通信費の平均額は?スマホの通信費を安くする方法ってあるの?

毎月スマホの料金だけで10,000円近く払っている、という人は多いはず。これだけ高い金額となれば、家計を圧迫する1つの要因といっても過言ではないでしょう。しかし、実は、毎月の通信費を5,000円未満で抑えている人たちもいます。基本料金や定額料金で一定以上は安くならないといわれることも多いスマホの料金を、なぜそれほど安い金額にとどめることができるのでしょうか?
そこで今回は、スマホの月々の通信費の実態と、スマホの料金を安くする4つの方法をご紹介します。選択によっては、今より5,000円以上安くなることもあります。高い通信費に悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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スマホの月額通信費、平均金額は?

2016年2月19日~23日の期間に実施されたMMD研究所の調査によると、15歳以上のスマホユーザーの平均通信費は、月額6,823円でした。また、docomo、au、Softbankの大手3キャリアを利用しているユーザーのみの平均は7,433円、格安SIMを利用しているユーザーのみの平均は2,067円となっています。

大手3キャリアと格安SIMで5,000円以上もの差があり、大手3キャリアユーザーにとっては驚きの結果だといえます。
しかし、大手3キャリアユーザーの中には、月額10,000円を超える人たちが約13%いる一方で、約15%は月額5,000円未満であると答えています。格安SIMについては後ほど詳しく説明しますが、同じ大手3キャリアユーザーの中でもこれほど大きく金額に差が出ているのはなぜでしょうか?

スマホの料金は少なくとも月7,000~8,000円はかかるものと考えている人は多くいますが、実は、スマホの通信費を1ヶ月あたり数千円ほども安くする方法があるのです。今回はその中でも4つの方法を取り上げ、簡単に行えるものから順にご紹介していきます。

(参考:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1531.html )

オプションを解約する

大手3キャリアでスマホを契約する際は、ほとんどの場合、大幅な金額を割り引く代わりに、さまざまな有料オプションに加入させられます。契約するショップによっても異なるため一概にはいえませんが、加入は必ずしも強制ではありません。しかし、割引を受けるために一旦は加入する人が多いのではないでしょうか。

多くの場合は、店舗スタッフから「オプションは初月のみ無料、1ヶ月後に不要なサービスは解約してください」との説明を受けます。しかし、自分がどのオプションに加入しているかが非常に分かりにくいため、解約の手続きが煩雑だと思っている人は少なからずいるようです。

ひとつひとつのオプションは、300~500円程度とそれほど高額ではありませんが、4つ、5つ、と加入している状態のまま解約しなければ、オプションだけで毎月1,000~2,000円ほども余計に料金がかかっていることになります。現在どのオプションに加入しているかは各キャリアのサポートサイトにログイン後、「お客様情報」から確認できるので、不要なものがある場合はすぐに解約の手続きを進めましょう。

【解約の方法】
オプションの解約はネットからも可能ですが、方法が分かりづらい場合は、各キャリアのサポートに電話で問い合わせたほうが無難です。混み合っていなければ、15分ほどで解約手続きを済ませられます。

【解約する際の注意点】
特にネットから自分でオプションを解約する場合ですが、それぞれのサービス内容をよく読み、必要なオプションまで解約してしまわないように注意しましょう。不安がある場合はやはりサポートに電話で問い合わせ、サービスの内容から詳しく説明してもらうようにするとよいです。

料金プランを見直す

現在契約しているプランを見直すことでも、月額料金が数千円単位で大幅に減額できる可能性があります。料金プランを見直す際は、以下2つのポイントに注目しましょう。

【ポイント1】通話時間
仕事などで通話をする機会が多い人は、通話料金で月額の通信費が高くなっている可能性があります。毎月の通話時間が50分を超えている場合は、通話し放題のプランへ変更したほうが、月額料金を安く抑えられます。

たとえば、Softbankであれば、24時間通話し放題の「スマ放題(2,700/月)」、5分以内の電話ならいくらかけても一定額の「スマ放題ライト(1,700/月)」などがあります。利用状況によって適切なプランを選びましょう。

