【フローリングシートのメリット・デメリット】フローリングの選び方解説!

シートフロアとは? フローリングシート(シートフロア)のメリットとデメリット、フローリングシートの特徴をふまえたお掃除方法をお届けします! リフォームの際に気になるシックハウス症候群。自分に合った素材かどうかは大切なポイントです。また、フローリング材の選び方も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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複合フローリングの種類はさまざま

ひとくちに複合フローリングといっても、種類によって特徴もさまざま。

ここでは複合フローリングの「木材を貼り合わせたタイプ」と「シートフロア」の特徴を紹介します!

木材を貼り合わせたタイプ

木材を貼り合わせた複合フローリングは、表面の仕上げ方によって「単板タイプ」と「挽き板タイプ」の二つに大別できます。

単板タイプは、木材を約0.3~1mmに薄くカットした「突き板」を基材に貼り合わせたものです。一定の木目がついた板を大量に使用できるため、天然木の風合いと安定した仕上がりが特徴といえるでしょう。

しかし、表面材が薄いため、深い傷ができると下の基材が見えてしまうことがあります。

挽き板タイプは、木材を約2~3mmにスライスした挽き板を基材に貼り合わせたものです。厚みのある挽き板を使用することで、無垢材のような質感を実現していますよ♡

基材には合板が使われているため、無垢材によくある反りがほとんどありません♪

シートフロアと呼ばれるタイプ

シートフロアは「化粧シート」とも呼ばれています。木目などの柄をプリントした樹脂や紙などのシートを、基材に貼り合わせたものです。

近年ではプリント技術が発達して、本物の木質に近い色合いや手触りを再現しているものもありますよ♡

シートフロアの特徴

シートフロアはフローリング材のなかでも安価で、バリエーションも豊富です。「費用をおさえたい」「インテリアを楽しみたい」という場合に適したフローリング材といえるでしょう! 一方で、選ぶ前に知っておきたいデメリットもあります。

施工後に後悔しないためにも、メリットとデメリットの両方を押さえておきましょう!

費用がおさえられる

「無垢フローリング」は100%天然木が使われており、木目が生み出すやわらかい肌触りを感じられます。経年変化が楽しめたり、湿気を保つ調湿機能があったりするのも、天然木ならではの魅力ですよね♪

ただし、100%天然木が使用されていると、そのぶん値が張ります。シートフロアなら、無垢フローリングより安価で、シートフロアならではのメリットもありますよ♡

バリエーションが豊富

シートフロアならではのメリットの一つが、豊富なバリエーションです。

フローリングの定番である木目柄だけでなく、大理石の風合いを再現した「石目柄」、モダンなインテリアにマッチする「鏡面調仕上げ」なども選べます♡

天然の木目が楽しめないのがデメリット

安価でバリエーションが豊富なシートフロアですが、デメリットもあります。シートフロアの柄はあくまでも印刷によるものです。天然の木目が楽しめず木のぬくもりも感じません。

冬場は特にひんやりとしており、無機質な印象を受けることもあります。選ぶ際には柄を暖色系にするなど、工夫してみてはいかがでしょうか?

きれいに長持ちさせるポイント

フローリングは家のなかでも目に付きやすく、体に触れる機会も多いため、きれいな状態を保ちたいものです♪

この章では、掃除のコツや補修の方法、長持ちさせるための「フロアコーティング」を解説します♡

水や薬剤に弱い点を意識して掃除しよう

フローリングは、ゴミ、ほこり、飲食物などの水分、足の皮脂によるベタつきなどで、日々汚れていきます……。体に触れる機会も多く、できるだけこまめに掃除をしたい場所ですよね!

こまめに掃除をしていても、掃除の仕方によっては劣化を早めることになりかねませんよ……!

どのフローリングも水と薬剤に弱いという点は共通しています。

シートフロアの多くは「MDF」という基材が使われています。MDFとは、木材などを繊維状にして板にした「繊維板」のことで、水に弱いという特徴がありますよ!

掃除で水拭きをする際には固くしぼった雑巾を使用し、水拭きをした後はしっかり乾かすことが大切です♡

小傷や細かいはがれはDIYで補修も可能

傷やはがれは、小さいものなら「DIY」で補修できます。「リペアキット」などの専用のグッズを使うと、よりスムーズですよ!

フローリングにはさまざまな種類があるため、シートフロアに対応しているグッズを選びましょう。

心配な場合はフロアコーティングを要検討

フローリングを保護する目的でワックスをかけることがありますが、シートフロアはワックスとの相性がよくないといわれています。

シートフロアの表面に使われているのは「EB硬質フィルム」をはじめとする強化シートです。このシートはワックスが密着しにくい性質を持っています。そのため、シートフロアの保護にはワックスではなく「フロアコーティング」がおすすめです♪

フロアコーティングを施すと、床材の表面からの水分、薬剤、汚れなどが染みこみにくくなるため、劣化の防止につなげられるでしょう。

費用はかかりますが、シートフロアを長持ちさせたい方はフロアコーティングの施工を検討してみてはいかがでしょうか?

フローリング材の選び方

快適な生活を送るためにも安全性と性能にこだわって、フローリング材を選びましょう♡

安全な素材が使われているか確かめよう

新築やリフォーム後の住宅で近年心配されているのが「シックハウス症候群」です。フローリングや建具などから発せられる有害な化学物質が原因で発症します。めまいや吐き気などの健康被害が報告されていますよ……。

シックハウス症候群を防ぐためにも、フローリングに以下の化学物質を多く含んでいないか確かめることがとても大切です!

●ホルムアルデヒド
●防腐、防虫加工を目的とした薬剤
●合成樹脂
●難燃剤
●可塑剤

そのほか「JIS(日本工業規格)」「JAS(日本農林規格)」もしくは国土交通大臣認定によって等級付けされている「F☆☆☆」といったランクにも注目してみましょう♪

「ホルムアルデヒドの発散レベル」が低いほど、星の数が「多く」なります。もっとも発散レベルが低いランクは「F☆☆☆☆」(フォースター)です。

傷や汚れに強い性能を選ぼう

シートフロアは、以下のような性能に特化した製品も出ています。

●傷に強い
●へこみにくい
●床暖房に対応している
●すべりにくい
●コーティング済みで汚れにくい

これらの特性は、劣化の防止や暮らしやすさにもつなげられますよね♡

キッチンやダイニングは「汚れにくいタイプ」、子ども部屋は「傷とへこみに強いタイプ」、ペットのためには「スリップ対策されたタイプ」など、部屋や目的に応じてそれぞれ合ったシートを選ぶとよいでしょう。

床材選びは重要。信頼できる業者に相談を

フローリング材にはたくさんの種類があり、特徴もさまざまです♪

シートフロアは天然木の木目やぬくもりが楽しめないというデメリットがあるものの、無垢フローリングより安価のため、費用をおさえたい人にはぴったりですよ♡

柄のバリエーションも豊富で、フローリングの定番である木目だけでなく、石目柄や鏡面仕上げなどもあります。デザイン性を重視して選べるのがうれしいですね!

シックハウス症候群が心配な人は、使用されている化学物質やホルムアルデヒドの発散レベルに注目してみましょう。

施工後のトラブルを防ぐためにも、信頼できる業者に相談するのがおすすめです。

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