昔ながらの長屋を間取り変更リフォームして、快適に暮らそう

江戸時代を舞台にした時代劇や落語などで頻繁に登場する長屋。近年は数が減少し、人気も低迷傾向にありますが、その分、安く手に入ると言うメリットがあります。ともすれば大きなネックとなる古い印象も、リフォーム次第では十分に改善可能です。

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長屋では間取りがキモ!? 快適な住宅にするためのポイント

古い長屋においては、しばしば見られる間取りの問題。その問題点の改善に有効な間取り変更リフォームを見ていきましょう。

1.生活動線に気を使おう

長屋の間取りリフォームするうえで、まず考えるべきは生活動線です。生活動線とは、暮らしの中での人の動きを表した軌跡を指し、この軌跡が複雑だったりスムーズでなかったりすると、住みづらさを感じる傾向にあります。古い長屋の場合、この生活動線に配慮が行き届いていないケースが散見されるので、意識的に改善するようにしましょう。なかでも使用頻度の高い玄関やリビング、水回りなどは生活動線を意識した間取りにすると、住みやすさを格段に上げることができます。

2.部屋数を減らしてみるのも手?

古い長屋の間取りでよく見られるのが、細かく区切られた和室。そうすることで部屋の数を確保しているのですが、一方で風通しや陽当たりが悪くなり、狭くて暗い印象になってしまうことも。そんなときは、思い切って部屋数を減らしてみてはいかがでしょうか?悪い印象を改善できるだけではなく、掃除が楽になるなど副次的な効用も見込めます。また、減らした分は、リビングにつなげてしまうのがおすすめ。明るく開放的な家族団欒の場を確保できます。

3.廊下を極力少なくしよう

とくに狭い長屋の場合は、無駄をなくして、スペースを有効に活用したいもの。そのためには、居住スペースを圧迫しかねない廊下を極力少なくするのがとても有効的です。廊下の移動スペースとしての機能は、LDKなどの大部屋の中に持たせることでカバーできます。また、その際はLDKと玄関の距離を短くすると、更に廊下を減らすことができます。

後の祭りにならないために!長屋の間取りリフォームにおける注意点

間取り変更リフォームは規模が大きく、費用もかさむ傾向にあります。だからこそ、失敗は避けたいものです。そこで、後悔しないためのポイントをいくつかご紹介します。

1.プライバシーは尊重しよう

長屋の特徴のひとつは、隣の家と壁を介してつながっていること。隣の家に音が漏れたり、入ってきたりしないような配慮が必要になります。また、大規模な間取り変更を行う際は、家庭内での音漏れにも注意を払うようにしましょう。とくに、廊下や部屋の数を減らすと、自宅内にも生活音が響いてしまう恐れがあります。たとえ家族とはいえ、生活音がまる聞こえでは落ち着きません。

2.間取り変更後の収納を考えよう

長屋の不満点としてよく挙げられるのが収納の不足。なんと江戸時代から続く問題点です。この問題は、とくに長屋での生活経験のない人が、知らずに陥りやすいので要注意です。また収納スペースをどうしても用意できないときは、デッドスペースの活用を考えてみましょう。階段の下をくり抜いたり、天井にロフトを造ったりと意外と活用できるものです。

3.湿気にも気を使おう

細かく屋内を仕切った長屋は、陽当たりと風通しが悪く、湿気のこもりやすい環境です。湿気は、長屋の基礎を苛む可能性があるので、できる限りの対策はとるべきです。間取り変更リフォームでは、リフォーム後の風通しや陽当たりを考慮したうえで行うようにしましょう。

住みやすい長屋にリフォームした事例を大公開!

長屋の抱える様々な問題点。間取りリフォームによってそれらを克服し、住みやすい長屋に生まれ変わらせた事例を紹介します。

1.大胆な間取り変更で開放的で明るいリビングを実現

長屋の1階は窓が少なく、日中でもほとんど光が入らない状態。リビングも暗く、北向きであることが不満でした。そこで、実際のリフォームでは、リビングを陽当たりの良い2階に移す大胆な間取り変更を行っています。そのリビングも、ワンルームのLDKを採用し、開放的で明るい団欒場に。暗かった1階は、法令の問題で窓を設けることができなかったので、2階に天窓やガラス床を設けることで光が階下に届くように工夫を施しています。その結果、暗い印象だった長屋が全体的に明るい印象に生まれ変わりました。

2.高齢となった母のために。間取り変更でバリアフリー化

高齢となった母のサポートになるよう、2階建ての長屋をバリアフリーリフォームした事例です。拘ったのは、2階に上がらずとも1階だけでも快適に暮らせる間取り。そのために、水回りを一か所に集中させ利便性を確保、また私室を玄関やトイレ、リビングに近い場所に間取りを変更し、スムーズな移動ができるよう配慮がなされています。

おわりに

長屋は両隣の住宅と隣接しているため、リフォームにはどうしても制限が出てきてしまいます。そんななかでも、より要望に沿った快適な住まいにするためには、長屋の間取り変更リフォームに長けたリフォーム会社に施工を担当してもらうのが1番。一括見積もりを利用すれば、そんなリフォーム会社を見つける一助になるはずです。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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