えられます。
業者に見積もりを依頼する際は、給湯器自体の定価、工事費、出張費の有無、割引価格の、最低4点はきちんと書面でもらいましょう。アフターフォローを重視するなら、スタッフさんの応対レベルを基準にしてもよいでしょう。
複数の業者から相見積もりを取る
給湯器の値段は、店によって大きく異なる理由はたくさんあります。給湯器本体は、仕入れ価格があるため、小さな業者だと、どうしても割高に感じてしまうかもしれません。
しかし、小さな地元の業者なら、値下げできない分、アフターフォローなどのサービスが充実している可能性もあります。交換前には、複数の業者から相見積もりをとって、失敗しない業者選びをしましょう。
いろいろな要素から検討が必要
給湯器を交換するなら、コストや家族構成の変化など、各家庭によって交換の理由はさまざまです。ただコストだけで本体や業者を決めるのではなく、過去の実績や保持資格など、複数の要素から検討するようにしましょう。
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