ファニチャーラグって何？日本初登場・ZAPPETOがカラーオーダー会を開催

ただの敷物ではない、ファニチャーラグ

水泡のような円を描いた印象的なデザインと、美しい染色、そしてやわらかな触り心地。

今、注目のラグブランドが「ZAPPETO」だ。今回、フランスを中心とするヨーロッパのインテリア雑貨やファブリック、アートなどを扱う青山のインテリアショップ「Bazar et Garde-Manger」（バザー・エ・ガルド-モンジェ）にて新発売される。

「ZAPPETO」がコンセプトに謳うのは、「自らは“ファニチャーラグ”ブランドである」ということ。それは、ラグでありながらテキスタイルやグラフィックの視点ではなく、より建築的な視点に立って、空間の使われ方からラグ＝敷物という存在を再考しているから。

ZAPPETO＝一級建築士×デザイナー×マルト・デムラン

「ZAPPETO」は2人の日本人が手がけているブランド。

1人目は、イタリア・ミラノのデザイン事務所でも活躍した一級建築士であり、デザイナーでもある坊垣祐司氏。
もう1人は、大手建設会社で数多くのインテリアコーディネートに携わってきたデザイナーの松村三知代氏。

2人はフランス・パリで毎年行われる、インテリアや雑貨の展示会、メゾン・エ・オブジェに出展。その際、ショップの「Bazar et Garde-Manger」のバイヤーであるマルト・デムランと出会ったそう。

マルト・デムランは、パリのファッション界をにぎわした伝説のバイヤーであり、舞台衣装のデザインやショップのディスプレイを手がけるなど、感度の高い人達から常に注目を集める女性。

マルト・デムランとの出会いにより、「ZAPPETO」は日本で発売されることが決まった。

素肌にやさしい心地よさと美しい色彩が魅力

「ZAPPETO」の商品のコンセプトは、“居場所をつくる”。

お気に入りの椅子、2人で語り合うベンチ、晴れた日には気持ちの良い風が通り抜ける縁側やウッドデッキ…。いつでも、どこでも、そこに置くだけで人々が集まってくる、そんな“居場所”となるラグを目指している。

まるでソファのように空間の中心となる存在感あるデザインもさることながら、日本の素足の文化から生まれたラグであることにも注目したい。日本の老舗に息づくハンドタフト技術を活かし、体へのやさしさや触り心地のいいやわらかさにこだわった。

厳選された100%ウールを用い、カセ染めという技法を駆使して、原糸に負担をかけないようていねいに染色。四季が移ろう豊かな自然の中で育まれた日本独自の感性により、美しい色彩を表現している。

今回のカラーオーダー会では、東京と福岡のショップにバイヤーのマルト・デムランが来日！　希望者に自宅のインテリアや好みを聞きながら、ラグの色の組み合わせなど、カラーセレクトのアドバイスをしてくれるとのこと。この特別な機会をぜひ、お見逃しなく。

※価格帯はφ40㎝で¥16,800（税抜）～。

【イベント詳細】
◆東京・表参道
日時：2016年5月21日（土）・22日（日）15:00～19:30 　★来日パーティあり
会場：Bazar et Garde-Manger（バザー・エ・ガルド－モンジェ）
東京都港区北青山3-7-6
営業時間：11:00～19:30（不定休）
TEL： 03-5774-5426

◆福岡
日時：2016年5月13日（金）・14日（土）15：00～20：00
会場：H.P.DECO　好奇心の小部屋福岡
TEL： 092-716-8202

◆東京・二子玉川
日時：2016年5月19日（木）14：00～18：00
会場：H.P.DECO　好奇心の小部屋二子玉川
TEL： 03-6411-7128


Text:中島理恵