ふきんを煮沸消毒する方法!煮洗いでカビや黄ばみもきれいに落ちる
水を多く使うキッチンを拭くふきんは、雑菌の温床になりやすい環境にあります。洗剤だけでは落ちきらない菌をしっかり除菌してくれるのが、薬品を使わずにできる「煮沸消毒」です。方法が簡単な上、さらに熱湯で煮洗いすると、ふきんの黄ばみやカビを落とすこともできますよ。また、酸素系漂白剤《オキシクリーン》を活用したふきんの漂白方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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ふきんの煮沸|3つのメリット
シンクやコンロ周りを拭いたり、テーブルを拭いたり「ふきん」は毎日必ず使います。しかし、洗剤で洗っただけだと菌が残ったままだと知っていますか?
「きれいにするつもりで菌を拭きのばしていたら……」と思うとゾっとしますね。ふきんの消毒には「煮沸」がおすすめです! ここでは、煮沸消毒の3つのメリットをお伝えします。
一瞬で除菌できる
熱湯の除菌効果は抜群です! お湯の温度が70度以上あれば、ふきんを浸けた瞬間に殺菌ができます。
料理やら洗濯やらと何かと忙しい中では、時間のかかる除菌はおっくうですが、一瞬で効果的に除菌できるのであれば実践する価値があります。
比較的簡単にできる
煮沸は昔ながらの除菌方法です。特別な道具は不要なので、誰でも今すぐに実践できます。
薬品を使った除菌方法もありますが、小さな子どもがいると「大丈夫かな?」と少し不安になりますね。煮沸消毒に使うのは熱湯だけなので、子どもが触る場所を拭くので薬品を使いたくないという方にもおすすめです。
また、除菌できる強い薬品でふきんを洗うと手荒れも気になります。煮沸なら肌の弱い人でも気を遣わずに消毒できるのがポイントでしょう。
黄ばみやカビが取れる
食べこぼしやコンロ周りを拭くふきんは、ベットリと落ちにくい汚れがつきやすいです。油汚れや黄ばみは、洗濯しただけではなかなかきれいになりません。
頑固なシミを落とすには「煮洗い」するのがおすすめです。煮沸消毒するついでに、熱湯でグツグツ煮て洗うと、驚くほど汚れが落ちます。さらに、汗染みやカビも落とすことができます。
塩素系漂白剤の使えない色柄ものでも、煮洗いならシミを落とせますね♪
ふきんの煮沸|必要な道具と手順
除菌できてシミも落ちると聞くと、さっそく煮沸してみたくなりますね。雑菌が気になるふきんを集めたら、煮沸消毒に必要な道具と手順を見ていきましょう!
煮沸に必要な道具
煮沸消毒に用意するのは次の3点です。
●大き目の鍋またはタライ
●菜箸やトング
●ふきん
どこの家庭にも必ずあるものだけなので、すぐに用意できますね。鍋の素材はステンレスかホーローがよいでしょう。アルミ鍋の場合、後述する重曹を入れたときに化学反応を起こし、変色する可能性があります。
ふきんは汚れたままではなく、洗剤で洗っておきましょう。汚れたままだと煮沸消毒の効果が薄れてしまうことも。
また、布は濡れると重くなります。何枚も煮沸するのであれば、菜箸よりトングを使って作業してみましょう。
煮沸の手順
道具をそろえたら、いよいよ煮沸に入ります。
煮沸する|洗浄力を高めるなら重曹を
熱湯消毒だけでも除菌できますが、「もう少し洗浄力がほしい」と思ったら、お湯が沸騰したときに「重曹」や「粉石けん」を溶かし入れましょう。目安は水1Lに対し、重曹は大さじ1、粉石けんは小さじ2杯です。
粉石けんはアルカリ性の石けん成分が入っているものを使います。合成洗剤の石けんは酸性の汚れが落ちにくいためです。
重曹を使えば、菜箸や木べらといった木製の調理器具も煮洗いできます。使いこむうちについてしまった黒ずみやヌメリがすっきり落ちますよ!
