使い方には要注意!必ず覚えておきたい、土鍋の洗い方

一気に熱くならないので、じっくり煮込む料理に最適な土鍋ですが、「扱いにくそう……」と敬遠されている方も多いのではないでしょうか。保温性も高いので、これからの季節に大活躍の土鍋”かわいがり方”をご紹介。新商品の使い方から、焦げの落とし方、保管方法などのコツを写真とともに解説しますよ。

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寒くなってくると鍋料理が恋しくなってきますね。でも長い間しまっておいた土鍋は、いきなり使って割れないかな? など心配もあると思います。土鍋は何年も愛用できる調理器具ですが、長く使っていればヒビが入ることもあるでしょう。

今回は新しい土鍋の使い方と、できるだけ長く使うコツを解説していきます。あわせて土鍋のお手入れ方法を参考にしてみてください。

●目次
1. 新品用に目止めをしてみた
2. 焦げを落としてみた
3. 洗って保管してみた
まとめ

1. 新品用に目止めをしてみた

●土鍋と片栗粉を用意

新品の土鍋を購入したら、最初にひび割れ防止の目止めをしましょう。このひと手間で土鍋が割れにくくなり、ニオイ移りが少なくなります。長く使うためには必要な作業ですから、必ず行いましょう。

土鍋は目が粗い状態で、そのままでは隙間が空いています。その隙間があるおかげで割れるのを防いでいるのですが、汁ものを入れると水分が外に染み出してきます。それを防ぐのが目止めの役割です。

準備するのは新品の土鍋と、片栗粉です。

●片栗粉を水で溶く

最初に水溶き片栗粉をつくっておきます。水に対し片栗粉10%の分量で溶かしましょう。

●土鍋に入れる

水溶き片栗粉を土鍋の8分目まで入れます。土鍋を火にかけ、弱火で沸騰するまで加熱してください。

水溶き片栗粉を土鍋の8分目まで入れます。土鍋を火にかけ、弱火で沸騰するまで加熱してください。

土鍋が完全に冷めたら、中身を捨てて水洗いします。あとはよく乾燥させるだけで、新品の土鍋の目止めができました。

●片栗粉の代わり

片栗粉がなければ、お米のとぎ汁や小麦粉でも同様にできます。面倒ならお粥をつくると、目止めになって便利です。お粥は一晩おいてから捨ててください。土鍋にヒビが入ったときも、同じようにやりましょう。

2. 焦げを落としてみた

●金属たわしを使わない

土鍋を焦がしてしまっても、金属たわしは使わないでください。土鍋の表面に細かい傷ができる可能性があります。

●重曹を使って洗う

土鍋に水と重曹を入れて弱火で煮ます。すると焦げた部分が浮き上がってきて、汚れ落としがしやすくなるのです。普段の焦げはスクレイパーなどを使いましょう。重曹で煮ることで、同時に土鍋に染みついたニオイも取ることができます。

3. 洗って保管してみた

●食べたらすぐ洗う

土鍋は長時間水に浸けておくのを苦手としています。鍋料理を楽しんだら、粗熱が取れた状態ですぐに洗いましょう。洗剤でつけ置きするのも避けてください。

●洗剤は少量

土鍋に油が付いたら、少量の洗剤を使いましょう。土鍋に洗剤を使うのが気になる方、気にならない方がいるため、その方の考え方で使い分けてください。ニオイが移るのを避けたい方は、無香料の洗剤がおすすめです。

●しっかり乾かす

乾かさないで土鍋をしまうと、カビが生えてくることがあります。底面を上に向けてしっかりと乾かします。完全に乾いたことを確認してから、土鍋をしまいましょう。

●IHでは土鍋が使えない

土鍋はIH調理器具では使えません。ポータブルIH調理器具も使えないため、テーブルで鍋料理をする際には、ポータブルガスコンロの使用がおすすめです。

まとめ

土鍋の手入れは、思ったほど難しくありません。最初に目止めが必要ですし、金属たわしが使えないなど面倒な部分はありますが、食材のよさを引き出してくれる良さもあります。初めて買ったときの目止めや、普段のお手入れ方法を確認して、おいしい鍋料理を楽しみましょう。

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