
家の中に光を招き、柔らかい光を拡散させる
採光の限られた立地に建つ建物でも、外光を上手に引き込み、その光が当たる壁を反射板として捉え、光を拡散させることで柔らかな光がめぐる快適な住空間を実現できます
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周囲の環境と方位から採光を考える
このプロジェクトでは、道路から細い路地状の通路と階段を登った土地に建つ木造住宅をリノベーションしました。
俗に言う、敷地延長や旗竿敷地と呼ばれる土地のため、既存建物は隣家に囲まれ、南側に小さな庭があるものの1階までは陽が差し込まないため、室内は暗い印象の家でした。
日光を室内に取り込むために、周囲の環境を丁寧に読み込むべく、周りを囲む環境を模型化し、現地と合わせてみながら窓などや扉等、開口の位置を検討します。
そこで、周辺の立地環境に適応した明るい住まいへと変換するため、南側の庭部分にあえて建物を増築することにより、路地や隣家との隙間を介して外光を内部に取り込むよう計画しました。

引き込んだ光を柔らかな光に変換し拡散する

家の中心に設けた階段と吹き抜けは、上下階をつなぎ、各生活スペースに光や風や人の気配を伝える役割をはたします。
また、階段を取り囲むように配置された生活スペースは、それぞれ借景を楽しめる場所や、近くに隣接する隣家などの遮蔽物がなく、空が大きく見える位置に開口部を設けることで、閉塞感のない広がりのある空間としました。
更に階段の縦方向の抜けを利用して2階の光が1階までやわらかく届くよう、手すり壁に光を拡散させる素材として特注のタイルを張りました。


このタイルは、古くからやきもので栄えた、愛知県の常滑市のギルドと共同で開発したもので、急須づくりで用いられる伝統的なチャラ(薄い釉薬をかける)という技法を応用し、土そのものの質感や、やわらかさを残したタイルです。
自分の好みに応じて磨きを加える事で表情が変化するため、仕上がりのムラや個体差が逆に魅力となったり、均一に光沢が出ないことで光の揺らぎがうまれるようにつくられています。



「深沢の家」はリノベーションオブザイヤー2018にエントリーしています。
引渡し後の実際に住まわれている今の写真も掲載されているので是非見ていただきたいです。
アイデアに共感していただけましたら下記リンク先より「いいね」していただけると嬉しいです。
リノベーション前は庭にしか届かなかった光や風も、増築部から吹き抜けを介して、家の中にまわり込み、家の周辺に埋もれていた余白が、暮らしの中に取り込まれた健やかな住まいへと生まれ変わりました。
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