HiKOKIが新設アワードの授賞式を初開催!職人たちの熱いビルダーズスピリットにDIYの達人・ヒロミも感動

電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」を展開する工機ホールディングスジャパンは、職務に対する最も高い志を持ち、日々奮闘する職人を表彰する「HiKOKI BUILDER’S SPIRIT AWARD(ハイコーキビル […]

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電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」を展開する工機ホールディングスジャパンは、職務に対する最も高い志を持ち、日々奮闘する職人を表彰する「HiKOKI BUILDER’S SPIRIT AWARD(ハイコーキビルダーズスピリットアワード)」を昨年に新設。その初となる授賞式が3月12日に東京都内で開催され、ファイナリストの中から総合グランプリと各部門賞に選ばれた3名にタレントのヒロミと同社の吉田智彦社長から記念の楯と目録が贈られた。ここでは自らの仕事にプライドを持つ職人たちの熱気でムンムンとなった会場の様子をレポートする。

職人のプライドや情熱を応援する「HiKOKI BUILDER’S SPIRIT AWARD」

住宅や各種施設、それに生活インフラなど、我々が普段当たり前のように利用している暮らしの環境は、建設業をはじめとした職人たちの仕事によって成り立っている。本アワードは、そうした職人たちを応援し、彼らの仕事に対するプライドや情熱を多くの人に知ってもらいたいという思いから創設されたものだ。初開催となる今回は「フロンティア賞」と「スピリット賞」の2部門を設け、その応募者の中から各部門賞と総合グランプリが選出された。

初めに登壇した工機ホールディングスジャパン株式会社の吉田智彦社長は、「電動工具やエア工具はそのままではただの道具や機械でしかありません。職人さんたちにお使いいただくことによって初めて意味を持つものになります」としつつ、「ハイコーキはそういった最前線で活躍されるプロの職人の皆様の努力や志を伝えたい、また、サポートしたいという思いから、こういうアワードを立ち上げました」と本企画の開催意義を強調。その上で「本日お集まりの皆様、そして業界を支えるすべての職人の皆様に心から敬意を表する同時に、これからも当社は皆様のビルダーズスピリットを全力で応援していきたいと考えております」と力強く述べた。

続いて登壇したのは、テレビ番組等でDIYの達人として活躍し、2021年からハイコーキのCCO(チーフ・コミュニケーション・オフィサー)を務めるタレントのヒロミ。本アワードで特別選考員を担ったヒロミは初めにこの度の選考を振り返り、「いろいろ見させてもらって皆さんの熱い思いが伝わってきたので難しい選考になりました。本当に悩んだ末に各賞を選んだので、一緒に楽しく盛り上げていければと思います」とコメントした。

次に、こちらも本アワードの特別選考員で、この日は残念ながら欠席となった名古屋市立大学大学院芸術工学研究科建築都市領域准教授の久野紀光氏と同社グローバルマーケティング最高責任者のビル・ワイマン氏のメッセージが読み上げられた後、ついに各賞の発表が始まった。

ファイナリスト職人6名が仕事への熱い思いを語る

ここまでの選考を経てファイナリストに選ばれたのは、スピリット部門の山内健嗣さん、河合時椰さん、川崎浩一さんと、フロンティア部門の小林大希さん、小川智彦さん、吉田裕貴さんの計6名。

司会者の誘いで順に壇上に上がった6名はここまで来た喜びと各賞の発表を控えた緊張感とを混じらせながら一言ずつコメントを述べ、川崎さんが「ここに立てて感無量です。これからも一生涯、情熱を持って進んでいきます」と感極まった様子を見せれば、吉田さんは「僕は大工の仕事が大好きです!」と仕事愛を爆発させるなど、それぞれの形で明るく心境を表現した。

そして「魅力、やりがいを感じたエピソード」をテーマに募集を行ったスピリット部門の部門賞に輝いたのは群馬県在住の河合時椰さん。

現在29歳の河合さんは21歳から建設業界に携わり、24歳からシャッター工として活躍。無火器工法への移行が進み電動工具が必要不可欠になっている業界で、常にメンテナンスに気を配り、時代に合った技術を追求している点をアピールし、本部門の頂点に選ばれた。

