映画『出櫃（カミングアウト）―中国 LGBT の叫び』

中国のLGBT人口は約7000万人 かつて同性愛は犯罪だった― 母さん それでも 私を愛してくれますか 父さん それでも 僕を愛してくれますか 激しく葛藤し、壁を乗り越えようと模索する親子のスリリングな関係が展開する―！

中国に7000万人いると推定される性的マイノリティの人々。『出櫃（カミングアウト）―中国 LGBTの叫び』は、自分のありのままを受け入れてもらいたいと、親と向き合う中国のゲイとレズビアンの若者に密着したドキュメンタリーである。監督は中国出身の房満満。留学を機に、日本を拠点に映像製作の道を歩み始める。現在は株式会社テムジンに在籍し、主にテレビドキュメンタリーの演出に携わっている。

あらすじ・ストーリー

かつて同性愛が〝犯罪〞とみなされ、旧い社会通念が根強く残る中国で、自分のありのままを受け入れてもらいたいと、親と向き合う中国のゲイとレズビアンの若者に密着したドキュメンタリー。教員採用試験を控える谷超（グーチャオ）は、「ゲイだ」と父へのカミングアウトを決意する。

安安（アンアン）は 19 歳で母親にカミングアウトしたが、受け入れられないまま 32 歳に。今はパートナーと暮らしている。ボランティアの助けを得て、改めて母親に受け入れてもらおうとするのだったが…。

公式HP

作品情報

監督・編集：房 満満（ボウ マンマン）
1989 年中国生まれ。現在 31 歳の女性監督。留学を機に日本を拠点に映像製作を始め、現在は主にテレビドキュメンタリーの演出に携わる。地元政府と癒着して環境汚染する企業相手に闘う NGO、教科書にない歴史を生徒に伝えようとする学校教員、新型コロナ感染爆
発のため封鎖された武漢の実態など、中国社会の矛盾のなかで懸命に生きる人々を深く描く作品づくりを目指す。「良くも悪くも、言わなければ中国人であると“バレない”」と語るほどの日本語を話す。
撮影：楊 林 プロデューサー：鐘川崇仁 製作・著作：テムジン 映像提供：NHK
2019 年｜日本｜54 分｜DCP・Blue-ray｜ドキュメンタリー © テムジン

2021年1月23日新宿K’s Cinemaにてロードショー！