煮沸時間は2~3分!終わったら天日干し
「何分やればいいのか?」と疑問の方も多いでしょう。ふきんであれば、煮沸消毒の時間は「2~3分」で大丈夫です。煮終わったらバケツなどに取り、水でよくすすぎましょう。あとは通常の洗濯物と同じように天日に干します。
紫外線でダブル除菌できると気持ちよいですが、除菌してあるため、天気が悪ければ家干しでも大丈夫です。
雑菌の好む湿気を残さないよう、しっかり乾かしましょう。
ふきんの煮沸|3つの注意点
とても簡単な煮沸消毒ですが、少しだけ注意したい点があります。知らずに失敗してしまったり、失敗していることに気づかなかったりしては大変です。
しっかり除菌して、きれいなふきんを長く使うためにも、3つの注意点を頭に入れておきましょう!
煮沸できるのは木綿、麻
シミが落ちると思うと何でも煮沸消毒したくなりますが、布製品の素材によっては煮洗いしてはいけないものもあります。次の素材の煮洗いは避けましょう。
●シルク
●ウール
●化学繊維
煮洗いは汚れを落とすことはできますが、その分生地のダメージも大きくなります。熱やアルカリに弱い素材は煮洗いには向きません。
煮洗いに向いているのは「綿」や「麻」です。ふきんは綿か麻素材のものが多いですが、マイクロファイバーのふきんを使っている場合、煮洗いはやめておきましょう。
漂白剤と粉石けんは併用しない
粉石けんと一緒に「酸素系漂白剤」を入れるのは避けましょう。漂白剤を入れた方がシミ落としの働きが強くなりそうに思えますが、粉石けんとの化学反応により漂白の働きが薄れる可能性があります。
ふきんの煮沸消毒という点では、重曹や粉石けんを使用した煮洗いだけで十分です。漂白は煮洗いのあとに改めて行いましょう。
色ものは分ける
洗濯物が色移りしてガッカリしたことはありませんか? 白物と色柄物を一緒に洗濯機で回してしまうと、たまに色移りが起こります。とくに買ったばかりのものは色落ちしやすいので気をつけましょう。
煮洗いでも、普段の洗濯と同じように色柄ものは分けて洗います。うっかり一緒に煮てしまうと、白いふきんがところどころ色つきになってしまうかもしれません。
酸素系漂白剤でふきんを洗う方法
ふきんを漂白したいという方は、酸素系漂白剤を使うのがおすすめ。色柄ものでも使用可能で、ふきんを真っ白に漂白することができます。
酸素系漂白剤「オキシクリーン」
酸素系漂白剤の中でも、《オキシクリーン》はとくにおすすめのアイテム! 抜群の漂白力に加えて、洗濯以外の掃除にも応用できることから人気を集めています。
《オキシクリーン》を使ったふきんの漂白方法はとっても簡単。用意するものは、鍋とお湯と《オキシクリーン》の3つだけです。
▼手順
鍋に《オキシクリーン》を入れたあと、お湯を入れます。このタイミングで《オキシクリーン》をしっかりと溶かしてください。
鍋の7分目までお湯を入れたら、火にかけ沸騰させます。次は、漂白したいふきんを鍋に入れ、ごく弱火で10分ほど煮てください。10分たったら火を止めて、1時間ほど放置します。最後にしっかりとゆすいだら、《オキシクリーン》を使ったふきんの漂白は完了です!
びっくりするくらい汚れが落ちるので、ふきんの汚れにお悩みの方はぜひチャレンジしてみてください。
▽《オキシクリーン》を使ったふきんの漂白方法を詳しく知りたい方はこちら
煮沸消毒を活用してふきんをきれいにしよう
煮沸消毒はほんの数分ですむので、キッチンで作業する片手間に除菌できますね。用意するものも、身の回りにあるものだけなので簡単です。
繊維からきれいに除菌したふきんを使えば、気持ちもすっきり!
毎日、清潔な食卓に家族を迎えましょう!
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