【妻vs夫】マイホーム計画でモメる4大ポイント&夫婦ゲンカを避けるコツ
長い間住み続け、毎月のローン返済が続くことが前提となるマイホーム。妥協せずにこだわりの家を建てたいですね。今回はTHE ROOM TOURのアンケート結果から、家づくり中に夫婦でモメめたエピソードと対処法を紹介します。
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トイレは2つ?お風呂の広さは?
人生で最も高い買い物、などとも言われるマイホーム。
国土交通省住宅局が公表する「令和3年度 住宅市場動向調査 報告書」によると、注文住宅取得のために住宅ローンを借り入れている世帯の平均返済期間は30年を超えます。
多くの世帯にとって、この先長い間住み続けること、そして毎月のローン返済が続くことが前提となるマイホーム取得。やはり、妥協せずにこだわりの家を建てたい、というのはみんなに共通する思いでしょう。
とはいえ、夫婦間で意見が真っ二つに分かれ、図らずも夫婦ゲンカに発展してしまうケースが少なくありません。
今回は、THE ROOM TOURで実施したアンケート結果をもとに、「家づくり中に夫婦でモメたエピソードと対処法」をご紹介します。
【妻vs夫】理想の家をめぐる夫婦の対立。モメる4大ポイント
さっそく、実際にあった「家づくり中に夫婦でモメめたエピソード」をご紹介します。
モメるポイントその1. トイレやキッチンなど「設備」でモメた!
夫婦間での意見の食い違いで最も多かったのは設備関係です。
■トイレ
Liudmila Chernetska/istockphoto.com
「トイレを1つにするか、2つにするか」
「どこのトイレメーカーにするか」
「トイレ内に手洗い場を設置するか」
毎日使うトイレだからこそ、意見の食い違いが起こりやすい場所のひとつ。利便性やトイレの個数は将来を見据えて検討しておきたいですね。
■キッチン
ppa5/istockphoto.com
「ガスコンロにしたかったけど、夫の意見でIHに...」
「食洗機いるか、いらない問題」
「ほとんど私が使うのに使わない夫が要望を出してきた」
キッチン回りは人によって意見がさまざま。よくキッチンに立つ人の意見を尊重して設計するのがおすすめです。
■その他の設備機能
「床暖房が欲しかったけど、暑がりな夫は”要らない”の一択」
「玄関にシステムキーを取り付けたかった」
「太陽光パネルをつけたい」
設備機能は後付けできるものが数多くあります。必ずしも新築時に完備しておく必要がないものも。しばらく住んで、必要かどうかを見極めてから設置するのもひとつの手でしょう。
モメるポイントその2. 色やデザインの好みが食い違う
設備関係に続いて多かったのが、「色」のチョイス。デザインとともに「見栄え」に大きく関わる項目ですね。夫婦でなくとも、人によって大きく好みが分かれるといえるでしょう。
夫と妻の意見が対立しがちなポイントとして下記の点が挙げられました。
家のムードをガラッと変える「色」
「夫はシックな暗めの色で統一したいが、妻は明るめの色で揃えたいい」
「アクセントパネルの色やキッチンの扉の色などで意見が対立」
「照明の色を電球色にするか、昼白色にするかで言い合いに」
色は家全体の雰囲気に大きく関わってくる重要な部分。事前にどんなテイストにしたいか夫婦間ですり合わせて置くのがベストです。
そもそもどっち?マイホーム計画をめぐる二択問題
「利便性とデザイン性のどちらを重視するか」
「平家にするか二階建てにするかで意見が分かれた」
どちらか選ばなければならない二択問題は数多くあります。一度決めたら変えられないことも多いので、じっくり検討したいところですね。
モメるポイントその3. 各部屋や設備の「広さ・サイズ」で意見が対立
部屋の広さや、設備などのサイズは、何を重視するかによって意見が分かれます。広さやサイズで意見が分かれるポイントとして下記の点が挙げられました。
「リビングの広さをできるだけ広くしたい夫と、冷暖房の効きを気にしてしまう私…」
「小さい子どももいるため、お風呂の広さを1.25坪にするか1.5坪にするか…」
「収納多めの意見では一致したが、その割合でバチバチに」
限られた空間の中で大きさを決めていくのはとても難しいことです。こどもが巣立ったあとや、リタイヤ後の暮らしも見据えつつ、自分たちに合う広さにしていきたいですね。
モメるポイントその4. 「モメる理由は結局お金」予算をめぐって夫婦ゲンカ!
kazuma seki/istockphoto.com
多くの夫婦が悩み、ぶつかり合う問題として挙げられるのが予算の問題。下記のような内容で夫婦ゲンカをしたと寄せられました。
「値段の関係で意見が食い違うことが多くありました」
「モメる理由は結局お金。予算があればモメない」
予算に余裕があれば理想のマイホームが叶う可能性は高くなるでしょう。とはいえ、予算があればその分、要望がグレードアップしていくことも考えられます。
マイホームにかかる予算の上限はあらかじめ決めておくのがベストです。
マイホーム計画「夫婦でモメめたら、どうする?」ケンカを避けるコツ
多くの場合、「一生住み続ける」ことを前提としたマイホーム作り。後悔したくないからこそ、細かいポイントすべてがモメる原因となり得ます。
ここで、夫婦ゲンカに発展することを避けるための、「モメた時の対処法」をご紹介します。
「なぜ、それをしたいのか」理由を具体的に伝える
まずは夫婦でとことん話し合うことです。意見に納得できない場合や、理解できないときもあるでしょう。しかし、全て否定してしまうと夫婦ケンカの原因となってしまいます。
「なぜ、それをしたいのか」理由を明確にして、双方の意見を相手に伝えるように話しましょう。
例えばリビングに収納スペースを作りたい場合。
「動線上に収納スペースがあれば家事の時短につながるから、リビングに大きな収納がほしい」
といったように、具体的に理由を伝えることで、相手の理解を得られるケースもあるでしょう。
双方の意見を聞くことで、納得できて自分の意見が変わる場合もあるので、話し合いの時間を確保しておきましょう。
「歩み寄るポイント」を見つける
マイホーム計画は「白か黒か」の二択問題だけではありません。
夫婦それぞれが、「どうしても譲れない点」もあるはずです。そんなときは、お互いが歩み寄れる妥協点を探してみましょう。
「キッチンは主に私が使うからこの希望は通してほしいけど、庭はあなたの希望通りでいいよ」といったように、決定権を分けるのもひとつの方法ですね。
また、選択肢が多い場合は、限定してまうのがおすすめ。色のチョイスで迷っているなら「黒・白・グレーのどの色が好き?」と限定して聞いてしまえば、考える時間を大幅に減らせます。
お互いにどうしても譲れない場合は、双方が代替案を用意してみましょう。
第三者に意見を聞く
双方の意見が合わないため言い合いになり、冷静な判断がつかない場合は、第三者の意見を取り入れてみるのも手です。
すでにマイホームを建てたことがある家族や友人、家づくりの担当をしてくれている営業マンなどに意見を求めてみましょう。
夫婦間では考え付かなかったアイデアや代替案が出る可能性があります。また、第三者の意見って、意外と素直に受け止められるものです。
家族みんなが納得できるマイホームづくりを!
今回は実際にあった家づくり中に夫婦でモメたエピソードと対処法をご紹介しました。
家づくりにおいて意見が分かれるポイントは数多くあります。意見が分かれてしまった場合は、お互い歩み寄れるポイントを探したり、第三者の意見を聞いたりしてみましょう。
お互いの意見を尊重しながら、理想のマイホームを叶えてくださいね。
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