お香のおすすめ23選！女性に人気の香りやトイレ・瞑想向きまで

お香とは？

日本では、香りをたしなむ意味の「聞香（もんこう）」という言葉があるほどお香の歴史は深いです。はじめは儀式や瞑想などに使われていたお香ですが、徐々に香りを楽しむ文化が発展し、江戸時代頃より日本人に親しまれています。日本ならではの伝統的な香りのものや、花や香木など自然の植物を使ったものが多いのが特徴です。奥深い香りを楽しめるのがお香の魅力でもあります。

またお香は、香りを楽しむだけでなく、煙のゆらぎを眺めたり、インテリアとして部屋に置いたりするのもおすすめ。現代では、お香自体のデザイン性が高いものや、おしゃれなお香立て・お香皿も多く販売されています。玄関やリビング、寝室などさまざまな場所に置けるのも◎。

お香の選び方

お香には火を使うタイプと使わないタイプ、また香りの違いなどさまざまな種類のアイテムがあります。そこで今回は、「形のタイプ」や「香り」など選び方を4つに分けて紹介。

お香に初めて挑戦する方は、3番目に紹介する「おすすめの定番メーカー」からお香をチョイスするとベーシックなアイテムを試すことができます。

1. タイプで選ぶ

火をつけて楽しむお香には、主に「スティックタイプ」「渦巻きタイプ」「コーンタイプ」「ペーパータイプ」の4つの種類があります。

それぞれの種類によってお香の燃焼時間や香りの立ち方が異なるため、お香を選ぶ際には重視したいポイントです。トイレや洗面所などには、スティックタイプやコーンタイプがおすすめです。

・スティックタイプ

スティックタイプは、棒状のお香でベーシックなアイテム。スティックの長さや太さによりますが、大体15分～40分の燃焼時間のものが多く、ふんわりと香りが立ちます。やさしく香るため、小さな部屋にぴったり。

スティックタイプは、お香立てに挿したり、お香皿に寝かせて焚きます。挿して使用する場合は、落ちてくる灰をきちんとキャッチできる大きさの受け皿が必要です。また、ロングタイプやショートタイプなど、サイズに違いがあり燃焼時間も異なります。お香立てやお香皿の大きさに合わせるのはもちろん、部屋の広さにも合わせて選びましょう。

・渦巻きタイプ

渦巻きタイプは、蚊取り線香と同じコイル状のお香です。燃焼時間が1時間～2時間程度のアイテムが多く、長く香りを楽しめるのが特徴。長い時間を過ごすリビングなどにぴったりです。蚊取り線香と同じ要領で使えるため、お香に初挑戦する方にもおすすめ。火を途中で止めて、数回に分けて使用することも可能なので経済的にも◎。

・コーンタイプ

コーンタイプは、円錐状のお香のこと。燃焼時間が約15分～30分程度と比較的短く、燃焼する面が徐々に大きくなるため強く香りを出せます。短時間で香りをしっかり広げたい方や広い空間におすすめです。

・ペーパータイプ

ペーパータイプは、香りの付いた紙を燃やして使うお香で、燃焼時間は数分と短いのが特徴。お香のなかでもとくに短時間で燃えるタイプで、香りもふわっと香る程度のものが多いです。香りを部屋中に行き渡らせるのではなく、自分の周囲だけに香りを広げて楽しみたいときにもおすすめ。

また、ペーパータイプは、冊子になっているものや缶ケースの中に入っているものなど、持ち運びに便利なものが多いです。旅先や外出先で少し休息したいときにも使用できるのが魅力の1つ。火をつけずに、ほんのりと香る名刺や本のしおりとして使う方法もありますよ。

2. 香りで選ぶ

お香はアロマのように香りを楽しめるのも魅力。香りを気分や使用シーンで使い分けることもできます。

ここでは、「ベーシックな香りの系統」と「その系統の定番の香り」を紹介。下記以外にも、「ソープ」や「ムスク」など香りの種類は豊富にあります。ヨガ・瞑想に集中したいときは漢方薬由来のお香がおすすめです。

・香木系（ウッディー系）

香木系のなかでもとくに定番なのは、「白檀（びゃくだん）」。「白檀」は高貴なものとして古くから使われていることから、どこかなじみのある、懐かしさを感じるような香りです。別名を「サンダルウッド」と言い、アロマオイルや香水の種類で見かけることも。お香に限らず、ポピュラーな香りと言えます。

木からできている香りであるため、森や木に囲まれているような気分に。また、落ち着きのある印象で、リラックスしたいときにもぴったりです。

・花＆香水系（フローラル系）

フローラル系は花の香りを再現し、華やかさと上品さのある甘い香りが特徴。花・香水系として括られることもあり、香水にも使われる香りです。とくに「ジャスミン」や「金木犀（きんもくせい）」、「ラベンダー」などが人気の香りとして挙げられます。

