
廊下をリフォームしてお家の雰囲気を変えよう!成功のポイントと事例をご紹介
家族全員が毎日使うことはもちろん、お客様の目にも触れることになる廊下は、機能性にも見た目にもしっかりと配慮したいもの。リフォームするにあたっては、押さえておきたいポイントがたくさんあります。ここでは、実際の事例を交えながら、使いやすい理想の廊下リフォームとはどんなものか基礎知識をご紹介していきます。
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- 廊下リフォームの主なパターン
- パターン1:老朽化を修繕する
- パターン2:生活動線を変更する
- パターン3:何らかの機能をプラスする
- 廊下リフォームを成功させるポイント
- 1. 誰もが使いやすい設計にすること
- 2. 収納スペースを設けること
- 廊下のリフォームにおける失敗例
- 1. 廊下の一部分しかリフォームしなかった
- 2.廊下を短くしすぎてしまった
- 3. 廊下の長さに対してコンセントが足りなかった
- 廊下リフォームに使う材質の上手な選び方
- 1.スギ材
- 2.ヒノキ材
- 3. マツ材
- 4. カバザクラ材
- 廊下リフォームの費用・相場
- 事例1:床材を張り替える
- 事例2:天井・壁・床の張り替え+収納スペースを設ける
- おわりに
家族全員が毎日使うことはもちろん、お客様の目にも触れることになる廊下は、機能性にも見た目にもしっかりと配慮したいもの。リフォームするにあたっては、押さえておきたいポイントがたくさんあります。ここでは、実際の事例を交えながら、使いやすい理想の廊下とはどんなものかを考えていきます。
廊下リフォームの主なパターン
廊下をリフォームする目的は、大きく以下の3つに分けられます。初めに目的をはっきりさせて、業者に依頼する準備を整えておきましょう。
パターン1:老朽化を修繕する
廊下リフォームで最も多いのが、この老朽化に対処するパターンでしょう。廊下は頻繁に人が歩く場所ということもあり、どうしても他の場所に比べて床材が傷みやすい傾向にあります。さらには表面だけではなく、下の骨組みにもひびが入っていたなどというケースも珍しくありません。床材が傷んできたなと思ったら、念のため骨組みも一緒にチェックしておくと安心です。
パターン2:生活動線を変更する
廊下は、部屋と部屋とをつなぐ役割を持つもの。つまり、部屋や階段などの間取りをリフォームによって変更すれば、自ずと廊下にも手を加えることになります。このように、廊下は他の部分に付随してリフォームされるケースも少なくありません。
パターン3:何らかの機能をプラスする
「両親が高齢になってきたからバリアフリーにしたい」「収納スペースが少ないから廊下に床下収納を付けたい」など、廊下自体に何らかの機能をプラスしてグレードアップするというリフォームも考えられます。目的によって、工事の規模やかかる費用は大きく違ってきます。
廊下リフォームを成功させるポイント
廊下リフォームを成功させるポイントをご紹介します。
1. 誰もが使いやすい設計にすること
先にも触れた通り、廊下は家族全員が毎日使う場所です。足腰の弱いおじいちゃん・おばあちゃんも、たくさんの荷物を抱えて買い物から帰ってくるお母さんも使いやすい設計にしておくことが大切なポイントになります。
具体的には、まずバリアフリー設計にすることが挙げられます。各部屋の入り口部分の段差をなくしたり、廊下の両壁に手すりを付けたりしておくと安心でしょう。廊下と部屋の間に段差がなければ、部屋に入る時に転倒するリスクは減ります。手すりがあれば、万が一転倒してもケガの程度に大きな違いが生じます。
それから、廊下の幅を広くとっておくことも需要です。先に挙げたように、荷物をたくさん持っていても無理なく歩けたり、車椅子が通れたりするくらいの幅があれば安心です。
2. 収納スペースを設けること
諸外国に比べて狭い住宅が多い日本では、ほとんどの家庭で収納スペース不足が問題となっています。部屋に収納スペースを設けることには多くの方が意識を向けていますが、以外と見落としがちなのが廊下です。壁に厚みがあればそこにシュークロークを設置する、床下収納をつくる、といった形でスペースを有効活用しましょう。
廊下のリフォームにおける失敗例
次に、廊下のリフォームにおける失敗例をご紹介します。
1. 廊下の一部分しかリフォームしなかった
廊下は場所によって歩く頻度が違うため、よく歩かれる場所とあまり歩かない場所とではダメージの程度に違い出てきます。そこで多くの方がやってしまいがちなのが、ダメージが大きい部分だけをリフォームし、少ない部分はそのままにしておくというものです。
