文系主婦のスキルを見える化！再就職に有利な文系資格を紹介

主婦の再就職に有利な文系資格①

資格を取得すれば再就職で有利になり、知識や特技をさらに深める足がかりにもなります。文系の資格の中でも、以下の資格は再就職に役立ちます。

・TOEIC
文系、特に英語に関わる資格の中では世界的にポピュラーな資格です。英語を母国語としない方を対象に、英語のリスニング力、リーディング力などを測定することを目的としているのが特徴。満点は990点で、10点～990点の5点刻みでスコアが計算されます。

TOEICは多くの企業が評価している重要な資格の1つでもあり、「TOEIC〇〇点以上」のように詳細なスコアを応募資格として掲げている企業も増えてきています。そのため、普段から英語に慣れ親しんでいる主婦や海外文化に興味のある主婦におすすめです。

・ファイナンシャルプランナー
お金に関する知識を生かして、教育や住居、老後の生活などさまざまな資金計画や人生設計をアドバイスする仕事のことです。日本人は世界的にみて、お金に関する知識「ファイナンシャルリテラシー」が比較的低いといわれています。お金に関する知識を積極的に取り入れようと勉強するのは、非常に有意義なことです。

ファイナンシャルプランナーの国家資格である「FP技能士」は、3級、2級、1級に分かれているのが特徴。3級の合格率は70%程度で、比較的簡単に取得できます。資格を持っていれば、保険会社や金融会社、証券会社など金融系の業界で非常に重宝されます。もちろん将来設計にも役立つ資格なので、主婦の方にもおすすめです。

主婦の再就職に有利な文系資格②

資格を取るのであれば、できるだけ持っている特技を生かせる資格を選びたいものです。文系の資格はジャンルがさまざまなので、その中から自分の特技や資質が生かせそうなもの、興味のある分野のものを探してみましょう。

例えば秘書検定は、日常的な気遣いから事務スキル、ビジネススキルが身につく資格です。正式名称は「秘書技能検定試験」といい、女性に特に人気があります。秘書検定には3級、2級、準1級、1級の4つのクラスがあり、それぞれビジネスでもプライベートでも活用できるスキルが身につきます。

合格率は、3級～2級で60%、準1級で30%前後です。特に2級以上になると、敬語や接遇、ビジネス文書作成などの要素に対して、さらに深い知識が求められます。準1級以上になると、本格的な秘書業務のノウハウが求められます。秘書検定は、基本的にどの級でも履歴書への記入が可能です。

再就職を目指す主婦の強い味方！　文系資格の取得方法

TOEICやファイナンシャルプランナー、秘書検定など、上記で紹介した資格の取得方法をご紹介します。

・TOEIC
TOEICは全国の約80都市で受けることができます。試験はマークシート方式で、リスニングとリーディングのセクションが設けられているのが特徴。毎年2月と8月を除いた月に実施されており、自治体の研修センターや中学校・大学の校舎などが試験会場として選ばれます。受験料は、1回で税込み5,725円。インターネットから受験を申し込むと、1年後に割引価格で再度受験ができるリピート受験割引の制度があるのも特徴的です。

TOEICで高得点を目指すためには、さまざまな教材に手を出すよりも同じ問題集1冊を最後までやり切ることが大切。2回、3回と同じ問題集を復習するのも効果的です。最近ではTOEIC対策のアプリも多く登場しているので、主婦業の合間にそれらを使ってこまめに勉強するのもおすすめですよ。

・ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーの試験は年に3回実施されており、学科試験と実技試験の2つの要素からなります。学科試験では4択のマークシートで回答し、実技試験では記述形式で回答するのが特徴です。金融資産運用や資金計画、実際の業務に関わる提案書の作成などの問題が出題されます。どちらの試験でも、計算機を持参して問題を解くことが可能です。

・秘書検定
3級と2級は筆記試験のみです。9割はマークシート方式で、残りの1割は記述問題が出題されます。準1級では、筆記試験と面接の両方が行われます。筆記試験については、6割がマークシート方式、4割が記述問題です。1級では筆記試験のすべてが記述問題です。試験は年に2回～3回行われ、級によって受検可能な日が異なるため、受付期間も含めて確認しておくことが大切です。

主婦の再就職は汎用性の高い文系資格が武器になる！

自分の得意な分野の資格を取得すれば、再就職などで有利です。「文系のスキルを生かしたい」「特技が活かせそうな資格を取得して就職や転職に活かしたい」という方は、上記でご紹介した資格取得に挑戦されてみてはいかがでしょうか。資格によってはビジネスシーンだけでなく、プライベートでも役立てることができますよ。