マンションのベランダリフォーム！制約の多い集合住宅でもおしゃれに改装するコツをご紹介

リフォームの前に知っておかなければならないこと

戸建ての住宅と違って、マンションにはリフォームについてさまざまな制約があります。それを知らずにベランダのリフォームを行うと、後でトラブルに発展してしまうかもしれません。マンションによって規約は異なりますが、ここではトラブルを防ぐために多くのマンションで共通となっている注意点を2点ご紹介いたします。

■1. 実はベランダは共有スペース
マンションのベランダですが、実はほとんどの場合共有スペースに分類されます。住戸に付属し、その住戸の所有者に専用使用権が与えられているので、専有スペースだと思っていた方も多いかもしれません。ちなみに、ベランダが共有スペースに分類されているのは、緊急時の避難経路として用いられることを想定しているからです。そのため、避難経路を妨害するような大きな荷物を置くことも禁止されています。リフォーム後にガーデニングなどをしようと考えている方は、特にご注意ください。

■2. リフォームの前には要確認
上記と重なりますが、ベランダは共有スペースなので増築や改造には制限があります。個人の判断でのリフォームは避けたほうがよいでしょう。事前にマンションの規約を確認したうえで、必要に応じて管理組合に確認を入れるようにしましょう。

マンションのベランダリフォームでできること

マンションのベランダリフォームでは何ができるのか、ご紹介いたします。もちろんマンションによってはできないこともあるので、その点はご留意ください。

■タイルを敷く
マンションのベランダにおいて特に人気の高いリフォームの1つといえば、床にタイルを敷き詰めるリフォームです。費用と工期を抑えた手軽なリフォームですが、コンクリートが剥き出しで地味なベランダの印象を変えるにはとても効果的です。床に敷き詰めるタイルはデザインや配色も豊富なので、お好みの空間に作り変えることができます。綺麗な花を生けたプランターやウッドチェアを置き、ちょっとした小物などを飾るのもおすすめです。

■ウッドパネルを施工する
ウッドパネルとは、その名の通り木材で作られたパネルのことです。敷き詰めれば、味気ないベランダにも木の自然な色合いで暖かみと高級感をプラスできることで高い人気があります。手入れも簡単で、雑巾がけをきちんと行えば裸足でベランダに出ることも可能になります。また、夏場のベランダはコンクリートの放射熱によって非常に暑くなりやすいのですが、ウッドパネルには断熱効果もあるので、温度の上昇が軽減されて室内への熱気の侵入を抑えることもできます。

事例から学ぶ！おしゃれにベランダをリフォーム

マンションではどのようなベランダリフォームが行われているのか、具体的に知りたい方も多いのではないでしょうか？そこで、ここでは実際にマンションのベランダをおしゃれにリフォームした例をご紹介いたします。

■新築マンションのベランダを、自分好みにリフォーム
戸建ての住宅からマンションへ移住し、新生活を始めるにあたってベランダを自分好みにリフォームした事例です。リフォーム前のベランダは広さこそ十分でしたが、コンクリートが剥き出しでやや味気ないイメージでした。そこで、室内のフローリングに合わせた配色のタイルを敷き詰め、落ち着きのあるベランダにイメージチェンジ。夏の太陽の照り返しも軽減できて、ベランダで植物を育てやすい環境に生まれ変わりました。

■殺風景なベランダを暖かみのあるウッドパネルでリフォーム
新築マンションのベランダに、耐久性の高いウリン材のウッドパネルを敷き詰めたリフォームの例です。灰色の防水コーティングだけがされたベランダは殺風景でしたが、ウッドパネルを敷き詰めて暖かみのある木の色味を加えたことで、リゾートを思わせるおしゃれなベランダに変わりました。ウッドパネルを敷くだけなら自分でもできると思いましたが、ベランダの勾配
・段差の処理や、排水管や多角の壁周りに合わせたパネル加工も必要なためプロの業者さんに依頼。結果的に大正解のリフォームになりました。

おわりに

マンションのベランダリフォームでは、できることが限られています。しかし、工夫次第で殺風景なベランダをおしゃれにリフォームすることができます。ちょっとしたひと工夫でも、マンションでの暮らしがぐっと豊かに楽しくなるものです。興味を持たれた方は、一括見積を利用するなどしてベランダのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか？

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