秋クール2本の地上波ドラマに出演した基俊介、俳優とアイドルそれぞれの顔

本日最終回を迎えるドラマ「最初はパー」(テレビ朝日系)、そして「ぴーすおぶけーき」(日本テレビ)と、同時期に2本の地上波...

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【動画】ダンス動画チャンネルでしなやかなダンスを披露する基俊介

本日最終回を迎えるドラマ「最初はパー」(テレビ朝日系)、そして「ぴーすおぶけーき」(日本テレビ)と、同時期に2本の地上波ドラマに出演したIMPACTorsの基俊介。俳優として目覚ましい活躍をみせている彼の魅力を改めて紹介する。

「最初はパー」ではフレッシュな芸人志望

SixTONESのジェシーが主演を務める「最初はパー」では、ジェシー演じる利根川豪太と同じ大黒芸能のお笑い養成所に通う同期・小塚尊役を演じる。小塚は女性ファンからキャーキャー言われたいアイドル芸人を目指しており、木島大和(青木柚)と"イケイケメンメン"というコンビを結成。第2話では「絶対になさそうな喫茶店の名前」と題したコントを披露した。

カジュアルなファッションに身を包み、軽やかにステージを動き回りながらリズミカルにネタを繰り出す2人。後半はステージから客席へと降り、養成所の講師である相田忠則(小藪千豊)を巻き込む“客いじり”も。役とはいえ、若手芸人さながらの勢いあるコントを披露した。養成所の同期には幅広い年齢層が入り混じり、小塚と木島のフレッシュなコンビの存在によって、豪太と澤村銀平(市川猿之助)のコンビのいびつさが引き立っている。

「ぴーすおぶけーき」では真面目おバカな公務員

そして、基の演技をより堪能できるのが「ぴーすおぶけーき」だ。基と日向坂46・佐々木美玲、落合モトキの3人が主演を務める。虹見ヶ丘団地に住む幼なじみ3人が、敷地内に開設したお悩み相談所を舞台に、固定観念に縛られることなく相談者の悩みを解決していくコメディー作品となっている。

基が演じる下田公太は、真面目で少々臆病な性格にも関わらず悪ぶる一面を持ち、夢は練馬の最強ヤンキーなのに、喧嘩は未経験の地方公務員役。四浪中だが陽気な中村直(佐々木)と、K-POPアーティストを目指してスカウトを待つ上原則助(落合)と3人で悩み相談にのっている。

下田は、白いシャツにカーディガン、チノパンにスニーカーと見るからに素朴ないい人感が漂うのだが、ヤンキーへの憧れがあるというひと癖あるタイプ。紡木たくの「ホットロード」の登場人物・宮市和希推し。どちらかといえば控えめな性格だが、好きなことになると“早口”になるオタク気質。穏やかな雰囲気ながら、会話のテンポやふとしたときの動作に持ち前のリズム感がさりげなく発揮されている。

ダンスが魅力的なグループに所属

基が所属するIMPACTorsは、影山拓也、佐藤新、横原悠毅、松井奏、椿泰我、鈴木大河の7人構成のグループ。2020年10月16日放送の「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)に出演した際に、突如ユニット名が発表されたことでも話題を呼んだ。ダンスが魅力的なグループで、YouTubeのジャニーズJr.チャンネルをはじめ、ダンスチャンネル「+81 DANCE STUDIO」でも彼らのパフォーマンスが光る。

一方、「ISLAND TV」ではユニークな一面も覗かせる。12月6日配信「新企画『催眠術師 TSUBAKI!?②』」では、椿泰我扮する催眠術師・TSUBAKIの催眠にかかってみせた基。バラエティ動画ではあるが芸が細かく、俳優の素質を感じると共に、催眠にかかった(設定の)まま、影山拓也にギュッと抱きつくなど、隠しきれない愛らしさも。

ユニット結成前から「滝沢歌舞伎」シリーズをはじめ、KAT-TUNなど様々な先輩のステージでバックダンサーを務めステージ経験を積んできた。グループでは横原らと共に振り付けを担当するなど、ダンスへの情熱はパフォーマンスからもひしひしと伝わってくる。今期、ドラマで基が演じている2人の役柄から彼を知ったならば、IMPACTorsのステージで見せる、しなやかさとキレ、そしてクールさと情熱が共存するパフォーマンスとのギャップに驚くことだろう。

さて、「ぴーすおぶけーき」は既に最終回を迎えたが、続いては2023年1月20日(金)から東京・天王洲銀河劇場にて舞台作品として上演される。座長のひとりとして基がどんな物語へと誘ってくれるのか待ち遠しい。

■文/柚月裕実



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