
外壁塗装の工期中に台風が発生したら?台風被害と対策を詳しくご紹介!
家の外壁は、新築後10年おきに塗り替えるのが目安だといわれています。外壁塗装は、大切な家に長く住み続けるために避けて通ることのできないものですが、工期中には安全確保をはじめ、さまざまな点に注意しなければなりません。その1つが、台風対策。もしも外壁塗装の工期中に台風が発生してしまうと、塗料の効果を十分に活かすことができないばかりか、家族や近隣住民へ被害を及ぼす危険も……。そこで、今回は外壁塗装中の台風対策について、すみずみまでご紹介しましょう。
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台風によって外壁塗装が受ける被害とは?
敷地面積や施工業者の人数によっても異なりますが、一般的な外壁塗装工事には約10日前後の日数が必要です。比較的短期間で終えられるとはいえ、工期中に台風が発生する可能性はないとはいいきれません。
台風による被害で特に気をつけたいのが、足場の倒壊。工事の初日には、家全体を囲むように足場を組みます。足場は通常、丈夫な鋼製のものが使われますが、それらをカバーしているメッシュシートが被害を拡大させる恐れがあるのです。
メッシュシートには、工事をする職人の転落防止だけでなく、近隣住宅や敷地内へ塗料が飛散するのを防ぐ役目があります。しかし、台風による強風を受けると、このメッシュシートがヨットの帆のようにはためき、風力によっては足場ごと倒壊してしまう可能性も。万が一、足場に作業道具が置いたままになっていたり、足場の近くを人が通りかかったりした場合は、より大きな被害につながってしまうでしょう。
また、もしも塗料が乾き切る前に雨が降ると、塗料が流れてしまったり、風によって塗料が飛散して近隣住宅に付着してしまったりと、思いがけないトラブルが発生する恐れも考えられます。さらに、一時的に台風が止んだとしても、湿度が高ければ、塗料の品質低下を防ぐために作業を再開することはできません。
このように、外壁塗装の工期中に台風が発生すると、工事が予定どおりに進まないだけでなく、さまざまな危険もともなうのです。
台風が来てしまったら外壁塗装はどうする?
ここまで台風による危険性をご紹介しました。では、工期中に台風が発生した場合にはどうすれば良いのでしょうか。
まず考えられるのは、メッシュシートの取り外し。上記でご紹介したように、本来なら足場や周辺環境を守るためのメッシュシートが、強風を受けることで倒壊の原因になってしてしまう可能性があります。仮に倒壊に至らずとも、強風の影響で足場がずれたり揺れたりすることで、外壁を傷付けてしまうかもしれません。そこで、台風が発生した場合には、できるだけ早い段階でメッシュシートを取り外すことが大切です。
また、施工時には、外壁に塗り残しがないよう足場と外壁を支える部材のボルトを一時的にゆるめ、隙間を作っている場合があります。このままの状態で台風が直撃すると、強風で足場が揺れるたびに部材が外壁に当たり、傷ができる原因にもなってしまいます。そのため、ボルトをゆるめた箇所があれば必ず締め直し、しっかりと固定しておきましょう。
台風が来るとわかったら事前の対策が肝心!
台風時には安全のため、メッシュシートの取り外しや部材の締め忘れを確認することが大切ですが、台風が直撃している中、足場に登って対策を施すのはNGです。雨風によって作業がスムーズに進まないだけでなく、作業中に足を滑らせて落下する危険もともないます。
そこで、台風が来る前にあらかじめ対策しておくことが重要。台風が突然発生することは少なく、数日前から予想されているケースがほとんどです。そのため、台風の通過に備えて、事前にメッシュシートを外しておいたり、ゆるめたボルトをしっかりと締めておいたりと、入念なチェックをおこないましょう。
施工業者によっては、台風が通過する前に工事を終わらせるため、当初の予定よりも短期間で作業を進めることもあります。しかし、予定していた日数を短縮して工事をおこなう場合、もしかすると本来必要な工程を省略している可能性があるのです。
家は長い間住み続け、受け継いでいくもの。天候などの影響を受けやすい外壁は、それだけダメージを受けやすい部分でもあるため、きちんと手入れをしておくべきだと言えます。したがって、台風を理由に工期の短縮をすすめる業者は手抜き工事をおこなう恐れもあるため、ご注意ください。契約をする前に、台風時の対応について確認しておくと安心でしょう。
また、台風による被害を抑えるためには、台風の発生しにくい時期を選ぶのもポイントです。外壁塗装には、夏から秋の台風シーズンを避けた春が狙い目。特に3月~4月は台風が発生しにくく、人気の高い季節です。それゆえ予約が集中し、予約が取りにくい場合もあるため、施工業者への問い合わせや申し込みは早めにおこないましょう。
まとめ
今回は、外壁塗装の工期中に台風が発生した場合の被害や対策についてご紹介しました。家族や職人、近隣住民の安全を守るだけでなく、塗料を長持ちさせるためにも、台風への対策は欠かせません。ご紹介した対策とあわせ、工事がはじまったら天気予報を小まめにチェックし、台風の動きを確認しておきましょう。工期中に台風が発生する可能性も考え、余裕を持ったスケジュール計画が大切です。
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