リフォーム前にチェック!成功例と失敗例から学ぶ二世帯リフォームのポイント

二世帯リフォームのメリットは、なんといっても家族が近くにいる「安心感」でしょう。近くにいることだけでも安心できますし、もしものことがあった時には頼りやすいという利点もあります。また、将来のことを考えて二世帯リフォームをする方も多くいらっしゃいます。しかし、そんな安心感を得るはずの二世帯リフォームが、家族関係にひびを入れてしまうケースも少なくありません。そのような事態にならないように、二世帯リフォーム成功の秘訣と失敗しないためのポイントを見てみましょう!

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二世帯リフォームを成功へと導く事例

お互いの距離が近くなるからこそ、価値観や生活スタイルの違いで衝突する危険が大きくなります。その危険を最小限にする秘訣は「我慢しないこと」です。「こんな小さなこと…」と思ったとしても、ストレスに感じるならリフォーム前に必ず相談しましょう。思わぬところからトラブルに発展することもあります。小さなことですが、リフォーム前に解決して良かった事例をご紹介します。

事例1 ポストは別々に設置する!

二世帯の苗字が同じ場合、ポストも共同という家も多くありますが、分けた方が良い場合もあります。「自分宛の郵便物を見られたくない」や「新聞も一緒で読みにくい」という意見も実際に聞きます。小さなストレスをイライラに繋げないためにも、ポスト部分についても考慮しましょう。小さなポールに二世帯分の表札とポストを取り付けるだけで、問題は解決できるでしょう。

事例2 テレビは各世帯にあるのが理想的!

家族の団らんの場であるリビングは癒しの空間です。しかし、リビングでのテレビのチャンネル合戦はどこの家庭でも起こる問題です。しかも、それが世代の違う二世帯ならなおさらです。小さな空間であっても、それぞれの世帯のプライバシーが守れるようなミニリビングを設置することをおすすめします。

事例3 洗濯機も別にしてストレスフリーに!

洗濯の仕方は人によって千差万別です。例えば「タオルと靴下は一緒に洗いたくない」や「こまめに洗濯機を回したい」など細かいこだわりをお持ちの方もいらっしゃいます。洗濯は個人の清潔感やプライバシーと深く関わる部分ですので、リフォーム前に考慮しましょう。洗濯機置き場がないと思っていても、押入れ部分など活用できるスペースがあるかもしれません。まずは、お互いの洗濯についての意見を聞きましょう。

リフォーム失敗例から学んでトラブルを回避しよう

ここでは、失敗例をとりあげつつトラブルを避けるヒントをご紹介します。

失敗例1 間取りの取り方でトラブルに!

二世帯リフォームの一番の悩みどころは、間取りの取り方ではないでしょうか。二世帯リフォームでは、完全分離タイプ・部分共用タイプ・完全同居タイプの3種類があります。種類によって、間取りの取り方が大きく変わってくるわけですが、決定する際にお互いの世帯の性格をよく考慮に入れましょう。共用できると思っていても、実際に生活してみると塩梅が良くないことも多々あります。リフォーム会社の方にも、一つのタイプの案だけではなく複数のタイプの案も聞いてみましょう。

失敗例2 光熱費の折半問題

二世帯住宅にするにあたって、光熱費を折半している家族も多くみられます。支払い額を軽減できるのは、お互いにとってメリットでもあります。しかし「いつも家にいるのは親世帯だから光熱費を折半するのはおかしい」などと問題になることもあります。明確に分けられないことで、ストレスを感じてしまうケースです。公平にするためには、各世帯で別々に各種メーターを取り付けることで解消できます。

失敗例3 収納問題

見落としがちなのは、収納スペースの問題です。例えば「共用部分の下駄箱に子ども世帯の靴が多すぎて、親世帯の靴が入らない」という問題もトラブルに繋がりやすいです。家族構成や家族の持ち物を考慮に入れて共用部分の収納を考えましょう。また、二世帯リフォームではスペースが限られているケースも多いので、作り付けの家具など利用してスペースを活用していきましょう。

二世帯リフォームで失敗しないための注意点  

続いては、リフォーム前に知っておきたい注意点を紹介します。以下の点も考慮しつつ、二世帯リフォームを成功させましょう。

その1 リフォーム会社の選び方

二世帯リフォームの時に重要になるのは、リフォーム会社の選び方です。通常のリフォームとはやや異なり、二世帯リフォームでリフォーム会社に必要なのは「提案力」です。ここまででお伝えしたように、二世帯リフォームでは圧倒的に世帯間の人間関係の問題が多くみられます。そのため、お互いの意見を尊重しつつ、より良いプランの提案をしていく力が必要です。

その2 構造上の問題

増改築を含むリフォームになる可能性が高い二世帯リフォームでは、容積率や建ぺい率に問題がないかも事前に確認しておきましょう。また、築年数によって家の構造が増築に耐えられるかも重要です。リフォーム前に、確認しておくことに加え早めにリフォーム会社に伝えましょう。

その3 相続問題

兄弟がいる場合は、二世帯リフォームの時に事前に話し合いの場をもつようにしましょう。もし親世帯が亡くなった時、一般的には同居していた子世帯が相続するケースが多いです。しかし、自宅しか財産がない場合、もめごとの原因になるかもしれません。最悪の場合は、せっかくリフォームした家を売却して金銭に換える必要もでてくるでしょう。そうならないためにも、他の推定相続人に対して二世帯リフォームの同意と理解を得ておくことが大切です。

おわりに

二世帯リフォームで「安心感」を手にいれるためには、事前に問題が起こりそうな部分を想定して設計することです。少しの不安やためらいがあれば、なんでも相談しましょう。小さな問題があとから大きくなる場合だってあります。二世帯リフォームを成功させるために、まずは見積りでビジョンを明確にすることをおすすめします!

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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