雨や雪で濡れちゃっても大丈夫！ムートンブーツのお手入れ方法〜洗い方まで実践解説

新しく買ったムートンブーツが雨や雪で濡れてしまい、すぐに履けなくなってしまった経験はありませんか？　

本来、ムートンブーツはきちんとお手入れすれば長持ちするもの。とはいえ「どうやって手入れしていいのかわからない……」という人も多いはず。自己流で処理してスウェードが毛羽立ってしまうことや、防水スプレーがシミになってしまうこともあるでしょう。

そこで、冬に備えて正しいムートンブーツのお手入れ方法を見直してみましょう。日ごろのお手入れから、臭い対策、濡れたときの対応をご紹介します。

◼︎目次
1. ムートンブーツのお手入れの大切さ
2. 日常のお手入れ
3. 臭いがあるとき
4. 雨や雪で濡れたとき
まとめ

1.ムートンブーツのお手入れの大切さ

ムートンブーツを買ったものの、お手入れをしないうちに水が染み込み、すぐに傷んでしまった経験はありませんか？

本来、本革のスウェード素材でも合皮でも、きちんとお手入れをすれば長持ちします。クリーニングも利用できますが、1万円近くの高額になることも少なくありません。だからこそ、日常のお手入れが大切なのです。

特に、淡い色のムートンブーツはマメにお手入れをしましょう。雨や雪で濡れてシミになってしまう場合があり、淡い色はシミが目立ちやすいからです。

2.日常のお手入れ

●馬毛ブラシでお手入れ

ムートンブーツは、1日履いたら馬毛などの天然ブラシでお手入れしてください。目に見えなくても、ブーツの表面には汚れが付着しているためです。

玄関先にブラシを置き、いつでもブラッシングできる環境を整えておきましょう。ブラシは逆方向に動かさず、毛並みに沿って優しくかけるのがポイントです。

●履く前に防水スプレー

ムートンブーツを買ったときに加え、履く前には毎回防水スプレーをかけましょう。

汚れが付きにくくなり、ブーツの撥水機能も高まります。ただし、防水スプレーは近くからかけるとシミになってしまうことも。必ずブーツから20cmは離して使用してください。

3.臭いがあるとき

フェイクムートンブーツは家庭で水洗いできます。カビが生えてしまったときや、汗の臭いが気になるときは洗ってみるのもよいでしょう。

ただし、リアルムートンブーツは水洗いには対応していません。ブーツについている洗濯絵表示を確認の上、実施しましょう。

シンクなどに水を張り、ムートンブーツ全体を水に浸けていきます。

泡立てた中性洗剤を溶かし入れ、柔らかいブラシを使いムートンブーツをこすり洗いします。ブーツの中も汗で汚れていますから、丁寧に洗いましょう。ブラシでこすり過ぎると毛羽立つため注意してください。

全体の汚れが落ちたら、シンクに水を張ってすすぎましょう。何度か水を取り替えて、泡が完全に出なくなるまで繰り返します。最後に柔軟剤を入れると、ふんわりと仕上がるのでおすすめです。

洗剤が落ちたら水気を切りましょう。バスタオルでブーツを包んで水分を拭き取ります。このとき色移りすることがあるため、汚れてもいいタオルを使うのがベター。

水気を切ったムートンブーツは、中にタオルや新聞紙などを詰めて、陰干しします。ブーツが乾いたら防水スプレーをかけましょう。

4.雨や雪で濡れたとき

ムートンブーツが雨や雪で濡れると、シミになってしまうことがあります。汚れを防ぐために、履いたその日にお手入れしましょう。

まず水を含ませて硬く絞ったタオルを使い、ムートンブーツ全体を湿らしていきましょう。トントンと叩きながら、ブーツ全体に水分を含ませます。

全体を湿らせたら、ブーツの中に丸めた新聞紙やコピー用紙を入れます。陰干しで乾かして仕上げてください。直射日光に当てる方法や、ドライヤーで乾かすのは、ブーツを傷める原因となるため避けましょう。

まとめ

冬になると毎日履くことも多いムートンブーツは、日々のお手入れがポイント。もともと水に弱い素材なので、毎日のブラッシングや防水スプレーで汚れが定着しないようにケアしてあげることが大切です。

丸洗いはいざというときの裏技にとどめておき、基本は濡れたらすぐにタオルで水拭きするのがシミにならないコツです。ムートンブーツをよく履く方は、ぜひ試してみてください。