実録!パリで過ごす1週間。パリの下町散策〜モンマルトル編〜【ねこのふらり一人旅 #6】

山手線の内側ほどの面積を持つパリ市。全部で20ある区は、数字が大きくなるほど中心から離れる形をしているため、パリの区割りは「エスカルゴ」なんて呼ばれているんですよ。また、街の中心を東から西に向けてセーヌ川の進行方向を向いて右手側を「右岸」、左手側を「左岸」といいます。それぞれ趣の異なるエリアは散策することでその違いがわかるはず! 今回は、右岸の小高い丘になっているモンマルトル界隈をご紹介。日本でも大人気になったあの映画の舞台へ誘いましょう!

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映画『アメリ』の世界を満喫!モンマルトル界隈を歩く

ルーブル美術館やエッフェル塔などの観光スポット、有名ブランド店が軒を連ねるシャンゼリゼ通り。リュクスな雰囲気のパリももちろん素敵ですが、せっかくの気ままな一人旅。普段着のパリが知りたくて、メトロやバスを使って「右岸」にやってきました。

このエリアは古くから芸術家が集まるエリアで、広場には画家やその卵たちの姿が。映画『アメリ』の舞台になったことでも知られています。例えば、アメリが「石切り」をしたサンマルタン運河ものこの界隈。どちらかというと落ち着いた雰囲気の左岸とは異なり、地元の人々の賑やかな雰囲気で包まれています。

サンマルタン運河沿いの木々は、四季折々の表情を見せてくれます。

サンマルタン運河からメトロに乗って次に向かったのはパリを一望できる「モンマルトルの丘」です。最寄駅はメトロ2号線のAnvers(アンヴェール)がメジャーですが、私はあえてメトロ12号線のAbbesses(アベス駅)を利用しました。モンマルトルの街をゆっくり散策しながら丘を目指すことができるため、ぜひ、アメリになった気分で歩いてみましょう!

モンマルトルの丘を目指す途中の街並み。気取らない雰囲気の街並みは今にでもアメリが現れそう!

白亜の大聖堂「サクレクール寺院」から眺めるパリの街

坂を上りきると、「サクレクール寺院」です。この白亜の大聖堂はフランスのために戦い命を落とした5万8千人のフランス兵士を讃えるために作られたそうです。高台テラスからは、パリ市内が一望でき観光客でいつも賑わっています。

実在するアメリが働くカフェでランチを堪能

映画『アメリ』に登場するスポットが点在するモンマルトル。実はアメリが働いていたカフェは実在しているのです!

ポップでキュートな店内は人気の観光スポットとなっており、地元の人や観光客で賑わっていました。ちょうどお腹がすいてきたので、ランチがこちらでいただくことに! ほとんどのカフェやレストランのランチタイムは、「Menu(ムニュ)」と呼ばれる定食が用意されているので、フランス語や英語に自身がなくても、メニューを指差すだけでオーダーすることができますよ。ムニュを読み解くヒントをご紹介しましょう。

ムニュ(定食)のほとんどは、は「Entrée/アントレ(前菜)」「Plat/プラ(メイン)」「Dessert・デセール(デザート)」から構成されています。例えば、

「Entrée+Plat」ou 「Plat+Dessert」€21
「Entrée+Plat+Dessert」€25

などと表示されています。「ou」というのは英語の「or」という意味になります。おなかの空き具合に合わせてチョイスしてくださいね。

わたしがオーダーしたのは、「Plat+Dessert(メイン+デザート)」のセット。ジューシーなポークステーキがとてもおいしかったです! そして、デザートはもちろん、「クリームブリュレ」。アメリの真似をしてカラメルをカチカチ割りながら堪能。映画の世界に迷い込んだような不思議な感覚に、身も心も満たされていくよう。

普段着の気取らないパリを楽しむことができる右岸・モンマルトル界隈。歩きやすい靴でぜひ、散策してみてくださいね。

●カフェ・デ・ドゥー・ムーラン
Café des Deux Moulins
住所: 15, Rue Lepic 75018 Paris
メトロ最寄駅:2号線 Blanche駅
営業時間: 月〜金7:00〜翌日2:00、土7:30〜翌2:00、日12:00〜翌2:00


【ねこりょうこ】
雑誌編集を経てフリーランスのライターとして活動中。ライフスタイル提案、料理、旅行記事を中心に執筆。夫と娘の三人暮らし。

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