軒天とは?役割やタイプ・使われている素材を紹介

軒天の読み方から役割やタイプ、使われている素材などをくわしく解説していきます。

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軒天とは?読み方は「のきてん」

軒天とは住宅の屋根を見上げたときに外壁から外に飛び出している屋根裏の部分のことをいいます。読み方は「のきてん」です。他にも軒天井(のきてんじょう)や軒裏天井(のきうらてんじょう)とも呼ばれています。

軒天の役割2つ

提供:LIMIA編集部

【1】美観を保つ

室内の天井がないと屋根の構造が丸見えになってしまうのと同じで、軒天がないと外から見たときに下地材が見えてしまいます

軒天を張ることで野地板(のじいた)や垂木(たるき)といった下地材を隠すことができ、すっきりとした印象を演出できるのです。

【2】延焼防止

軒天は下地材を隠して美観を保つという役割のほかにも万が一、自宅や隣家で火災が起きた際、屋根裏に火が回らないようにする延焼防止の役割もあります。

軒天がないと炎が屋根裏まで燃え広がり焼け落ちてしまうことも。しかし、最近では軒天に不燃材を使用していることが多く、火災による被害の拡大を防ぐことができるのです。

軒天のタイプ2つ

提供:LIMIA編集部

【1】外壁一体型タイプ

モルタルなど塗り壁の場合、外壁と一緒に軒天も同じ塗料で仕上げるのが外壁一体型タイプです。マンションやアパートなどに多くみられます。メンテナンスは外壁と同時に行われることが多いです。

【2】ボードタイプ

住宅の外壁がサイディング張りの場合、ボード(軒裏材)を設置しており、ボード(軒裏材)として使用されている素材は主にベニヤ板ケイカル板金属板の3種類となっています。

ボードタイプの軒天に使われている素材

【1】ベニヤ板などの木材系

ベニヤ板や合板などといった木材は昔よく使われていた素材となります。新築に使われることは少ないですが、価格が安いため軒天の補修などに使われることが多いです。

木材系は経年劣化で接着力が弱まるとはがれてきてしまうことも。10年以上経過している場合は、張替や増張補修が必要となるため注意が必要です。

【2】ケイカル板などの不燃系

ケイカル板などの不燃系は軒天の素材で主流となっている素材です。デザインやカラーバリエーションが豊富なだけでなく、防火性の高さも魅力となっています。洗面所や暖炉でも使用されている素材です。

【3】アルミスパンなどの金属系

軒天にはアルミスパンなどの加工した金属板を使用することがあります。金属系は軽さと耐火性の高さが特徴です。ベニヤ板やケイカル板などに比べて耐火性が高い分、値段も高くなります

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軒天に関するQ&A

Q1. 軒天とは?

A. 軒天とは外壁から外に飛び出している屋根裏の部分のことです。

軒天とは住宅の屋根を見上げたときに外壁から外に飛び出している屋根裏の部分のことをいい、「のきてん」と読みます。

Q2. 軒天の役割は?

A. 軒天の主な役割は以下の二つです。

  • 美観を保つ
  • 延焼防止

Q3. 軒天のタイプは?

A. 軒天のタイプは以下の2つです。

  • 外壁一体型タイプ
  • ボードタイプ

Q4. 軒天に使われている素材は?

A. 軒天に使われている素材は以下のとおりです。

  • ベニヤ板などの木材系
  • ケイカル板などの不燃系
  • アルミスパンなどの金属系

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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年10月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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