発表を受けて改めて登壇した河合さんは「本当に信じられないですけど、同時にこうした評価をいただけたことで自分のやってきたことが間違いではなかったという喜びもあり、より身が引き締まる思いです」と笑顔でコメント。一方、プレゼンターを務めたヒロミからは、記念の楯と併せて「工具を大事にカッコよく見せようとしているところに熱い思いを感じました。これからさらに素晴らしい職人さんとして活躍されることを願っています」というエールが贈られた。

「未来を切り拓き、ありたい姿に挑戦」をテーマに募集を行ったフロンティア部門の部門賞に輝いたのは京都府在住の小川智彦さん。

現在53歳の小川さんは、10年前に船大工に弟子入りし、その後独立。伝統工法による和船の製作に携わり、室町時代から受け継がれてきた日本の技術の継承に励んでおり、まさに本部門のテーマを体現する姿が受賞の要因に。

受賞者として改めて壇上に上がった小川さんを、ヒロミは「作り手が少なくなっている和船を作っていると聞いて僕も少し作ってみたいと思いました。こういうものをなくさないで続けていくのは大変だと思いますが、本当に凄いしカッコいいですね」とリスペクト。一方で記念の楯を手にした小川さんは、「まさか受賞できるとは思っていなかったので本当にびっくりしています。今は、なくなりそうな技術をどうにか繋いでいるような状況ですが、春から京都で新たな船を作ることにもなっていますし、今後も誇りを持って弟子が取れるくらいに頑張っていきたいです」と、さらなる活動に意欲を見せた。

そして最高賞となる総合グランプリは、フロンティア部門にエントリーした群馬県在住の小林大希さんに決定。

現在29歳の小林さんは、職人歴約8年。現在は2級土木施工管理技術士として、現場技術代理人及び主任者の補助業務を担当している。身体に障害を抱えているため、建設業で働くには体力面で課題も多いというが、近年では電動工具などの発達によって障害者でもできる作業が増えたと感じている小林さんは、今まで建設業で働くことが難しかった人たちにも情報発信し、人材不足の課題を抱える建設業界を盛り上げたいとアピールしてグランプリに選ばれた。

「エントリーのVTRを見るだけで本当に感動しました。人の力の凄さ、建設の仕事の幅広さを教えられました」と述べたヒロミから楯を受け取った小林さんは、「建設業というのは、きついとか汚いというイメージを持たれてしまうのですが、最近は新しい方法や電動工具の進化によってかなり働きやすい環境になってきています。今回このような賞を頂いたことに感謝を申し上げるとともに、少しでも多くの皆さんにぜひ建設業に興味を持っていただきたいです」と真摯な思いを込めて喜びを語った。

その後はゲストとして招かれたハウジング重兵衛専務取締役・福地俊之介氏が、同社の運営する職人育成機関「Japan Multi-Crafter Academy(ジャパンマルチクラフターアカデミー)」の活動を交えたスピーチを行い、最後はヒロミと吉田社長が各賞の発表を踏まえて改めて全体を講評。

大役を務め終えたばかりのヒロミは「今回の応募された職人さんは本当に熱い思いでプライドを持った方ばかりでした。僕もテレビ番組などを通じて職人さんのかっこよさを少しでも伝えられたらと思っているのですが、こうしたアワードを毎年開催することで、職人さんが自分の技術や思いを発表する場を作り続けていけたら本当に素敵なことだと思います」と話して「ぜひ2026年もよろしくお願いします!」と吉田社長に継続開催をプッシュ。

一方、ラストには惜しくもグランプリと部門賞を逃したファイナリスト3名にも、ヒロミのアイデアがデザインに採用されたコードレスインパクトドライバが贈られることが吉田社長からサプライズ発表され、最後まで幸せな雰囲気あふれる授賞式となった。

ヒロミのテレビでの活躍などにより近年「カッコいい仕事」として認知を広げつつある職人の世界。彼らを応援するHiKOKIの活動は、きっと広い世代に職人に憧れる人、あるいは職人になりたい人を増やしていくきっかけになることだろう。

【「HiKOKI BUILDER’S SPIRIT PROJECT」特設ページ】
https://www.hikoki-powertools.jp/campaign/special/bsp/2024/index.html

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