マンションは「売却」と「買取」のどちらがお得?売る方法を徹底比較
「急に転勤が決まった」「新しいマンションに住みたい」などの理由で、住居であるマンションの売却を考える方もいらっしゃると思います。そのマンションを売却する方法として、「売却」と「買取」の2種類が存在するということはご存じでしょうか。マンションは大きな資産ですから、手放す時も慎重に考えたいところですね。今回は、このマンションの「売却」と「買取」について解説します。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 2190
- 8
- 0
-
いいね
-
クリップ
マンションの「売却」と「買取」の違い
所有するマンションを処分し、お金へ替える一般的な方法としては「売却」と「買取」の2種類が存在します。そもそもこの2つの違いなどをよく分かっていないという方のために、マンション売却の基本から解説しましょう。
【マンションの売却(仲介)】
まずはマンションの売却についてご説明しましょう。売却は単純に売ることを意味しますが、この売却する相手は「一般人」となります。ただ、マンションを売りに出すのは個人ではなかなか難しいので、プロである不動産業者に仲介してもらうことになるでしょう。そのため売却は、「仲介」と呼ばれることもあります。
【マンションの買取】
それでは次に、マンションの買取について説明しましょう。一見、売却と同じ意味のようにも思えますが、実は大きく違う部分があります。買取は「不動産業者に買い取ってもらうこと」です。一般の個人が相手の売却と比較すると、「売る相手」が異なるということが分かります。
マンション買取のメリット
売却と買取の違いが分かったところで、次は具体的にそれぞれのメリットとデメリットを見ていきながら比較してみましょう。まずは買取のメリットについて解説します。
【売れるまでが早い】
売却では売りに出してから購入希望者が現れるまでに時差があります。売り手としてはできるだけ高く売りたいので、まずは高めに設定して様子を見るものですよね。気軽に買える値段でもありませんし、仮に安くても立地など他の条件が整っていないとそう簡単には売れないでしょう。
また購入希望者は、購入を決める前にまずは部屋を見に行きますよね。内覧は時間の相談も必要ですし、いろいろと時間がかかるもの。それに比べて買取なら、売り手がすでに決まっていますから、手続きさえ済ませれば現金化が可能です。「とにかく早く売りたい」という方は、買取を考えてみてはいかがでしょうか。
【基本的に瑕疵(かし)担保責任が無い】
「瑕疵担保責任」とは、売却物に隠れた欠陥があった場合に売主が責任を負うことです。マンションでは例えば、「配管が壊れていた」などが隠れた欠陥に当たります。この場合、売り手が責任をとって修繕費用を払うことになるでしょう。
売却では個人対個人の取引ですから、このような瑕疵担保責任は免れません。しかし買取では業者が相手ですから、瑕疵担保責任を負わなくて済む場合が多いのです。どちらにせよ、瑕疵担保責任の項目はしっかりと確認しておいた方が良いでしょう。
【内覧が一度で済む】
購入希望者が現れるまでそのマンションで生活するケースも珍しくありません。
この場合、内覧の受け入れが少々面倒です。内覧時には在宅していなければいけませんからスケジュールの調整が必要ですし、赤の他人に生活空間を隅々まで見られるのはストレスになるという方も多いでしょう。場合によっては何組もの内覧を受け入れることになります。
一方買取では、業者に一度見てもらえば良いだけです。いろいろと面倒な内覧を受け入れなくて済むのは楽ですよね。
【スケジュールや資金計画が立てやすい】
売れるか売れないのかはっきりしないまま、何度も内覧を受け入れることになると、スケジュールが立てづらいですよね。また、いつ売れるのか、いくらで売れるのかなどが分からない間は、お金の都合もつきません。
その点買取であればこの辺りははっきりしていますから、スケジュールや資金計画など、先の予定が立てやすくなります。
マンション買取のデメリット
このようにマンションの買取は、売却に比べて沢山のメリットがあるということが分かります。こうして見ると「買取の方がお得では?」と感じるでしょう。しかしそうとは言い切れません。買取には、大きなデメリットとして挙げられることも存在するのです。
【マンション買取のデメリットは「価格」】
買取のデメリット、それは「売却価格が比較的安価になってしまう」ということです。どれくらいの価格になるのかというと、一般的には売却価格の6割前後だと言われています。およそ4割も価格が下がってしまうわけですね。20,000,000円のマンションなら12,000,000円になってしまいます。
ある程度お金に余裕がないと、買取は選択しない方が無難でしょう。
まとめ
マンションの売却(仲介)と買取の違いや、それぞれのメリットとデメリットについて把握できましたでしょうか。買取は早くて確実ですが、価格が安くなるので売却より良いとは言い切れません。
結局のところ、どちらが良いかは人それぞれということですね。経済状況や予算の都合など、じっくり考えながら慎重に選んでください。
- 2190
- 8
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
安くリノベーションする方法は?交渉のコツなどをご紹介!LIMIA 住まい部
-
マンション買い替えのメリットとは?デメリットも押さえておこう!LIMIA 住まい部
-
【失敗しないために】トイレリフォームはなぜ格安・激安?費用について解説LIMIA 住まい部
-
プロパンガス設置の初期導入費用はいくらかかる?ガス会社選びのポイントも紹介LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
自宅をリノベーションしたい!成功のポイントや注意点を徹底解説LIMIA 住まい部
-
【戸建ての資産価値は築15年から急落?】もっと高く売れたのに…と後悔しない不動産売却LIMIA 住まい部
-
もし引っ越し先がプロパンガス利用だったら?賃貸住宅でのガス料金対策を教えますLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
ガス会社の切り替えはどうすればできるの?方法と料金、トラブル例を紹介LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
リノベーション時の設計料はかかる?その相場は?LIMIA 住まい部
-
【専門家監修】一軒家のリフォーム値段相場は?最低限のリフォーム方法LIMIA 住まい部
-
マンションリフォームの時は、ご近所に挨拶するべき?手土産は必要?LIMIA 住まい部
-
【専門家監修】外構・エクステリアのリフォームの費用は?どんなことができる?LIMIA 住まい部
-
リフォームローンの審査期間はどれくらい?審査が遅いときは不利なの?LIMIA 住まい部