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40代ご主人、30代奥さん、ご両親、娘3人、幼い息子さん、計8人の家。
幼稚園の男の子以外はすっかり大人なので、家族同士があまり干渉し過ぎ
ない空間を求められた。でも、本当に単に個室が集まっただけの空間にするのがよいのだろうか?1人になりたい時もあるけれど、家族みんなで過ごしたい時もある。兄弟姉妹だけで語りたい時だってある。施主との度重なる打合せの末に、家族がもっとも豊かに過ごせるようたどり着いたのがこのプランである。ご両親が住まう『東棟』、夫婦と子供たちが住まう『西棟』、これらに挟まれた空間を『リビングダイニング』というのが、この家の空間構成。『西棟』は、夫婦と幼い子供が過ごす大き目の『ベッドルーム』と、子供たちだけで過ごす『子供の塔』とに分けて、それぞれが小さな共有スペースを持つようにして、個室だけで完結しない空間を目指している。
家族が集まる『リビングダイニング』は、この家の要の空間である。家族内の「公共空間」でもあるので、基本的に木の素材感を生かした落ち着いた空間としている。これにメタリックな素材や陶質の素材などを組み合わせ、温かさとモダンさを共存させている。いっぽう、『西棟』の『子供の塔』と『ベッドルーム』は、子供たちが健やかに成長するよう、リビングダイニングからは一転して白く明るい空間としている。

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京阪神間を中心に夫婦で設計事務所をしています。主に住宅、店舗を設計。リノベーションもやってます。住みよい住宅とは?居心地の良い空間とは?空間にまつわるあらゆる事…

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