【梅雨時期の大敵】カビや水分を寄せ付けない、手軽にできる湿気対策法
梅雨の時期です。雨が降る日が多くなり、気分も落ちてしまいますよね。湿気が原因でカビが生えやすい時期でもあります。油断すると、部屋のあちこちが湿気だらけになってしまいます。今回は身近にあるものや、安く買えるもので湿気対策をしてみました。これで湿気と戦う準備万端になるはずです。
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毎日雨が続く梅雨の時期は、室内に湿気がこもりカビやニオイが気になってきます。例えば、クローゼットに入れておいたバッグにカビが付着していたり、押入れの壁にひっそりと生えていたり……。湿気は放っておくと、このように隠れた場所で悪影響を及ぼすのです。
この梅雨は、湿気のないカラッとした部屋を目指しましょう。今回は、家庭で簡単にできる湿気対策を試してみました。
■目次
1. 湿気の原因などを解説
2. まずは換気から
3. 新聞紙や段ボールを使った除湿方法
4. 重曹を使った除湿方法
5. 炭を使った除湿方法
6. その他湿気対策の工夫
まとめ
1. 湿気の原因などを解説
■起こりうる問題
梅雨時期の湿気により、家の中には様々なトラブルが発生します。代表的なものを下記にまとめてみました。あなたのお家は大丈夫ですか? 確認してみましょう。
1. お風呂場など水回りにカビが発生しやすい
2. 湿度が高いと暑く感じる
3. 布団が湿っぽくなる
4. 家具の裏側にカビが生えやすい
5. 押入れなど空気の流れがない場所にカビが生えやすい
6. カーテンや壁紙が傷みやすい
7. ダニの発生原因に
8. 洗濯物が乾きにくい
家具の裏側や押入れにカビが生えやすいのは、温度が低くほかの場所と比べて温度差が大きくなるから。また同様に、クローゼットに入れていたバッグにカビが生えるのも、温度差が高く湿気がこもりやすいためです。
■快適な湿度とは?
部屋の快適な湿度は40~60%です。部屋に温度と湿度が測れるものを設置することで、湿度の調節がしやすくなります。60%以上の湿度となると、結露が発生しカビやダニの発生の原因となるので注意しましょう。この写真を撮った日はちょうど雨が降っていたため、湿度が65%ありました。
■カビの発生要因
カビは室内や室外のどこにでも空気中に存在しており、ある環境になった時だけ発生します。カビが発生しやすい環境は、室温が25~30度、湿度が80%の時。さらにお風呂場のように、石鹸カスや皮脂汚れなど養分がある場所には多く発生します。
プラスチック、繊維、畳、塗料、接着剤、木などカビの養分となる物質は様々です。だからこそ付着、増殖しない環境作りが必要となってきます。
2. まずは換気から
押入れやタンスの裏など、空気の流れが悪くなる場所は、扇風機を使って風を送りましょう。押入れの換気は、両側の戸を半分開き、間から扇風機で風を送る方法がおすすめです。
洗濯物を部屋干するときにも扇風機を活用できます。扇風機は洗濯物から1mくらい離し、首振りにして洗濯物全体に風が当たるようにしましょう。風量は弱でも十分のため、電気代はそれほどかかりません。
朝に洗濯物をリビングに干して、扇風機をかけて出かけたら、帰宅したときには乾いているはずです。
部屋全体にこもった熱や湿気を素早く外に逃がすためにも、扇風機を活用してみましょう。1つの窓を開けたら、それとは別の窓も開けて扇風機を外に向かって回します。扇風機によって部屋の気圧が下がり、別の窓から空気が入ってくる仕組みです。
この方法を活用すれば、部屋の温度を素早く下げる対策にもなります。ただし、屋外の気温が高いときには使えないので注意しましょう。湿度対策としては、梅雨時でも室内のほうが湿度は高いため、窓を開けたほうが効率が良いです。
エアコンは室温を一定に保ちながら換気する機能があるため、日中に窓を開けるとせっかく冷やした室温が上昇してしまいます。窓を開けるなら朝晩の気温が低い時間帯がおすすめです。
