シリコン塗料の特徴とメリット・デメリットを解説!選ぶコツも
シリコン塗料はアクリルをベースにシリコン樹脂を混ぜた塗料を指します。耐用年数は約10年以上あると言われており、汚れに強く種類が豊富なのが特徴です。一方でひび割れが起きやすく、シリコンの含有量によって耐久性が変動します。シリコン塗料を選びに困ったら、外壁塗装業者に相談するのもおすすめです
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シリコン塗料の特徴とは?
- 耐用年数:約10~15年
- 塗料の単価(1㎡):約2,200〜3,500円
シリコン塗料はベースのアクリル塗料にシリコン樹脂を含ませた塗料のことです。正式には「アクリルシリコン」と呼ばれていますが、アクリル塗料とは異なる塗料になります。
耐用年数は約10〜15年ほどあり、塗料によって変動しますが塗料の単価は1㎡あたり約2,200〜3,500円が目安です。
シリコン塗料の種類
シリコン塗料をはじめ、塗料には水性と油性の塗料があり、またそのなかでも1液型と2液型と種類があります。それぞれの違いについて解説します。
水性と油性の違い
水性塗料と油性塗料の異なる点は、希釈する液体が水か溶剤かということです。
水性塗料は、水で薄めて使用します。油性塗料に比べてニオイが少なく、価格が安いのが特徴です。油性塗料はシンナーなどの溶剤で希釈する塗料のことを指します。水性に比べて耐久性が高く、使用できる素材が多いのも特徴です。
1液型と2液型の違い
外壁塗装に使用されるシリコン塗料は、1液型と2液型があります。違いは、硬化剤が最初から含まれているかどうかです。
1液型の塗料は硬化剤がはじめから含まれており、溶剤で薄めることですぐに使うことができます。また、硬化剤と混ぜる必要がないため、施工品質も一定に保たれやすいです。
2液型の塗料は使用時に硬化剤を混ぜる必要があります。1液型に比べて耐久性が高く、塗装できる素材も多いです。ただ、硬化剤と混ぜると保存はできないため、混ぜたその日のうちに使い切る必要があります。
シリコン塗料のメリット
耐久性があり汚れに強い
シリコン塗料は排気ガスや雨、泥などの汚れに強く、耐久性があるのが特徴です。また、塗膜が固いため撥水性があり、水で汚れを流してくれるため、外壁がキレイな状態に保たれやすいのがメリット。
色の種類が豊富
シリコン塗料は人気があり、多くのメーカーが開発・製造・販売をしています。そのため、色のバリエーションが豊かです。色にこだわりがある人は、シリコン塗料から好みの色を探すことができるでしょう。
光沢感がある
光沢のあるシリコン塗料は、高級感を出すことができます。塗料にはツヤを出せる製品も多いですが、同じ光沢のあるウレタン塗料に比べてツヤが保たれやすいのも特徴です。
シリコン塗料のデメリット
ひび割れしやすい
シリコン塗料は塗膜が固いため外壁にしっかり密着し、剥がれにくくキレイに塗装できます。一方で伸縮性がないため、ひび割れやすい塗料でもあります。
シリコン含有量によって耐久性が変わる
シリコン塗料はベースとなる塗料にシリコン樹脂を加えた塗料です。このシリコン樹脂が、どの程度含まれているかによって耐久性が変動します。
シリコン樹脂の含有量は塗料によって異なり、シリコン樹脂の割合が少ないと耐久性が低くなるので注意しましょう。
シリコン塗料の選び方
機能性
シリコン塗料は製品によって、耐久性や防汚性、遮熱性、防カビ性などの機能性が備わっていることがあります。塗装する場所や住宅環境などに合った機能性で選ぶと良いでしょう。
色
シリコン塗料はカラーバリエーションが豊かで、希望に合った色を見つけやすいのが特徴です。同じ色の名前がつけられていてもメーカーによって彩度などが異なるため、色選びは慎重に行いましょう。
塗料はある程度自分で決める必要がありますが、希望の色が見つけにくいときには専門業者に相談するのもおすすめです。
価格
シリコン塗料の製品はバリエーションが豊かですが、価格の幅も広いので、きちんと金額を確認しておきましょう。また、シリコン塗料のなかには無機塗料などのスペックの高い塗料と同じような機能を持っているものもあり、より価格が高額になることもあります。
シリコン塗料選びに迷ったら専門業者に相談しよう!
