矢作穂香×犬飼貴丈も魅了される“天使と悪魔の構図”と“人付き合いのノウハウ” 多彩な要素に「学びながらも、キュンキュン…
1月14日(土)より、矢作穂香と犬飼貴丈がW主演を務める「ひともんちゃくなら喜んで!」(毎週土曜深夜2_30-3:00、...
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【写真】犬飼貴丈“佐京”に腕枕される矢作穂香“人見”
1月14日(土)より、矢作穂香と犬飼貴丈がW主演を務める「ひともんちゃくなら喜んで!」(毎週土曜深夜2:30-3:00、テレビ朝日 ※ABCテレビは、毎週日曜夜11:55-0:25[初回は夜0:00-0:30]、1月15日[日]スタート)が放送される。
同作は、八海つむの同名漫画を原作にした、“天使コンサル”と“悪魔社長”が新人離職率100%のブラック企業をホワイトニングしていくオフィスラブコメディー。
WEBザテレビジョンでは、人事コンサルタント・人見まもる役の矢作と、ブラック企業「ジェットブラック」の社長・佐京柴織役の犬飼にインタビューを実施し、ドラマへの思いやお互いの印象、撮影現場でのエピソードなどを聞いた。
キュンキュン、ドキドキする作品に意欲
――まずは、原作を読んだ印象をお聞かせください。
矢作:原作はまだ連載中なのですが、絵がかわいくてキュンキュンしました。先が楽しみだなと思いながら読んでいたので一気読みしちゃいました。
犬飼:面白かったです。ブラック企業をホワイトニングしていくという話にこれまで出合ったことがなかったのですごく斬新だなと思ったのと、そこに恋愛の要素が入ってくるのですごくドキドキして、二つの側面があって楽しく読ませていただきました。
――ご自身が演じるキャラクターのアピールポイントと、演じる上で意識していることがあれば教えてください。
矢作:人見ちゃんは、何事にも真っすぐで、一緒にいるだけで明るく癒されるところが魅力だと思います。ただ明るいだけじゃなくて、人事コンサルタントという仕事に一生懸命なんだということをどう表現するかをいつも監督と話し合っています。また、オフのときとの差をどうやって見せるかというのを意識しながらお芝居をしています。
とてつもなくど天然な部分もあり、かと思いきやツッコミ担当な部分もあって、物語の流れのいろいろな役割を担っていると思うので、コロコロと変わる姿に注目していただけたらと思います。
犬飼:原作を読んだときに感じた“悪魔っぽさ”だったり、自分の興味範囲外の人にはそっけない部分、よく言えばクールなんですけど、悪く言えば愛想がない部分を意識しつつ演じています。一方、興味がある人に対しての反応はどのくらいまで出していいのかということは、監督と密に話し合いながら演じています。
また、佐京にはシュールさがあると思っていて、そこをうまく出せればと思っています。外しができるキャラクターでもあり、そういった意味で普通じゃない感じが出ているので、そこに注目してほしいです。
“悪魔社長”の姿は反面教師に
――社長役に初挑戦される犬飼さんですが、社長業はいかがですか?
犬飼:こんな社長は駄目だなと思いましたね(笑)。反面教師になっているような気がします。当たり前のことなんですけど、自分一人で頑張っていても駄目なんだということは、このドラマを通して感じることだと思います。
人と人なので、そこからの関係性を築いていかないといけないし、自分一人で突っ走っていても付いてきてくれない。社長はソロプレーヤーじゃなくてチームの中のキャプテンという立ち位置じゃないといけないんだなと改めて感じました。
犬飼貴丈はダンスと数学が苦手!?
――お二人は初共演ということですが、お互いの印象はいかがですか?
犬飼:すごく気さくで、お話が楽しくて、気もすごく回る方です。僕より2つ年下のはずなんですけど、僕が年上に甘える感覚になってしまうような、それくらい気の回る素晴らしい方だなと思います。
矢作:一見クールそうに見えて、実はおちゃめな部分があって、親切でいつも紳士的です。椅子を持ってきてくれます(笑)。
犬飼:昨日学んだんです。女性を立たせてはいけないって(笑)。
矢作:レディーファーストで紳士的な方です!
――現場の雰囲気をお聞かせください。
矢作:オープニングのダンスを撮るときに、北野日奈子さんや、元々クラシックバレエをやっていらっしゃった大谷麻衣さんなど、ダンスが得意な方々がいて、私があまり振りが入っていないとその度に教えてくれて、みんなで和気あいあいと一緒にダンスを覚えました。
――犬飼さんも一緒に練習されたんですか?
犬飼:僕は独学で、家でひたすら練習しました。自分は器用貧乏だと思うところがずっとあったのですが、いかんせんダンスと数学はずっとできなかったので(笑)、すごく不安でした。本番は、矢作さんたちが踊っているのを見て、なんとかもっていけたと思います。
――撮影で印象に残っているシーンがあれば教えてください。
矢作:最初のほうに出てくる佐京の家のシーンです。ベッドが気持ち良すぎて、一人でずっと寝ていました(笑)。映像でうつろな目をしているのは、本当に眠かったからだという裏話があります(笑)。
犬飼:やっぱりダンスが一番印象に残っています。僕自身ダンスが苦手だというのもあって、一番緊張したところでした(笑)。出来上がりが不安で、今一番ドギマギしています。
心理学や脳科学の観点からも勉強に
――心理学や脳科学を生かしたテコ入れが痛快ですが、一番勉強になったテーマはありますか?
