
「ますいい建築家日記」良い子供部屋とは家族の関係にあった、楽しい空間を作ること
子供部屋は、個室が良いのか?それとも仕切らない部屋が良いのか?家づくりで悩むポイントだと思います。まずは、仕切らずに作っておいて、後から壁を作るようにするという子供部屋づくりの方法もあります。ますいいでは、家族の関係にあった、楽しい子供部屋作りをしたいと思っています。
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子供部屋は個室が必要?
子供室についてのスタディーをしていると、どこまでの広さ、プライバシーの確保をするかで悩む人がいる。
子供というのは個室がないならないでその環境に合わせて成長していくものだ。個室がある環境だったらそれを当たり前として個室を使うし、完全に分けられた個室がなくってもそれはそれで何とかなるものである。僕はすでに18年間で200軒近い住宅を造っているけれど、あとから個室を造ってほしいと言われた事例はほとんどない。もしどうしても心配ならば、将来的に間仕切り壁を取り付けることが出来る様に工夫しておけばよいが、こうしておいてもなかなか間仕切りを作ることが無いのが現実だ。
広い開放された子供部屋
下の写真は伊奈の家の子供スペースである。広い解放されたスペースは二人のお子様のために造られた。勉強のためのスタディーコーナーは吹き抜けの反対側に配置してる。吹き抜けを介してすべての部屋がつながることで一体感のある暮らし方が実現しているのである。

良い子供部屋は家族の関係にあった、楽しい空間を作ること
基本設計段階で大切なことは、答えは一つではないということだと思う。僕はいつもクライアントの家族像を眺め、どんな暮らし方が理想的かの創造を膨らませるようにしている。趣味は、普段の家での過ごし方は、お子さんとの関係は、などなどの様々な条件からふくらませる想像の中から、既成概念にとらわれない楽しい空間が生まれると思うのである。
そして、この作業は建て主自身が自分でもできる作業だとも思う。構造的に成立するかどうかのなどの難しいことは考えなくともよい。建築の世界で皆さんが想像するようなことは、すでに土木などそのほかの世界ではすでに実現していることがほとんどだ。もしも建て主がつり橋のごとき住宅の姿を思いついたとしても、それは容易に実現できる技術である。もしも搭のごとき建築の姿を思いついた場合も同様だ。それ相応のコストは必要となるであろうが、それが建て主の暮らしにとってどうしても必要なものであるならば、それを実現するためにそのほかの部分のコストを削ってでも実現すればよいと思うのである。
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