玄関のたたきを綺麗にリフォーム！手法のバリエーションや注意点は？

玄関のたたきの主なリフォーム方法

玄関は、訪問した人がその家の第一印象を決める場所といわれます。特に、お客様が土足で上がる唯一の部分であるたたきは美しく保っておきたいもの。そこで、玄関のたたきのリフォーム方法について、主な手法をご紹介します。

タイルを張る

既存のたたきがタイル張りの場合は新しいタイルに張り替えることになりますし、コンクリートが打ってあるだけの場合などはその上からタイルを施工します。タイルは色や柄の種類が豊富で、簡単に玄関の雰囲気を変えられて見栄えもよくなる点や、重量や衝撃へもある程度の耐久性がある点がメリットです。

玄関用のクッションフロアを張る

集合住宅などに多いのが、玄関のたたきにクッションフロアのようなビニールクロスが張られているケースです。リフォームする場合は張り替えも可能ですし、コンクリートのたたきの上に張ることもできます。掃除が簡単で色・柄が豊富、かつ安価なことがメリットですが、耐久性ではコンクリートやタイルに比べて劣ります。

大理石や御影石などを敷き詰める

玄関のたたきに大理石や御影石などの板石を敷くリフォームには、他の素材では得られない高級感があり、つねに一定の支持を得ています。掃除など通常のメンテナンスも比較的楽ですが、使用に伴う傷が目立ちやすいことや、価格の高さというデメリットもあります。

玄関のたたきをリフォームするタイミングって？

玄関のたたきのリフォームは、実行するタイミングがはかりにくいものです。そこで、ご自宅の玄関のたたきが、どのような状態であれば「リフォームどき」なのかを知っておきましょう。

タイルなどの剥がれ・ひび割れ・表面の傷

リフォーム時期を見た目で唯一判断できる箇所が、たたきの表面です。傷が目立ってきた、ひび割れを見つけた、タイルが1枚剥がれてしまっている…こんな状況なら、玄関に立ち入る人の危険を防ぐためにもリフォームを検討するとよいでしょう。

自宅介護などでバリアフリー化を検討している場合

自宅介護や高齢のご家族対策でバリアフリー化を考えているなら、玄関のたたきのリフォームも検討する必要があるでしょう。段差の解消・緩和を取り入れた改修を行うだけでも出入りが楽になり、他のご家族やお客さんにも喜ばれるリフォームの実現が期待できます。

玄関の他の箇所をリフォームするタイミングで同時に行う

ドアや上がり框、外構部分など玄関の他の箇所をリフォームするついでに、たたきも改修してしまう方法が、実は最も簡単で実行しやすいでしょう。他の箇所にリフォームが必要なら、たたき部分もある程度くたびれているだろうと判断できますし、単体でリフォームするより費用や手間も少なくできます。

玄関のたたきのリフォーム事例

それでは、玄関のたたきを実際にリフォームした成功事例をいくつか紹介します。

【事例1】タイルの張り替えと同時に土間収納を設けて使いやすくリフォーム

玄関のたたきのタイルを張り替えると同時に、たたきの余分な空間を利用してコンクリート打ちっぱなしの土間収納を造り、スペースを分割しました。屋内に持ち込めないガーデニング用品や、子供さんの外遊び道具などをすっきりしまっておける空間が生まれて、一石二鳥のリフォームになりました。

【事例2】車椅子での出入りが楽な昇降式の玄関たたきにリフォーム

ご家族が車椅子で出入りするときに、たたきから上がり框までの段差がとても不便でした。そこで玄関リフォームを機に、たたきの中央部に自動昇降ユニットを埋め込んで段差を解消。費用は250万円と高くなりましたが、ご家族みんなが気持ちよく出入りできる玄関に生まれ変わりました。

【事例3】モダンな玄関を目指したデザイン性重視のリフォーム

玄関の雰囲気がどうにも暗いことが気になっていたため、もっと華やかな空間にしようと素材にこだわったリフォームを行いました。たたきの部分は板石を敷くと決めていましたが、一般的な大理石などはあえて選ばず台湾蛇紋石を選択。シンプルながらとても個性的で使いやすい玄関が実現でき、満足度の高いリフォームになりました。

おわりに

いかがでしたか？リフォームではうっかり後回しにされがちな玄関のたたき部分ですが、少しの改良でも出入り時などの使い勝手がぐんと向上することがわかりました。ご自宅に取り入れたいリフォームアイデアが見つかったら、まずは施工業者さんの検討から始めましょう。一括見積を利用すれば、厳しい審査をクリアした優良業者の中から、ご自宅のお悩みや要望にぴったり合った業者さんを無料で紹介してもらえます。

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