アクリル塗料とは?メリット・デメリットや他塗料との違いも紹介
アクリル塗料はアクリル樹脂を混ぜた塗料のこと。吸湿性があり、湿気を溜めにくいだけでなく、変色しづらいのが特徴です。一方で、塗膜が固くヒビが入りやすいというデメリットも。アクリル塗料選びに困ったら、外壁塗装業者に相談するのもおすすめです。
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アクリル塗料とは
- 耐用年数:約5~8年
- 塗料の単価(1㎡):約1,200~1,800円
アクリル塗料とは1950年頃から開発・製造が開始されたアクリル樹脂を主成分とする塗料のこと。外壁だけなく照明器具や看板、プラスチックなどにも使用されています。
参考:塗装工事Q&A (日本住宅塗装協会)
参考:40〜100万円?20坪住宅における外壁塗装の相場と注意点(一般社団法人日本住宅保全協会)
アクリル塗料のメリット4つ
【1】価格が安い
アクリル塗料は他の塗料に比べて価格が安いという点がメリットです。そのため、広い面積を塗装するときなどにウレタン塗料やシリコン塗料などと比べて、コストを抑えることができます。
【2】カラーバリエーションが豊富
アクリル塗料は発色が良く、カラーバリエーションが豊富な塗料となっています。さらにアクリル塗料は歴史が長いため、他の塗料に比べてさまざまな種類の塗料が販売されているのもメリットの1つです。
【3】ツヤのあるあざやかな仕上がり
塗料の種類によって仕上がりが変わってきますが、アクリル塗料はツヤのある美しい仕上がりが特徴です。また発色も良いため、はっきりとしたあざやかな色合いに仕上がります。
【4】吸湿性が高く扱いやすい
アクリル塗料は吸湿性が高く、重ね塗りが可能です。また、下地処理なしでもしっかりと定着させることができるのもアクリル塗料のメリットの1つ。ただ、塗膜が劣化している場合に重ね塗りをすると、不具合が起きることがあるので注意が必要です。
アクリル塗料のデメリット3つ
【1】劣化が早い
アクリル塗料は雨風や紫外線に弱いため、耐久性が低く早く劣化してしまうという点が大きなデメリットです。劣化がはじまるとツヤがなくなり、変色や褪色が目立ってきてしまいます。
【2】塗膜が硬くヒビが入りやすい
アクリル塗料は塗膜が硬いため、ヒビが入りやすいです。アクリル樹脂に柔軟性を持たせる役割として可塑剤が加えられていることが多いですが、紫外線により可塑剤が抜けると、柔軟性が失われてヒビ割れを起こしてしまいます。
きれいに塗れたとしても、紫外線や温度変化などによるヒビ割れは避けられないようです。
【3】耐用年数が短い
アクリル塗料の約5〜8年と耐用年数の短さがデメリットとなります。紫外線によってラジカル(劣化因子)が発生し、酸化還元反応が起こりやすくなってしまうのです。そのため他の塗料に比べて頻繁に塗り替える必要があります。
アクリル塗料と他塗料の違い・特徴
シリコン塗料
耐用年数 | 約10~15年 |
塗料の単価(1㎡) | 約2,200~3,500円 |
シリコン塗料は種類が豊富で、耐用年数も約10~15年と長いため、耐久性と価格のバランスが良いのが特徴です。ただ伸縮性がなく、塗膜がはがれたりヒビが入ってしまうことがあります。
参考:塗装工事Q&A (日本住宅塗装協会)
参考:40〜100万円?20坪住宅における外壁塗装の相場と注意点(一般社団法人日本住宅保全協会)
ウレタン塗料
耐用年数 | 約8~10年 |
塗料の単価(1㎡) | 約1,400~2,000円 |
ウレタン塗料は単価が約1,400〜2,000円と比較的価格が安いだけでなく、幅広い素材に使用できるのがメリットです。ただ耐久性がやや低いため、メンテナンスの頻度が高くなってしまうことがあります。
参考:塗装工事Q&A (日本住宅塗装協会)
参考:40〜100万円?20坪住宅における外壁塗装の相場と注意点(一般社団法人日本住宅保全協会)
フッ素塗料
耐用年数 | 約15~20年 |
塗料の単価(1㎡) | 約3,200~4,700円 |
フッ素塗料は雨で汚れを落とすだけでなく、ツヤのあるきれいな仕上がりを長くキープできます。そのため、頻繁にメンテナンスする必要がありません。しかし、ツヤのある塗料しか選べないので、注意が必要です。
参考:塗装工事Q&A (日本住宅塗装協会)
参考:40〜100万円?20坪住宅における外壁塗装の相場と注意点(一般社団法人日本住宅保全協会)
無機塗料
耐用年数 | 約20~25年 |
塗料の単価(1㎡) | 約4,200~5,200円 |
無機塗料は耐用年数が約20〜25年と長く持つのが特徴で、紫外線に強いため劣化しにくいです。また防汚性もあり、燃えにくいのもうれしいポイント!
デメリットとしては、無機物は硬い性質を持っているため、ひび割れを起こしやすいという点が挙げられます。
参考:塗装工事Q&A (日本住宅塗装協会)
参考:40〜100万円?20坪住宅における外壁塗装の相場と注意点(一般社団法人日本住宅保全協会)
外壁塗装の種類に関するQ&A
Q1. アクリル塗料とは?
A. 塗料にアクリル樹脂を混ぜて作られた塗料のことです。
アクリル樹脂を主成分とする塗料のことをいい、外壁だけなく照明器具や看板、プラスチックなどにも使用されています。
Q2. アクリル塗料のメリットは?
A. アクリル塗料のメリットは以下の4つです。
- 価格が安い
- カラーバリエーションが豊富
- ツヤのあるあざやかな仕上がり
- 透湿性が高く扱いやすい
Q3. アクリル塗料のデメリットは?
A. アクリル塗料のデメリットは以下の3つです。
- 劣化が早い
- 塗膜が固くヒビが入りやすい
- 耐用年数が短い
塗料に関連する記事もチェック
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年8月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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