蔵のリノベーション:内部壁/天井 シナ合板 目透かし張り
「蔵」のリノベーションの現場です。蔵の内部の壁仕上げは、シナ合板 9mmの目透かし張り。合板と合板、または他の材料との間に隙間(目地)を取りながら張っていく方法です。目地の部分が影になって同じ仕上げが続いても、とても上品に見えます。付きつけで、板を張っていく場合は、経年変化によって、狂いや隙間ができる可能性がありますが、最初から目地をとっておくとあまり気にならないという利点もあります。
どの場所でも釘やビスが効くように、9mmの合板を使っていますので、目地の幅も9mmにしています。この部分で合板の厚みも感じることができる仕上げです。合板の表面はこれからオイルペイントで仕上げていく予定です。なにぶん、通常に比べて手間のかかる施工法なので、大工さんには、(いつも)ちょっと申し訳ない気がします。
(株)独楽蔵 KOMAGURA