シリコン塗料を自分で選ぶのが難しく感じたら、専門業者に相談するのもおすすめです。また、外壁塗装の業者を選ぶときには自分に合った業者を探すことも重要なため、業者探しに役立つサービスも活用してみましょう。
ヌリカエ
「ヌリカエ」は外壁塗装の業者や費用相場を調べられるサービスです。
全国の外壁塗装業者が登録されており、居住地や家の状態などの質問に答えると自分に合った外壁塗装業者を提案してくれます。口コミや施工事例も閲覧できるので、業者を選ぶときの参考にもなります。
また、通話料無料の電話相談もできるため、気軽に問い合わせができます。
外壁塗装プランナー
※サイト全体での問い合わせ件数(2022年10月末時点)
※実査委託先:ゼネラルリサーチ(2018年度調査)
「外壁塗装プランナー」は、外壁塗装の困りごとに応えてくれるサービスです。問い合わせ後に専門スタッフがヒアリングを行い、要望に合った業者を紹介してくれます。
公式ホームページの問い合わせフォームあるいは電話から問い合わせが可能です。電話相談は、24時間365日受け付けているので、外壁塗装業者に迷ったら気軽に問い合わせてみましょう。
代表的なシリコン塗料メーカー
日本ペイント
日本ペイントは、通称「ニッペ」としても親しまれている塗料メーカーです。創業140年以上の歴史をもち、日本だけでなくアジアでもトップクラスのシェア(※)があります。種類は、速乾タイプや遮熱性の高い塗料までバリエーションが豊富です。
関西ペイント
関西ペイントは、大阪にある塗料メーカーです。住宅塗料以外にも車や工業用塗料などを開発・製造・販売を行っています。創立100年(※)以上の歴史があり、環境に配慮した塗料をはじめ耐候性や遮熱性の高い塗料でも人気です。
※参考:沿革|会社情報(関西ペイント)
エスケー化研
エスケー化研は、1955年に創業(※)したエコロジーへの取り組みも積極的に行っている塗料メーカーのひとつです。とくに外壁塗装用の塗料は、リーズナブルな価格と高い機能性が特徴的です。外壁塗装用の塗料のなかでも、耐久性の高い無機塗料の人気があります。
シリコン塗料に関するQ&A
Q1. シリコン塗料の耐用年数と価格はどれくらい?
A. 耐用年数は約10〜15年、単価(1㎡)は約2,200〜3,500円が目安
シリコン塗料は、価格と機能性のバランスがとれた製品です。耐用年数は約10〜15年とされています。価格はシリコン塗料の種類によって異なりますが、塗料の単価が1㎡あたり約2,200〜3,500円が目安です。
Q2. シリコン塗料のメリットは?
A. 汚れに強くカラーや付加機能が豊富
シリコン塗料は塗膜が高く撥水性があるため、汚れがつきにくいです。また、多くの塗料メーカーがシリコン塗料を販売しているので、希望の色や防汚性や遮熱性などの機能からシリコン塗料を選ぶことができます。
Q3. シリコン塗料のデメリットは?
A. ひび割れやすく、シリコンの含有量で耐久性が変動する
シリコン塗料は塗膜が固く外壁に密着してくれる一方で、ひび割れが起きやすいです。また、シリコン塗料はアクリルをベースにシリコン樹脂を混ぜて作られています。このシリコン樹脂の含有量によって耐久性が異なるため、製品によっては耐久性が低いものもあります。
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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年8月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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