最先端の遊び心を体感！銀座に「ソニーイノベーションラウンジ」がオープン

「えっ、こんなことも!?」なアイデア製品が集結

2016年5月、ソニーが生み出す今までにないプロダクトや技術を体感してもらうため、銀座 ソニービル5階に誕生した「Sony Innovation Lounge」。
目玉は、ソニーの新規事業創出プログラム（Seed Acceleration Program、以下SAP）から生まれた製品を体験できる「First Flight Ginza（ファースト フライト ギンザ）」だ。

SAPとは、新たな顧客価値の創造を目的に、ソニー社内から提案されたアイデアをスピーディーに事業化していくプログラムのこと。この一貫として、2015年に消費者の声を直に聞くことでユニークなプロダクトを生み出すサイト「First Flight」（ファースト・フライト）（https://first-flight.sony.com/） をオープンした。今回の「First Flight Ginza」は、そのリアル店舗版。

SAPから生まれた遊び心たっぷりな製品を体験できる場となっている。

前置きはこの辺にして、「First Flight Ginza」に集う未来アイテムをいくつか紹介しよう。

遊び心を形にできる電子タグ「MESH」

まずは、プログラミングや電子工作の知識がなくても、誰でも簡単に、感覚的に「あったらいいな」を実現できる電子タグ「MESH」。

さまざまな機能を持ったブロック形状の "MESHタグ" を"MESHアプリ" でつなげることにより、メールが来たことを光で通知したり、スマホのカメラで撮影したり、人の動きを検知して、誰かが通ったら音を鳴らすようにしたり…。明るさの変化を検知して、プレゼントの箱を開けたらメッセージを再生する、なんて洒落た演出をすることも可能。

子どもでも簡単に“工作”できて、アイデアを形にできるのが面白い。

その日の気分で柄を変えられる時計「FES Watch」

お次は、飽きっぽい人にもおすすめの、ボタンひとつで柄を変えられる、ファッション・エンタテインメントな時計「FES Watch」。

実はこの時計、真っ平らで薄い電子ペーパーで作られている。そう、つまり、ボタン操作で簡単に文字盤とベルトの柄を変えることができるということ。柄のバリエーションは24通り。その日の服装やTPOに合わせて時計の表情を変えることができるのだ。

この時計、通常は、時刻表示のない無地の状態。
腕を曲げて時計を見る動作をすると、文字盤とベルトの柄が変わり、時刻が浮かび上がる仕組み。

時計を見るたびに、駅やカフェで隣合わせた人が「おっ」と驚いてしまいそう！
というのは、本来の目的ではないかもしれないが、日常にそんな小さな楽しみももたらしてくれる、時計を超えた時計と言える。

ものぐささんの救世主「HUIS REMOTE CONTROLLER」

そして、複数のリモコンのほしいボタンだけをまとめることができる「HUIS REMOTE CONTROLLER」。
テレビのチャンネルとボリューム、エアコンの自動スイッチと温度調節、照明のスイッチと調光機能など、最大30個のリモコンをひとつにまとめて操作することが可能。これがあれば、何かしようとするたびに「リモコン、リモコン……」と探し回る必要もない。しかも、リモコンらしくないスマートな佇まい。

リモコンをなくしがちなものぐささんや、部屋から不要なモノを減らしたいきれい好きさんにおすすめのアイテムだ。

ショールームで未来アイテムを体感

この他、アナログ腕時計のヘッド部はそのままに、バンド部にFeliCaやアプリ通知機能、活動量計を搭載した時計「wena wrist」は、最近よくあるスマホとした連動した腕時計の「見た目の時計らしくなさ」が嫌、という人にも。

5つの香りを持ち運べるポータブルアロマディフューザー「AROMASTIC」は、オフィスや旅先、ワークアウト後など、シチュエーションに合わせて異なる香りを楽しめる、香りマニアをも満足させるアイテムである。

ここでいくつか紹介したが、最先端（あるいはニッチ）すぎて、読んだだけではピンと来ないという人も多いはず。
そんな人こそ、新登場の「ソニーイノベーションラウンジ」へ。
体感するだけでアトラクションのような面白さがあり、紹介したアイテムのいくつかは、ここで実際に購入することもできる。
電子機器の可能性に触れてみてはいかがだろうか。


【店舗概要】
Sony Innovation Lounge

場所:東京・銀座　ソニービル5階　5A～5Dフロア
東京都中央区銀座5-3-1　
営業時間:11:00～19:00
定休日:ソニービル営業日に準じる


Text:中島理恵