
和室から洋室へのリフォーム!雰囲気がガラッと変わる、成功のポイントをご紹介
現代の住宅において、洋室は最もポピュラーなタイプのお部屋と言えます。リフォームを機に、和室を洋室につくり変えるケースも非常に多くなっています。今回は、お部屋ごとに洋室のリフォームにおけるポイントや素材の選び方、費用などを見ていきましょう。
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現代の住宅において、洋室は最もポピュラーなタイプの部屋と言えます。最近では初めから和室をつくらず、全室洋室となっている住宅も珍しくありません。リフォームを機に、和室を洋室につくり変えるケースも非常に多くなっています。今回は、洋室のリフォームにおけるポイントや素材の選び方、費用などを見ていきましょう。
洋室リフォーム成功のポイント
洋室と一口に言っても、その用途はさまざまにあります。子供部屋やベッドルーム、客間、書斎…その部屋をどのように使うのか具体的にイメージし、それに合わせてリフォーム計画を立てることが必要です。まずは、用途別に押さえておきたいポイントについていくつかご紹介します。
子供部屋
子供部屋が他と違うポイントは、短い期間で使い方が大きく変わる点にあります。成長に合わせて必要な家具や内装が変わることはもちろん、子供が家を出て行くタイミングもやがては訪れるでしょう。例えば、移動式の壁を設置して部屋を仕切れるような模様替えがしやすい構造にする、子供部屋として機能しなくなった後のことも考えてあらかじめバリアフリーにしておくなど、いかに先々のことをイメージしながら計画を立てられるかが、リフォームの結果を左右すると言えます。
寝室
寝室として利用する場合は、「防音性への配慮」と「床材選び」がポイントになります。前者は、快適な睡眠を確保するために必要な条件です。他の部屋からの物音や、外からの騒音などが入りにくいよう、防音性に優れた壁材や窓を選びましょう。
床材については、洋室で多く使われているフローリングではなく、カーペットをおすすめします。冬場にトイレに立っても足元が冷えにくい、移動する足音が響きにくく、一緒に寝ている人を起こさないなどといったメリットが挙げられます。
客間
お客様が不自由なく寝泊まりできるスペースを確保して、残りのスペースをいかに有効活用できるようにするかがポイントになります。例えばパソコンルームにしたり、収納スペースをつくったりするのがおすすめです。収納スペースとして使う場合には、急な来客があっても慌てることのないよう、使用頻度の低いものをしまっておくようにしましょう。
洋室と和室のメリット・デメリット
先にも触れた通り、近年では和室を洋室につくり変えたいという要望が増えてきています。しかし、和室を洋室にするには、床と壁を変えるだけでも20万円以上かかることが多いです。リフォームを決める前に、洋室と和室それぞれのメリット・デメリットをきちんと把握して、後悔のない選択をしましょう。
洋室のメリット&デメリット
洋室の最大のメリットは、そのデザインにあります。洋室が一般的になってきた昨今では、市販の家具はほとんど洋風であり、和室には合わないものばかりです。就寝スタイルも、ベッドの方が一般的になっています。
また、洋室の床材は、ほとんどの場合フローリングになっています。このフローリングはホコリが溜まりにくいつくりになっており、メンテナンスがとても楽です。掃除機をかけるだけでも、きれいな状態を長く保つことができます。
デメリットとしては、フローリングは足が冷えやすいという点が挙げられます。別途ラグを敷いたり、室内用のスリッパを用意したりする必要があるでしょう。足音が響きやすいのもデメリットです。
和室のメリット&デメリット
床材に畳が使われている和室には、冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるというメリットがあります。さらに、畳の独特な香りにはリラックス効果があるため、寝室などとして利用するのに適しています。床も冷えにくいため、冬場でも素足で快適に過ごすことができます。
デメリットとしては、手入れの問題が挙げられるでしょう。畳はしっかり手入れをしておかないと、傷んでしまいます。さらに、ダニも発生しやすく、しっかり掃除しなければハウスダストに悩まされる可能性もあります。