プラン変更はネットからも可能ですが、おすすめはサポートへ電話で問い合わせる方法です。現在の利用状況を説明すれば適切なプランを提案してくれますし、わざわざショップに出向く時間も省けます。

ちなみに、「LINE」や「Skype」などの無料のIP電話アプリを活用できるならば、料金プランはそのままでも月額料金を抑えることができます。また、仕事の通話が多い場合は、新たに電話番号の取得が可能なIP電話サービスもあります。

無料ではありませんが、「SMARTalk」なら8円/30秒と格安(Softbankの場合は20円/30秒)で通話が可能です。さまざまなパターンが考えられるので、どの方法が最も安くなるか比較し、検討してみてください。

【ポイント2】データ通信量
データ通信量は、使い過ぎて通信速度に制限がかかってしまった、あるいは、毎月上限ギリギリの通信量、という場合でない限り、あまり気にしない人も多いかもしれません。しかし、大手3キャリアの月額料金は、毎月のデータ通信量に応じて設定されているので、毎月の通信費を安く抑えるうえでは非常に重要です。Softbankの例で見てみると、

30GB 8,000円
20GB 6,000円
5GB 5,000円
2GB 3,500円
1GB 2,900円
(参考:http://www.softbank.jp/mobile/price_plan/sumahodai/smartphone/ 2017年3月7日現在)

となっています。スマホの契約当初は、上限を超えると通信速度が遅くなることから、余裕を持って大きめの契約にした、という人もいるかもしれません。しかし、ネットやサポートアプリの「お客様情報」で毎月の利用量を確認してみると、データ通信量が余っていることも少なくありません。

Softbankの例でいえば、30GBから20GBへ落とせば、毎月2,000円の減額になります。一度自分の利用量を確認してみて、適切な定額プランへの変更を検討してみましょう。

Wi-Fiを活用する

Wi-Fiとは、簡単にいえば、安定して高速通信が可能な無線のインターネット回線のこと。光回線などのネット契約を結ぶと、Wi-Fi電波が届く範囲にあるスマホやパソコン、タブレットなどで同時にネットを利用することができます。

月々の通信費を考えるうえでなぜWi-Fiが重要になるのかといえば、Wi-Fi通信ではデータ通信量が発生しないというメリットがあるからです。ネットで長時間動画を見ても、重いデータを送受信しても、Wi-Fi環境下であれば、データ通信量はゼロ。そのため、Wi-Fiを有効に活用すれば月々のデータ通信量を抑えられ、前述のとおり、より金額が安い定額プランへ変更することができるのです。

【Wi-Fiルーターを活用しよう】
自宅でWi-Fiを活用するためには、別途ネットの契約が必要になります。最近はスマホを契約しているキャリアと光回線の契約も同時に結ぶことで、割安でネット契約が可能ですが、Wi-Fiルーターの利用も便利です。SoftbankのWi-Fiルータープランなら、月額料金を2,000円以下に抑えることもできます。選択肢の1つとして検討してみましょう。

【Wi-Fiスポットを活用しよう】
最近では、レストランやカフェ、コンビニ、ビジネスホテル、空港、バスなどの公共交通機関に至るまで、ありとあらゆる場所に無料でWi-Fiを利用できるWi-Fiスポットが設置されています。「屋外でネットを使ったり動画を見たりしたいけど、データ通信量が気になる」という場合は、無料のWi-Fiスポットをかしこく活用しましょう。

ただし、屋外に設置されているWi-Fiスポットの中には、セキュリティの面で安全性が保障されないところも少なくありません。屋外でWi-Fi通信を使ってスマホを操作する場合は、基本的に個人情報に関わることや仕事に関わる情報は、やり取りしないようにしましょう。

また、当然のことですが、スマホのWi-Fiの設定がオンになっていなければWi-Fi通信はできず、データ通信量がかかってしまいます。屋内・屋外のどちらで利用する場合であっても、スマホの設定をオンにすることは忘れないように注意しましょう。

格安SIMに切り替える

最後に、冒頭に登場した格安SIMについてご紹介します。大手キャリアユーザーにとっては、スマホが月額2,000円代で利用できるなど、夢のような話に思えるかもしれません。そもそも、格安SIMとはいったいどのようなものなのでしょうか?