「ジャスミン」など落ち着きのある甘い香りのお香は、睡眠前にゆっくり過ごしたいときにも◎。ブランドによっては、季節ごとの花をイメージした香りもあるので、季節に合わせて選ぶのもおすすめです。

・ハーブ系

ハーブ系のお香は、シャープでスパイシーな香りのアイテム。とくにスッと爽やかなハーブの香りがする「ホワイトセージ」が人気です。日当たりが悪く風の当たらない、空気がよどんでいると感じる場所に置いて、スッキリと気分転換するのもおすすめ。

3. メーカーで選ぶ

お香は日本で古くから楽しまれていたことから、国内のブランドが多いのも特徴。お香の主な国産メーカーとしては、『日本香堂』『松栄堂』『薫寿堂』などが挙げられます。伝統のあるブランドが多く、日本製のお香を選べますよ。老舗だけでなく新たなブランドも多く出ているので、伝統と流行を兼ね備えたお香を楽しめます。

海外のメーカーでは、インドの『HEM社』やフランスの『パピエダルメニイ（Papier d’Arménie）』が人気です。日本よりも奇抜性のある香りが多く、より幅広く香りを楽しみたい方におすすめです。ネットでも購入できるため、日本にいながらココナッツなどの海外らしい香りを楽しめますよ！

4. セットで選ぶ

お香はお香立てやお香皿に置いて焚くものですが、簡易的なお香立てがセットになっており、あえて買わなくても手元に届いてからすぐに使えるものもあります。そのため、お香に初挑戦する方はお香立てが付いているアイテムをチョイスすると、より手軽に試すことが可能です。

またお香立てとセットではなく、香りの異なるお香がセットになっているアソートメントのアイテムもあります。好みの香りを見つけたい方や気分に合わせて香りを使い分けたい方におすすめ。

お香の人気・おすすめアイテム23選

ここからは、おすすめのお香を23種類紹介！　スティックタイプだけでなく、幅広い使い方ができる紐状のお香や、蚊取り線香として使えるお香など幅広くセレクトしました。香りもさまざまな種類のものを紹介しています。燃焼時間やサイズにも着目して比較してみてくださいね。

人気おすすめお香の一覧表

おしゃれなお香立て＆お香皿の人気おすすめアイテム6選

お香立てやお香皿は、香を焚くときには欠かせない不燃焼の容器で、落ちた灰を受け皿でキャッチします。お香立て付きのお香を選んだ方も、灰を受けるためのお香皿が必要です。お香を好きな角度で立たせたり寝かしたりできるものがあり、デザイン性に優れたものが多いのもポイント。

ここでは、おしゃれで印象的なおすすめ商品を6つ紹介します！

人気おすすめお香立て＆お香皿の一覧表

お香の使い方

お香をより快適に楽しむための使い方もご紹介します。さまざまなタイプがありますが、今回は一般的な火をつけるスティックタイプのお香の使い方をレクチャーします！

1. 場所を確認する
お香は軽く、強い風が吹くと倒れてしまうことも。そのため、風の当たらない場所を選んでください。

2. お香を挿す
お香立てやお香皿、灰を敷いた香炉にセットします。ここで倒れないようにしっかりと挿す・置くことが重要です。先端がお香皿からはみ出ないように立てることで、落ちてくる灰をしっかりキャッチできます。

3. 火をつけ、赤くなるのを確認する
ライターやマッチで火をつけ、先端が赤くなったのを確認します。その後、手で仰ぎ、煙が出たらお香が焚けているサインです。

お香と線香・アロマの違い

香りを楽しむという点でアロマオイルと似ているお香。しかし、香りの立たせ方などに違いがあります。

お香は火をつけて香りを充満させたり、火をつけずにほんのり香らせて使うアイテム。一方で、アロマオイルは液体であるためディフューザーを使って香りを充満させたり、湯船に数滴たらして香りを楽しめます。また香りとともに香煙も楽しみたい方はお香がおすすめです。

より詳しくお香とアロマの違いを知りたい方は、下記の記事もチェック。

リラックスタイムをより充実したい方におすすめ

リラックスしたいときやリフレッシュしたいときなど、癒しグッズとして使われることも多いお香。そんな癒しタイムをより充実させるため、「照明」で部屋をムーディにしてみませんか。やわらかな明かりとゆらぐ香煙を見ながら落ち着いた時間を過ごせます。

以下では、手ごろな価格で作れる照明の作り方や雰囲気をアップするための間接照明についてピックアップしました！

※本記事で紹介した作業を行う際には危険を伴う可能性があるため、怪我や事故などに十分ご注意の上で作業を行なってください。
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