洋室リフォームにおける素材の上手な選び方
洋室の床や壁には、さまざまな種類の素材が使用されています。どれを選ぶかによって部屋の風合いやメンテナンスの方法が異なるため、自分に合ったものを知ることが大切です。ここでは、主な床材の特徴を見ていきましょう。
フローリング
洋室で使われる最もスタンダードな床材です。天然素材を使用した「無垢フローリング」と、表面にだけ天然の木を使用した「複合フローリング」とがあり、無垢フローリングの方が見た目に高級感があり、値段も高くなっています。
どちらも掃除のしやすさやなどがメリットとして挙げられますが、フローリングだけでは冷たい印象の部屋になってしまいがちなので、ラグを敷くなどしてリラックススペースをつくる工夫が必要です。
カーペット
最大の特徴は肌触りの良さにあります。冬場に素足で歩いてもひんやりせず、地べたに座ったり寝転んだりすることも可能です。足音も吸収してくれるので、小さなお子さんがいて下の階への騒音が気になる場合や、寝室にはぴったりの素材でしょう。
ただし、一度汚れてしまうと跡になりやすかったり、メンテナンスを怠るとダニが発生したりといったデメリットもあります。
クッションフロア
主に塩化ビニール樹脂を原料としてつくられた素材で、デザインのバリエーションが豊富に展開されていること、他の素材に比べて安い値段設定であることなどがメリットとして挙げられます。その他、水拭きができて手入れが簡単だったり、足音が響きにくかったりという特徴も備えています。
デメリットは熱に弱いことです。火がついたタバコの吸殻などを落とすと焦げついてしまい、跡になって残ります。また、家具を置いた跡も残りやすいので、頻繁に模様替えをしたい場合には向かないでしょう。
次に、主な壁材の特徴をご紹介していきます。
クロス
最もポピュラーな壁材です。ビニール、紙、布でできているものがあり、この中で安価かつ多く出回っているのはビニールになります。カラー・デザインともにバリエーションが非常に豊かで、デザインに強いこだわりを持った方でも、きっと気に入るものが見つかるでしょう。
タイル
耐水性・耐火性に優れたタイルは、主にキッチンや風呂場などの水周りでもよく使われます。クロスと同じく種類が豊富で、選択肢が豊富にあります。
木質系
ナチュラルな雰囲気で人気になっている木質系は、壁紙として使われる場合、ほとんどが複合板です。「単板化粧合板」「合成樹脂合板」「プリント合板」などの種類があり、後の2つは、木目やカラーをある程度調整することができます。
塗り壁
職人さんがセメントや漆喰をコテで塗って仕上げていくタイプの壁になります。耐火性や耐熱性に優れていて、火事の多い日本では重宝されてきました。
洋室リフォームの費用・相場
最後に、洋室のリフォームにどれくらいのリフォーム費用がかかるのかについてご紹介します。平均的な費用は、50万円未満になることが多いようです。
事例1:和室を洋室に変更する
最近ニーズが高まっているケースで、畳を剥がしてフローリングを敷いたり、壁紙を洋風のものに変えたり、ふすまを引き戸タイプのドアに変えたりしました。この場合の金額はおよそ40万円です。押入れのある部屋であれば、これをクローゼットに変える必要もあります。この場合、プラスしてだいたい20万円かかると考えておきましょう。
事例2:カーペットからフローリングに変更する
子供がハイハイしたり、床に寝転んだりすることを考えてカーペットにしていたものを、子供の成長に伴ってフローリングに変えたというケースです。6畳の部屋で費用は約20万円、工期は1週間かかっています。床材の種類を変える場合、基礎の具合によっては予想以上に時間がかかることがあります。その都度業者に工期の目処を確認し、家族の生活に支障が出ないように調整しましょう。
おわりに
洋室のリフォームは、どんな風にその部屋を使うかを考えておくことがとても重要です。部屋を使う人、使う期間に合わせてしっかり計画を立てて、満足度が高いリフォームを行いましょう。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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