勝手口とは?名前の由来や勝手口を付けるメリット・デメリット・使い方を解説

本記事では、勝手口とは何かについて解説していきます。名前の由来や勝手口のメリット・デメリット、使い方まで紹介していくので、勝手口を付けようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

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勝手口(かってぐち)とは?

勝手口の読み方は「かってぐち」で、キッチンに付いている外への小さなドアのことを指しています。

かつての日本では、料理などの給仕を行うのは女性という決まりがありました。そのため、台所は女性が自由勝手にできる場所であることから「お勝手」と呼ばれていたのです。

そのような時代背景を由来として、お勝手についてる出入口という意味から「勝手口」と呼ばれるようになりました。

また、茶道の用語でも、茶をたてる亭主が出入りする場所のことを「勝手口」と呼んでいます。

裏口との違い

勝手口は別名「裏口(うらぐち)」とも呼ばれています。また、表口である玄関と対になって使われている名称で、「back door(バック ドア)」という英語で呼ばれることもあります。

これらの言葉が勝手口を指していることを把握しておくと、家を建てるときやリフォームをするときに、スムーズに進行することができるでしょう。

勝手口は必要?メリット4選

  1. 1.調理中や調理後すぐに換気ができる
  2. 2.外とキッチンが直接つながるので買い物やゴミ出しが便利になる
  3. 3.キッチンやダイニングが自然光で明るくなるので省エネになりうる
  4. 4.防犯性・断熱性のドアを選べばデメリットを対策できる

【1】換気がしやすい

勝手口は、上下に動かせる引き違いのガラス戸でできているものが多く、調理中や調理後、食事中に出た匂いや煙をすみやかに換気することができるのがメリットです。

【2】ゴミを外に出すとき便利

外とキッチンが直接つながることで、買い物をした荷物の入れ込みや、キッチンから出たゴミを外のゴミ箱に出すときにかなりスムーズになるというメリットもあります。

【3】自然光がたっぷり入る

勝手口のガラス戸からは太陽光が自然と差し込むため、日中は電気を付けなくてもキッチンやダイニングが明るく省エネになるのも魅力的なポイントです。

【4】防犯性・断熱性でデメリットを対策できる

勝手口は防犯性や断熱性に欠けると懸念されやすい部分がありますが、防犯性に優れたロック付きのドアや、断熱性や保温性に優れたドアを選ぶことでデメリットを対策できるというところもメリットのひとつです。

勝手口いらなかったかも!?デメリット4選

  1. 1.冬は冷えやすい
  2. 2.害虫が寄り付きやすくなる
  3. 3.防犯対策が必要になる
  4. 4.勝手口をつくるためのスペースと工事費用を確保する必要がある

【1】冬は冷えやすい

勝手口があると冬は冷気が入ってきやすくなるのがデメリットです。

【2】害虫が寄り付きやすくなる

また、換気中に食事の匂いを嗅ぎつけた害虫などが寄ってきやすくなるというデメリットもあります。

【3】防犯対策が必要

また、勝手口は玄関に比べてセキュリティーがおろそかになりやすい場所なので、きちんと防犯対策をする必要も出てきます。

【4】スペースと工事費を確保しなくてはならない

勝手口を作るためには、キッチンの中や壁にドアを付けられるだけのスペースが必要です。また、外側にも、人が通れるだけのスペースがないと付けられません。

また、勝手口をつける分の工事費用もかかるため、スペースや費用に余裕がない場合はつけられないというのもデメリットのひとつです。

勝手口を付けるときの注意点

  • しっかり防犯対策を行う

勝手口は基本的に締めっぱなしになるため、戸締りを閉め忘れやすくなる場所。毎日の戸締りをきちんと行うことが肝心です。

また、鍵を2重ロックにしたり、防犯性に優れたドアを選ぶことも大切です。

勝手口の使い方・アイデア

  • 換気
  • 採光
  • 買い物をした荷物の入れ込み
  • ゴミ出し口
  • ガーデニング・家庭菜園の出入口
  • 屋外で飼育しているペットの給餌
  • ストックヤードにつなげると収納スペースを広げられる

勝手口があると、引き違いの窓を軽く開けるだけで換気ができたり、勝手口のカーテンを開けるだけで自然と採光ができるようになります。

また、買い物をした荷物を駐車場や車庫から直接入れ込むための場所として使うのもおすすめ。反対に、調理や生活で出たゴミをリビングや玄関を通過せずに、直接外に出す場所としても活用できます。

また、ガーデニングや家庭菜園を楽しんでいる場合は、収穫した花や野菜を直接キッチンに持って入ることができますし、屋外で飼育しているペットの給餌もスムーズに行うことができるでしょう。

さらに、勝手口の外側に「ストックヤード」と呼ばれる簡易的な小部屋を付けることで、収納スペースを広げるという使い方も可能です。

勝手口のリフォームはプロに依頼するのがおすすめ

勝手口を増設したい場合は、専門的な知識と技術、豊富な経験値があるプロに任せるようにしましょう。

見積もりが明瞭で、かつ設置場所や勝手口のサイズ感などの相談にしっかり対応してくれる業者を選ぶようにしてください。自分と相性が良さそうな業者を3社から5社比較しながら業者を選ぶことで、より自分に合う会社に出会いやすくなります。

リショップナビ

出典:リショップナビ

勝手口の増設リフォームを検討中の方は、リショップナビの無料一括見積もりサービスを利用するのがおすすめです。

リショップナビで紹介される1,500社以上のリフォーム会社は、すべて保証内容や過去実績などといった復数の審査項目をクリアしているため、会社選びに自信がない方でも問い合わせやすいのが魅力のポイント! 

また、実際に利用した人によるリアルな口コミも掲載されているため、じっくり吟味しながら自分に合う会社を選ぶことが可能です。問い合わせフォームや電話から気軽に相談できるので、気になっている方はぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。

勝手口に関するQ&A

Q1. 勝手口とは?

A. キッチンに設置される、外への小さな出入口のことを指しています。

かつての日本で、キッチンのことを「お勝手」と呼んでいたことが由来で、勝手口という名前が付けられました。

Q2. 勝手口と裏口の違いは?

A. ありません。

裏口は、勝手口の別名なので、どちらも同じ意味を持ちます。

Q3. 勝手口が要らなかったと感じる理由は?

A. 設置場所次第で勝手口のメリットを活かしきれなかった場合は後悔することもある模様です。

勝手口は採光ができたり、荷物やゴミの出し入れに便利な出入口ですが、日当たりが悪い場所や、隣の家との間隔が狭いところに設置してしまうと「付けた意味がなかった」と後悔することがあるようです。

Q4. 勝手口がなくて後悔する理由は?

A. 荷物やゴミの出し入れをする経路が遠くなることです。

買ってきた食料品や飲料は意外と重たいものなので、玄関からしか搬入できないとなると日々の買い出しがややおっくうになりえます。また、ゴミ袋の底には破棄した食料の汁が溜まっていることがあるので、玄関までの経路を汚してしまう可能性が高くなります。

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※ 記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2024年1月)に基づいたものです。
※ 一部の画像はイメージです。

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