確かにリフォーム費用は安くなりますが、古い部分と新しい部分とにできるだけ差が発生しないように工夫して工事するため、せっかくリフォームをしたにもかかわらず全体の印象があまり変わらないという結果になりがちです。また、工事した部分としていない部分の間に「継ぎ目」が発生し、小さな段差が生まれやすくなります。この段差で転倒してしまったり、汚れが溜まったりというケースは意外と多いのです。
2.廊下を短くしすぎてしまった
リフォームにあたってよく聞かれる要望が「廊下をなるべく短くしたい」というもの。廊下に使う面積を少なくして、なるべく部屋を広くしたいという考えによる希望ですが、安易に廊下を短くするのは考えものです。なぜなら、廊下は音やにおいを遮る役割も持っているからです。
キッチンから料理のにおいがする、リビングのテレビの音が漏れてくる、お風呂からシャワーの音がする…実際に生活する上では、想像以上にストレスになる場合もあります。「廊下の機能=通路」と単純に考えないようにしましょう。
3. 廊下の長さに対してコンセントが足りなかった
家が広くて廊下が長い場合によく見られる失敗が、コンセントの数が足りないというものです。こうなると、「廊下に掃除機をかける際、少しだけ届かない部分がある」などという事態が発生しがちです。図面を眺めているだけでは気付きにくい問題ですから、実際に生活したときのことを具体的にイメージすると、コンセントが足りないといった事態を防ぐことができます。
廊下リフォームに使う材質の上手な選び方
廊下リフォームをする場合、どのような材質を使うのかということも重要なポイントの1つとなります。ここでは、廊下に使用されることが多い「無垢材」という材質について、それぞれの特徴をご紹介していましょう。無垢材としてよく使用されるのは「スギ」「ヒノキ」「マツ(パイン材)」「カバザクラ(バーチ材)」などです。
1.スギ材
スギは湿度調整に優れた素材であり、多湿な日本の環境に適しています。柔らかめの素材であるため、表面に傷が付きやすい点がデメリットとなります。
2.ヒノキ材
ヒノキ材は白く硬いことが特徴の材木です。廊下だけでなく、キッチンのように水気の多い場所に使われることも多くあります。性質上の大きなデメリットはありませんが、価格が高めです。
3. マツ材
マツ材は独特の木目を持っているのが特徴で、デザインに大きな利点があります。熱や衝撃にも強い性質を持っているため耐久度は高いですが、スギと同じく表面には傷が付きやすくなっています。
4. カバザクラ材
カバザクラ材は木目がまっすぐであるのが特徴で、廊下のフローリングとして非常によく用いられます。費用も控えめで、程良い素材と言えるでしょう。
廊下リフォームの費用・相場
最後に、廊下のリフォームにかかる費用について見ていきましょう。全体を見ると、50万円未満で行われているリフォームが非常に多く、クロスの張り替えなど5万円未満のものが半数程度を占めます。その一方で100万円を超えるような大きなリフォームもありますが、これは廊下単独ではなく、他の部屋との複合リフォームであるために価格が高くなっています。
事例1:床材を張り替える
廊下の床材を張り替えるリフォーム工事を行い、カーペットからフローリングに変更したケースです。工期は3日で、費用は約25万円でした。フローリングの重ね貼り(今の床材の上から新しいものを重ねて貼り付ける)であれば、5万円未満で抑えられることがほとんどです。業者に相談して、現状に合った方法を選びましょう。
事例2:天井・壁・床の張り替え+収納スペースを設ける
天井・壁・床をすべて張り替え、かつ天井と床下に収納スペースを設ける場合、予算は50万円以上かかると考えておきましょう。工事自体は難しいものではないので、少しでも安く請け負ってくれる業者を探すことをおすすめします。
なお、業者を選ぶ際は、一括見積りサイトを利用すると便利です。一度の手続きで複数の業者の見積り金額を比較でき、少ない手間で安い業者を見付けることができます。
おわりに
家族みんなの共有スペースである廊下は、一人ひとりが快適に、そして安心して使えるように工夫することが大切です。リフォームの際は全員で意見を出し合い、「我が家にぴったりの形」を模索してみることをおすすめします。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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