3. 新聞紙や段ボールを使った除湿方法
新聞をとっているご家庭ならば、新聞紙を活用して。なければスーパーで無料でもらえる段ボールを使うことで湿気対策ができます。
■新聞紙の除湿方法
新聞紙は一度くしゃくしゃにして凹凸を付け、押入れや家具の後ろなどに入れます。また、くるくると丸めて棒状にしたものを張り合わせ、手作りスノコのようなものにも。
それを押入れの壁に立てかけておくと、押入れの壁と布団との間に隙間ができて湿気対策になるのです。
くしゃくしゃにした新聞紙は、梅雨時の靴の湿気対策にも使えます。靴の中に丸めた新聞紙を入れておくと湿気が溜まりません。この方法は雨で靴が濡れた時の対処法としても有名なので、知っている方も多いかもしれませんね。
■段ボールの除湿方法
段ボールも新聞紙同様に使用します。押入れの下に敷く、押入れや家具の壁に設置するなどの対策方法があります。これで、押入れの湿気を軽減することができるでしょう。
4. 重曹を使った除湿方法
重曹は除湿剤としても活用することができます。空き瓶、果物が入っていたパックなど空き容器を活用し、手作りの除湿剤を作ってみましょう。
重曹は湿気を吸い取ってくれる効果と脱臭効果の二つが得られるため、ニオイが気になる下駄箱にもおすすめです。画像はミニトマトのパックです。穴があけられていて、蓋もあるためそのまま使えます。
蓋がない容器を使う場合には、粉末がこぼれないための対策も必要です。蓋となる部分に、不織布を被せましょう。100均で売られている、換気扇用フィルターをカットして使えば、通気性が良くなります。
重曹の除湿効果は3~6か月持つため、梅雨に設置したら夏に一度取り換えるか、秋に交換するのがおすすめ。重曹がダマになってきたら交換の合図です。湿気を吸い取った重曹は、お掃除用としても活用することができるので経済的です。
5. 炭を使った除湿方法
炭には小さな穴が開いており、湿気やニオイを吸着してくれます。一方で、湿度が低くなれば吸着した湿気を吐き出す便利グッズです。インテリア性を高めるなら、備長炭を利用してみましょう。布袋などに入れてしまうなら、バーベキューで余った炭でも十分です。
我が家では床下に炭を入れているのですが、梅雨時や夏の湿気があまり気にならないように思います。ホームセンターに行けば、床下に入れる炭袋が売られているため、気になった方はチェックしてみてくださいね。
6. その他湿気対策の工夫
■室温を一定に
梅雨時の湿気対策は、冬の結露対策と似た部分があります。結露も部屋の温度が高い部分と、低い部分との差で発生しやすくなります。梅雨時は気温差を無くすために、エアコンをかけるのもおすすめです。
その際には締め切った部屋を無くし、全室同じ室温にしてください。部屋ごとにエアコンを設置して室温を変えるのはあまり良くありません。気温が低いところでは水蒸気を抱え込む力が落ちるため、室温が低い部屋では湿気の影響を受けやすくなってしまうのです。
■湿気が発生する箇所で換気扇を回す
浴室、キッチンなど水蒸気が発生する場所は、必ず換気扇をかけて使用しましょう。梅雨時の洗濯物は、浴室に干して換気扇を回すと湿気対策になります。
・家具を壁につけない
タンスなどの家具は壁にピッタリ付けないようにしましょう。壁と家具との間に隙間をつくることで、空気が流れやすくなります。ソファーやベッドなどは、床に隙間があるものがおすすめです。
まとめ
梅雨のジメジメ対策は、第一に換気が必要です。湿度が高いからといって部屋を閉め切ると、室内に湿気がこもるため注意しましょう。
家庭には温度計と湿度計を設置して、カビが生えやすい環境になってないか確かめることも大切です。どれも簡単な方法ばかりですから、湿気対策で梅雨を乗り切りましょう。
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