ディンプルキーに鍵交換する費用とは?メリットや自分で交換する方法も解説
鍵をかけているとはいえ、簡単に開けられないか不安になることでしょう。そんな方には、ディンプルキーへの交換がおすすめです。本記事では、ディンプルキー交換がおすすめな理由と鍵の交換ポイントについて解説します。
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鍵をディンプルキーに交換するメリット
ディンプルキーとは、鍵の表面や側面などに円形や楕円形のくぼみがある形が特徴の鍵です。一般的なピンシリンダータイプの鍵はギザギザした形をしていますが、ディンプルキーは複雑な構造をしています。
複雑な構造をしているがゆえにピッキングにも強いため、防犯性が高いのが特徴です。空き巣被害に遭いたくない方や強盗、盗難対策をしたい方にはぴったりの鍵といえるでしょう。
ディンプルキーはピッキングの被害を受けにくい
ディンプルキーのメリットは、ピッキングの被害を受けにくいことです。一般的なピンシリンダータイプの鍵はピンの方向が一定であるため、専用の工具が使われれば簡単にこじ開けられてしまいます。
しかしディンプルキーの場合は内部のピンが多方面から差し込まれるような構造となっているので、一箇所壊したとしても開けるのは難しいです。鍵のセキュリティ性能の指標に理論鍵違い数がありますが、ディンプルキーには約100万〜1,000兆通りあるので、ピンの数を自力で揃えるのは困難でしょう。
破壊解錠に強い
ディンプルキーは、破壊解錠などに強いと言われています。ピン自体が頑丈な構造となっているので、工具を使っても簡単には壊れないようになっています。
さらに耐久性の強さは、泥棒を諦めさせることにも役立っているのがポイントです。都市防犯研究センターの資料によると、侵入にかかる時間が2分以上5分以内だと約5割の窃盗犯が諦めるという結果(※)が出ており、このことからもディンプルキーは防犯性能の高さが期待できるでしょう。
※参考:警視庁 すまいる防犯110番
表と裏どちらからでも差し込める
ディンプルキーの魅力は、表と裏どちらからでも差し込めるリバーシブル仕様になっているところです。ピンシリンダーだと鍵穴の方向を合わせなければならず、差し込むだけでも手間に感じてしまうことでしょう。
しかしディンプルキーはどちらからでも差し込めるので、急いで出るときや荷物が多いときなどでも、スムーズに鍵を開けられます。
複製されるリスクが少ない
ディンプルキーのメリットは、複製されるリスクが少ないことです。一般的な鍵の場合は、シンプルな構造であるため簡単に複製されてしまいます。しかしディンプルキーは、専用の機械がないと同じような鍵を再現することは難しいです。合鍵を作られるリスクも少ないといえるでしょう。
しかしディンプルキーを無くしてしまうと戸締りに困ってしまうので、保管には注意が必要です。万が一ディンプルキーを無くしてしまった場合は、専門業者やメーカー代理店に鍵の作成を依頼してみてください。
鍵をディンプルキーに交換する費用相場
メーカーや取り扱っている鍵によって異なりますが、ディンプルキーへの交換にかかるコストは、20,000円前後が目安と考えるといいでしょう。業者によっては出張費やオプションなどの料金も発生するので、事前に見積もる必要があります。(※)
低コストでディンプルキーの交換を行いたい場合は自分でやる方法もありますが、鍵交換についての知識や技術力がないと難しいでしょう。
※LIMIA編集部が調べた2023年5月時点のおおよその料金目安です。
おすすめのディンプルキー
ここからは、おすすめのディンプルキー3つを紹介します。ピッキングや鍵穴壊しに強いタイプのディンプルキーをピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください。
【1】カバエース 3250R / KABA
「KABA社」の「カバエース 3250R」は3列16ポジションのピン配列が備わっており、19億2000万通りの複雑な鍵違い数が施されています。
10分以上の対ピッキング性能で、窃盗や盗難対策を強化したい方におすすめです。
【2】V-18 / GOAL
「GOAL社」の「V-18」は、スマートな形状が特徴のディンプルキー。ステンレスシルバーカラーがスタイリッシュです。
3方向18本のピンが施されているのがポイント。耐ピッキング性能10分以上で、カギの防犯力強化に努めたい方におすすめです。
【3】PR-Jシリンダー / 美和ロック
「美和ロック」の「PR-Jシリンダー」は、メインタンブラーとサイドタンブラーの2WAY構造が特徴のディンプルキーです。理論鍵違い数は1,000億通りとなっており、高い耐久性と防犯性の高さを誇っています。
キーの形状は押し込みやすくなっているので、スムーズにカギの戸締りがしやすいのが魅力です。
ディンプルキーを自分で交換する方法
鍵の交換についてある程度知識がある場合は、自分で交換してみるのがおすすめです。しかし交換工程を誤ってしまうと、鍵が設置できなかったり、不具合を起こしたりすることで、防犯性能が下がることも考えられます。
交換工程の一例を下記にまとめました。実際の作業は商品の説明書をよく読んで進めましょう。
- 1.扉側面のプレートを工具を使って取り外す
- 2.内側のネジを取り鍵シリンダーを外す
- 3.鍵シリンダーが取れたらディンプルキーのシリンダーをセットする
- 4.鍵シリンダーを室内側からネジで止める
- 5.屋外側には金属の輪っかを回して固定する 側面のプレートを設置して完成
スムーズに交換するなら鍵業者への依頼がおすすめ
もしディンプルキーの交換が難しい場合は、鍵業者に依頼するのが得策です。
「カギ110番」では、鍵交換は7,700円(税込)から依頼できます。
電話での相談は24時間365日受付中のため、鍵をディンプルキーに交換したいときは、まずは気軽に事前見積もりの相談をしてみましょう。
※鍵の種類によって金額は異なります
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります
鍵をディンプルキーに交換する際に注意するべきポイント
鍵をディンプルキーに交換する際は、注意しなければならないポイントがいくつかあります。事前に注意すべきポイントを把握しましょう。
交換にかかるコストを把握する
ディンプルキーを交換する際は、どれくらいのコストが掛かるのか把握するようにしましょう。セルフで行った場合は、工具があれば部品代しかかからないため、約5,000円前後が目安です。
しかしうまく取り付けられず、結局業者に頼むとなるとかえってコストがかさむ事態にもなりかねません。総合的に判断して決めましょう。
※LIMIA編集部が調べた2023年5月時点のおおよその料金目安です。
賃貸物件の場合は管理会社に相談する
賃貸物件に住んでいる場合は、事前に大家さんか管理会社に相談するようにしましょう。許可なく勝手にディンプルキーに交換してしまうと、トラブルの元になります。トラブルを起こさないためにも、今住んでいる自宅でディンプルキーに交換してもいいかどうか管理会社に問い合わせてみてください。
鍵をディンプルキーに交換して家の防犯性を高めよう
ディンプルキー交換がおすすめな理由と鍵の交換ポイントについて解説しました。一般的な鍵とは異なり、ディンプルキーは複雑な構造となっているので防犯性強化にはおすすめです。鍵の交換を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年5月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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