矢作:紺野社長(山崎銀之丞)に佐京さんと人見が怒られるシーンがあるんですけど、そこで佐京さんがあるテクニックを使うんです。まずは相手を上げて自分を下げるといった手法で、目上の人に使うにはいいなぁと思いました(笑)。会社勤めされている方にはとても使えると思うので、ぜひ注目していただきたいです。
犬飼:高円寺さん(大谷)に人見さんがアンガーマネジメント(怒りの感情と付き合うための心理トレーニング)を指導する回があって、それは勉強になりました。怒りを感じたら6秒待つという方法なんですけど、確かに、思い返してみても怒りのピークってそんなに長くはないなと思って、実践してみようと思いました。
バレリーナにプロ野球選手…かつて夢見ていた職業
――オフィスラブ作品ということで、俳優になっていなければ就いてみたかった職業があればお聞かせください。
矢作:私は小さい頃からクラシックバレエを習っていたので、バレリーナを目指して将来の計画まで全部決めていました。高校を卒業したらパリに行って、あそこのバレエ団に入って…とか計画していたんですけど、けがをしてしまって諦めざるを得なかったので、万が一けがもなく、この業界に入っていなかったら、バレエを続けていただろうなと思います。もし、プリマドンナになれていなくても、バレエの先生とか、バレエに関わることをやっていたと思います。
――今でもバレエには触れていらっしゃいますか?
矢作:コロナになる前まではレッスンに通っていました。以前ニューヨークに留学したときにも、バレエスクールに通ったりしていました。
――犬飼さんはいかがですか?
犬飼:プロ野球選手ですね。小学校で野球をやっていたので、僕の場合はそれが野球だったんですけど、何かのプロ選手になってみたかったです。子供のときは、当たり前のようにプロ選手になれると思ってやっているんですけど、小学校高学年くらいになってくると、明らかにうまい人がいて、その差が自分でも分かってくるんですよね。
なんとなく「これは無理だぞ」と自覚してしまうあの感覚がすごく悔しくて。スポーツの中において感じた絶対的な差みたいなものを頑張って埋めたいですね。大人数のスタジアムの中で試合したりしてみたかったなって。
――ご自身でも「器用貧乏」だと仰られていましたが、野球以外にもスポーツ全般は得意でしたか?
そうですね。でも、ある程度のところまではいくんですけど、1位になれないというか、手広くこなせるけどトップにはなれなかったというか…。それは昔からコンプレックスだったかもしれないです。
悪魔な要素は一切なし!お互いの天使エピソードを明かす
――“天使コンサル”と“悪魔社長”にちなみ、お互いの天使な一面、悪魔な一面を教えてください。
犬飼:撮影が続いていて疲れているはずなのに笑顔を絶やさないところは、すごく天使だなと思います。悪魔なところはまだ見れていないですね。
矢作:(犬飼にも)悪魔なところなんてないですよ!小悪魔なところならあります。私のことをすごくイジってくるんです(笑)。そうやってクスって笑っているところを見ると、「あ、小悪魔だな」って思います。でもこういうところがみんなを魅了しているんだろうなって。
天使なところは、いつもあいさつが気持ちよくて、細かい掛け声も丁寧にしてくださるところです。そういうところに私も助けていただいています。
ノウハウが詰め込まれた学びのある作品に
――改めて、ドラマの魅力はどんなところですか?
矢作:新感覚で、今までにないドラマです。ブラック企業を題材にしながらも、キュンキュン要素はもちろん、他にもたくさんの要素がぎゅっと詰め込まれている作品だと思います。学びながらも、キュンキュンして、ストレスを発散していただけたらと思います。
犬飼:魅力はなんといっても、天使と悪魔の構図だと思います。対極にいる悪魔が天使にどんどん引っ張られていく様子が見どころです。
また、問題を抱えた人でも接し方ひとつで変わるきっかけになるというような、人付き合いに関してのノウハウが詰め込まれています。そういったことに悩んでいる方も多いと思うので、参考になるんじゃないかなと思います。
――最後に、視聴者にメッセージをお願いします。
矢作:共感していただいて、学んでいただいて、役に立てたらなという思いと、ラブコメディーということで笑える部分もたくさんあるので、日頃の疲れをとっていただけたらなと思います。
犬飼:ラブストーリーとして楽しんでいただくのもいいですが、人との付き合い方は、自分が少し考え方を変えたり、接し方を変えたり、頭を働かせることによって、違った景色も見えてくるということを、このドラマを通して感じていただけたらうれしいです。
僕自身も勉強になったので、困っている方がいらっしゃったらぜひそういった部分も参考にしてみてほしいなと思います。
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