【格安SIMとは】
SIMとは、スマホなどに内蔵されている小さなカードのこと。重要な情報がたくさん記録されているとても大切なもので、SIMカードがなければスマホを使用することはできません。そして、格安SIMとは、SIMカードのみを大手3キャリアではないプロバイダと契約することをいいます。代表的なプロバイダとしては、BIGLOBEやUQ、OCNなどが挙げられます。

これらの会社は、docomoやauといった携帯電話会社が持つ回線を借りて通信サービスを提供するため、格安SIMに切り替えたからといって、通信の質が低下することはありませんし、利用できるエリアが狭まることもありません。しかしながら、格安SIMを提供するプロバイダは自社で設備を保有する必要がないためコストがかからず、より低価格でユーザーにサービスを提供することができます。

また、格安SIMに切り替えると、手元にはSIMカードのみが届きますが、現在使っているスマホがそのSIMカードに対応していれば、今までと同じスマホを引き続き利用できる点も、大きなメリットの1つだといえるでしょう。

【SIMフリーとの違いは?】
格安SIMと同時に最近話題になっているのが、SIMフリー(SIMフリースマホ)です。通常、docomoやauなどの携帯電話会社で購入したスマホでは、他社と契約したSIMカードは利用できないようにロックされています。これは、スマホを自社で購入してもらっても、自社回線を使ってもらえなければ、携帯電話会社のメリットが少ないからです。

しかし、2015年の春以降に販売されたスマホでは、各キャリアにおいて、購入から約半年の一定期間が過ぎれば、SIMロックを解除できるような措置が取られました。これにより、格安SIMが広く一般的にも知られるようになっています。

SIMフリーとは、はじめからSIMロックがかけられていない状態のスマホのこと。そのため、さまざまなSIMカードに対応でき、ユーザーは1つの通信会社に限定されることなく、自由に回線や契約する会社を選択できるというメリットがあります。

また、海外に行く機会が多い人は、現地でSIMカードを差し替えれば、国内と同じように難なくスマホが利用できるという点も魅力のひとつです。ただし、SIMフリーに切り替えるには、新しく端末を購入しなければなりません。現在お持ちのスマホを継続して利用できる格安SIMとは、この点で大きな違いがあります。

【格安SIMのデメリットは?】
通信の質は変わらず、今までと同じスマホを継続して利用でき、しかも月々の通信費が格段に安いとなれば、格安SIMへの切り替えにはメリットしかないように思えます。事実、基本的には、大きなデメリットといえるものはありません。

これまでは、大手キャリアに比べて通話料が高いことが、格安SIMの最大の欠点として挙げられていました。格安SIMの通話料はだいたいどのプロバイダでも20円/30秒で、大手3キャリアとの差はありません。

しかし、大手3キャリアのように特定の時間帯の通話料が無料になるサービスがなく、通話し放題のプランもなかったため、通話が多い人では格安SIMに切り替えても、料金面でのメリットがなかったのです。

現在では、格安SIMを提供するプロバイダでも通話が多い人に対応したオプションサービスが続々と登場しています。そのため、プロバイダの選び方や料金プランの組み方次第では、誰でも今より月々の通信費を大幅に減額できる可能性があります。

ただし、SIMカードの挿入から初期設定までをすべて自分で行わなければならないという点は、操作が苦手な人にとってはデメリットだといえるかもしれません。しかし、手順通りに進めていけばそれほど難しい作業ではありません。ネットでやり方を解説している記事もあるので、不安な人は一度調べてみるとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今以上に安くならないとあきらめていたスマホの通信費は、これほどいろいろな方法で安くすることが可能です。通信費は家計の支出の中でも大きな出費となるので、家族全員分のスマホ代が安くなれば、家計の助けにもなるのではないでしょうか?オプションを解約したり料金プランを見直したりすることは今すぐにでも可能なので、ぜひ試してみてください。

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