珪藻土コースターでお茶の時間をおしゃれに♪お手入れ方法も紹介
グラスの表面に結露した水滴がテーブルに垂れないように防いでくれる「コースター」。最近では、さまざまな素材のコースターが販売されています。その中から調湿が期待できる「珪藻土コースター」をピックアップ。珪藻土の特徴や珪藻土コースターを使うメリットを紹介します。コースターのお手入れ方法もチェックしてみてくださいね。
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そもそも珪藻土とは?
「珪藻土(けいそうど)」は、バスマットや家の壁などにも使われている自然素材です。しかし、名前は聞いたことがあっても、よく知らない人も多いでしょう。珪藻土の特徴について詳しく紹介していきますね。
吸水性が高い土のこと
「珪藻土」とは、珪藻の化石から構成される固くなった土のこと。珪藻土の珪藻とは、理科の教科書にも登場している植物性プランクトンの1種です。
珪藻は主に水中で生息しています。そして、珪藻の死後、その殻が水底に沈殿して積み重なったものが次第に化石化していき、その化石から構成されたものが珪藻土です。
表面には細孔という無数の穴があり、ここから水分を吸収します。
コースター以外にも建材としても利用
吸湿性の高さから、珪藻土を使ったコースターも販売されています。他にも、耐火性の強さから七輪やコンロ、レンガの原料としても使われていました。
また、昔は珪藻土を食用として用いたこともあったようです。そして、1990年代後半からは、建材としても使われるようになりました。
珪藻土を建材に使うと調湿性や防水性に優れているので、高温多湿の環境でも快適に住めるでしょう。
珪藻土コースターのメリット
吸湿性に優れた珪藻土はさまざまな形で活用されています。珪藻土をコースターに使うメリットについて、紹介していきますね。
吸水性、速乾性がバツグン
珪藻土を使ったバスマットが注目されていますが、吸水性の高さに魅力があるからでしょう。お風呂上がりの濡れた足をバスマットに置いても、あっという間に乾いてしまうほどです。
珪藻土を拡大して見てみると、無数の穴が開いています。その穴から吸収した水分を蒸発させるので速乾性を保てるのです。
コースターを使うのは主に冷たい飲み物を飲むときでしょう。グラスから出た水滴を珪藻土のコースターが吸収して、一瞬で乾かしてしまいます。水分でコースターやテーブルが濡れてしまうこともほとんどありません。
デザインが豊富
コースターを選ぶときはデザインにもこだわりたいところでしょう。珪藻土のコースターもデザインが豊富にあるので、お気に入りが見つかりやすいですよ。
基本的に珪藻土を使ったコースターはシンプルなタイプが多いので、コップやグラスの形状やデザイン、テイストを選びません。
コースターが主張しすぎないので、コップを美しく見せてくれます。シンプルなデザインのコースターだけでなくブルーやピンクといった色付きや模様入りも選べますよ。
珪藻土は加工が簡単なので、デザイン性の高いおしゃれなコースターもたくさんあります。好みやインテリアに合う物を探してみましょう。
珪藻土コースターの注意点
珪藻土のコースターは吸水性が高いので、水分を吸っても拭いたり乾かしたりする手間がありません。しかし、珪藻土だからこそ注意したい点がいくつかあるのです。
衝撃に弱く割れやすい
珪藻土は衝撃に弱いのがデメリットです。そのため、強い衝撃を受けてしまうと割れてしまうことがあるので、扱いには注意しましょう。
高いところから落としてしまうとその衝撃で割れることがあるので、落とさないように気を付けましょう。
吸湿性の高い珪藻土ですが、水分を吸った状態のまま放置しておくと強度が弱くなります。そこで、干して乾燥させることもあるでしょう。
ところが、天日干しをしてしまうと反りが出てしまい、割れやすくなるので日陰干しにしましょう。また、吸水性が高いからといって柔らかい場所で使用すると、割れやすくなります。
お手入れ時に洗剤は使わない
珪藻土のコースターも汚れが気になってきたら、洗おうと考えるでしょう。洗うときは、洗剤や石鹸を使わないようにしましょう。
それは、珪藻土の吸水性をキープするためです。珪藻土には無数の穴が空いていて、そのおかげで吸湿効果を保っています。
台所用の洗剤や石鹸には界面活性剤が含まれていて、それが穴に詰まってしまって吸湿効果が落ちます。汚れが気になるときは、濡れた雑巾でふき取るか水で軽く洗い流すのがおすすめです。
お手入れを怠るとカビが生えることも
調湿作用のある珪藻土ですが、適切にお手入れをしないと劣化がすすんでしまいますよ。水分をたくさん吸い取ったときは、そのまま放置しておくとカビが生えやすくなります。
そこで、直射日光の当たらない日陰に立てて干しましょう。特に、裏側の部分はカビが生えやすいので、ときどきチェックすることをおすすめします。
珪藻土コースターで快適なお茶の時間を
珪藻土は人気の自然素材であり、バスマットや家の壁などさまざまなところで使われています。
珪藻土のコースターは水分吸収に優れ、しかもあっという間に乾くのでコースターの素材として適しています。
珪藻土のコースターのデザインも豊富なので、お気に入りを見つけてみましょう。快適に使用するためにも、珪藻土の適切なお手入れ方法を理解しておくことが大切です。珪藻土のコースターを使って、楽しく快適なお茶の時間を過ごしましょう。
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