まるでタイムスリップ⁉︎江戸の情緒を今に残す小江戸「川越」をぶらり散策

小江戸川越――。100年以上の建物が残る趣のある蔵造りの町並みは、日本人だけでなく、外国人観光客をも惹きつけます。今回は、そんな埼玉県川越市で「情緒あふれる小江戸発見」のぶらり散歩をしてきました。

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400年近い歴史のある「時の鐘」

まず訪れたのは、1634年に当時の川越城主・酒井忠勝が建てたといわれている「時の鐘」。川越のシンボル的存在になっています。

現在の時の鐘は1894年に再建されたものですが、2006年には「残したい日本の音風景100選」に選ばれ、蔵の町・川越で1日4回、時を告げています。

そのすぐ隣にあるのが、和菓子〔福呂屋〕。明治8年(1875年)から創業130年以上を誇る老舗です。

のれんにもある《鐘つき最中》は、小倉餡が絶品。歩き疲れたら、2階の茶房であんみつやぜんざいを食べつつ、時の鐘が鳴るのを待つ、という楽しみ方ができるのも〔福呂屋〕ならではです。

川越といえば「九里四里うまい十三里」!

川越に来たからには、「九里四里うまい十三里」というキャッチコピーで有名な「あるもの」を食べずにはいられません。実はこれ、サツマイモのことなんです。

川越では江戸時代からサツマイモの栽培が盛んで、焼き芋は庶民が口にできる数少ない“スイーツ”でした。ちょうど日本橋からの距離が十三里だったこともあり、焼き芋屋が「九里(くり=栗)四里(より)うまい十三里」とシャレをきかせたキャッチコピーを作ったところ、江戸っ子に大ウケして人気が出たんだとか(諸説あり)。

そんなサツマイモを食べ歩きにぴったりなお菓子に仕立て上げたのが〔小江戸おさつ庵〕の《おさつチップス》。

特大サイズのサツマイモを薄くスライスし、素揚げにしてから軽く塩を振ったおさつチップスは、見た目のインパクト大。自分で食べていても、道行く人が手にしていると、つい目で追ってしまいます。

そのお隣にあるのが手作り大学いものお店〔川越いわた 時の鐘店〕。こちらも創業が昭和5年(1930年)とかなり歴史のあるお店です。

看板商品の大学いももよいですが、今回はここでしか食べられない《大学いもパフェ》をチョイス。注文してから作ってくれる《大学いもパフェ》は、サツマイモアイスに大学いもスティック、さらにカップの底に敷き詰められたシリアルにイモシロップを絡めてある、まさに芋づくしの一品。これで430円とはお得にもほどがあります!

芋菓子の本家本元〔龜屋〕など老舗中の老舗を探すのも楽しい

大通りである「一番街」には歴史ある「蔵店」と呼ばれる黒塗りの壁が特徴的な建物がたくさん並んでいます。その堂々とした外観から、NHK朝の連続テレビ小説「つばさ」のヒロインの生家として使われたのが陶器店〔陶舗やまわ〕。

店内には、ちょっとぜいたくな気分になれるぐい呑みや、リーズナブルでかわいい箸置き、飾っておきたくなるような器などが並んでいました。

また、「元祖芋菓子」という緑色ののれんが目を引く和菓子〔龜屋〕は、創業が天明3年(1783年)という老舗中の老舗で、平日でも1200人、土日祝日では4000人近くが訪れる人気店。

川越氷川神社のお祭りがある時期にはもっと賑わうんだとか。上品な小倉餡を使った《亀の最中》や川越らしくサツマイモを使った《河越太郎》などどれを買おうか迷ってしまいそうです。

まとめ

建物が古くても、中に入っているのは比較的新しいお店のほうが圧倒的に多く、老舗を探すのは難しいとのこと。今度川越を訪れたら、小江戸を感じつつ老舗探しをしながら歩いてみるのも楽しいかもしれませんね。


●書き手 渡辺まりか

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