リフォーム時期の目安は築何年?場所ごとのベストタイミングとは
長年同じ家に住み続けていると、そろそろリフォームする時期かと考える方がいることでしょう。しかし具体的にどのタイミングでリフォームをするべきか判断するのは難しいもの。本記事では、築年数ごとにリフォームをするべき内容や箇所ごとの目安の時期とリフォームのポイントも解説します。
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リフォームが必要になる時期とは?
リフォームが必要なケースは、住宅設備が壊れたり、ライススタイルが変わったりするなど人によってさまざまです。具体的にどのようなタイミングでリフォームを検討することが多いのか、1つずつ見ていきましょう。
住宅設備の経年劣化や不具合
リフォームが必要になるタイミングとして多いのが、住宅設備の経年劣化。どんなに頑丈な住宅設備であっても、年月の経過とともに劣化し不具合が起こってしまうケースが考えられます。
生活に密着している家だからこそ、暮らしに影響をもたらすこともあるのでリフォームが必要です。
ライフスタイルの変化
ライフスタイルの変化に添って、リフォームを検討するケースもあります。とくによくあるのは、出産にともなう子ども部屋の設置や、親の高齢化によるバリアフリーの設置など。
生活が変化すれば住みやすさの基準も変わるもの。住みにくさが想定される場合や実際に気になるようになった場合など、ライフスタイルの大きな変化があればリフォームを考えた方がよいかもしれません。
【ライフスタイルの変化に伴うリフォームの例】
- 結婚を機に部屋を増設する
- 子どもの出産や就学を機に子ども部屋を増設する
- 親の高齢化によってバリアフリーを設置する
- 起業して仕事部屋が必要になった
- 3世代で一緒に住むことになり家を改築する
築年数でチェックしたいリフォーム内容
築5~10年 | 床・壁紙 |
築11年~20年 | キッチン・浴室・トイレ・洗面所・玄関・外壁・屋根 |
築21~30年 | 住宅全体 |
築年数ごとにリフォームした方がいい箇所の目安は上記の通りです。
築5~10年程度は劣化があまり見られないため、簡単なメンテナンスで問題ないでしょう。築11年を超えると水回りや自然にさらされている外回りに経年劣化が見られるようになります。使用頻度や普段のお手入れによって最適な時期は異なります。
築20年を超えると、目に見えない住宅の土台となる部分や給排水管などを見直す時期です。フルリフォームでは間取り変更やバリアフリー化なども視野に入れ、ライフスタイルの変化に合わせたリフォームを行うと良いでしょう。
箇所別のリフォーム時期一覧
床・壁紙 | 床:10年前後(フローリング)、約4~8年(畳)、壁紙:約5~10年 |
キッチン | 約10~15年 |
浴室・トイレ・洗面所 | 浴室:約15~20年、トイレ:約10~20年、洗面所:約10~15年 |
玄関・窓 | 玄関:約15~20年(木製)、約20~30年(アルミ製)、窓:約20~30年 |
外壁・屋根 | 外壁:約15~20年、屋根:約20~30年(瓦屋根)、約10~15年(金属屋根) |
リフォームをするタイミングは、箇所によって異なります。しかしほとんどの箇所は約10年~15年ほどで経年劣化するとされているので、10年前後を目安にリフォームを考えた方がよいでしょう。箇所ごとにリフォームの時期の目安をまとめたので、チェックしてみてください。
床・壁紙のリフォーム時期
- 床:10年前後(フローリング)、約4~8年(畳)
- 壁紙:約5~10年
室内にある床や壁紙は、4~10年程度がリフォーム時期の目安です。
経年劣化の特徴として、暮らしの中でついた傷やへこみ、汚れなどが考えられるでしょう。畳の場合は、リフォーム工事をせずに裏返すだけで済むケースもあります。
キッチンのリフォーム時期
- キッチン:約10~15年
レンジフードや食洗器、ガスコンロ(IHコンロ)など、パーツが多いキッチンは10~15年がリフォームの目安です。
毎日使用する世帯が多く、使用頻度の高さから経年劣化も顕著です。具体的には、レンジフードの吸引力低下やガスコンロの不具合などがあります。
浴室・トイレ・洗面所のリフォーム時期
- 浴室:約15~20年
- トイレ:約10~20年
- 洗面所:約10~15年
水回りの浴室・トイレ・洗面所などは、10~20年ほどでリフォーム時期を迎えます。
排水管の劣化による水漏れや排水口の詰まり、浴槽や便器の破損などがリフォームの目安です。目に見える部分が劣化していなくても、気が付かないうちに床下へ浸水して床材を腐食させたり、カビの発生に寄与したりする可能性があります。
玄関・窓のリフォーム時期
- 玄関:約15~20年(木製)、約20~30年(アルミ製)
- 窓:約20~30年
人の出入りや換気などで少しずつ消耗する玄関・窓は15~30年でリフォームの時期が訪れます。
ドアや窓の開閉がスムーズにいかなくなったり、錠前が消耗して回しづらくなったりといった使用頻度の高さにおける不具合の発生が、リフォームをするタイミングの目安です。
外壁・屋根のリフォーム時期
- 外壁:約15~20年
- 屋根:約20~30年(瓦屋根)、約10~15年(金属屋根)
太陽光や雨など、常に自然にさらされている外壁や屋根は、10~30年を目途にリフォームの時期が訪れます。
屋根には色あせや瓦のズレなど、外壁はひび割れやチョーキングといった経年劣化が見られるようになり、リフォーム時期の目安になるでしょう。
適切な時期にリフォームを怠るとどうなる?
適切な時期の手入れやリフォームを怠ると、経年劣化した箇所をそのまま放置することにつながるため、不具合が起こることが考えられます。例えば外壁なら塗装剥がれによる水漏れ、キッチンであればガスコンロの故障などです。症状が目立ちにくいものだと、ある日突然壊れるといったことが起こるかもしれません。
とくに注意が必要なのが、屋根や外壁です。屋根や外壁などから雨漏りし、家財の腐食が起こると、家全体に影響が及ぶ場合もあり、工事費用が高額になることや家全体のリフォームが必要になるケースが想定されます。
このような事態を起こさないためにも、不具合は放置せず早めにリフォームを検討するようにしましょう。
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※保証の適用には一定の条件があります。
※初回の成約日から1年以内に同じリフォーム会社へリフォーム工事を依頼した場合、新たにそのリフォーム工事に対してもリフォーム完成保証を適用できます。詳しくはコンシェルジュに問合せてください。
リフォームの時期に関するQ&A
Q. リフォームするなら何月が最適な時期?
A. おすすめは春(4~5月)頃です。
理由は気候が安定しやすく、スムーズにリフォーム工事が進められるからです。他の時期でも条件がよければ工事できますが、6月~7月は梅雨、秋は台風による天候不良、冬は大雪や積雪の影響があり、リフォームの日程が思い通りに進行しないことが懸念されます。
Q. フルリフォームする時期の目安は築何年?
A. 20~30年が目安です。
国税庁が定める法定耐用年数が木造で22年、鉄筋で47年なので、経年劣化を踏まえて20~30年程度がフルリフォームの目安になります。子育てや介護などライフスタイルの変化にともない、間取り変更、バリアフリーなどのリフォームをする機会にもなるでしょう。
参考:耐用年数(建物/建物付属設備)- 国税庁
リフォーム時期に関する記事をチェック
※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年6月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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