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VR×不動産で変わる未来! 不動産オーナー必見の最新業界動向

VR(ブイアール)」という言葉をご存じでしょうか。映像や音、機器などを使用し、実際にないものを目の前に実在するかのように感じられる技術のことを指しています。昨今はニュースメディアなどでもよくみられる言葉となりました。

現在、VRの技術はさまざまな業界で使われており、不動産の世界でもVRの技術を応用したサービスが出ています。今回は、不動産業界におけるVRの最新の動向について解説します。

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VRはゲームの世界だけではない!さまざまな活用例

VRの一般的なイメージとしては、コンピュータ・ゲームを思い浮かべる人が多いかもしれません。

最近の話題は、VRヘッドセットを装着するとその場にいるような感覚でゲームをプレイできるというものです。2016年6月に先行予約が始まった10月発売予定の「Play Station VR」は、販売店で即時完売が相次いぎました。

VRはゲーム業界以外でも活用されています。

例えば北海道美唄市では、全方位パノラマで美唄市の観光を疑似体験することができる自治体初のスマートフォンアプリ「VR観光体験-北海道美唄市-」をリリースしています。露天風呂や桜の名所など、美唄市の観光地を360°のパノラマで楽しむことができる画期的なアプリです。

また、2016年5月には、日本中央競馬会(JRA)が第83回日本ダービーの開催に伴い、新宿高島屋の特設会場で、架空の東京競馬場を舞台にした体験型アトラクションの「サラブレッド・ザ・ライド」を無料開催しました。水しぶきや風などを体験できるユニークな4Dアトラクションもあり、話題となりました。

VRの技術はすでに、街や企業のプロモーションなどで活用されているのです。

現地に行かなくても不動産の内覧が可能に

ここで不動産投資の話題に移します。賃貸物件探しにおける課題の一つとして、入居希望者が実際に現地まで内覧に足を運んだり、複数の物件を見て回ったりするのに、手間と時間がかかるということがあります。

物件写真だけでは、実際の広さや雰囲気、内装などをすべて確認するのは難しく、実際に物件を見た時に、入居希望者がギャップを感じることも多いでしょう。

最近ではそのようなギャップをなくすため、室内写真を多く掲載したり、物件のメリット・デメリットを詳細に記載したりできる不動産ポータルサイトなども登場しています。不動産を所有するオーナーにとっても、写真や文章だけでは伝えきれない物件の魅力を、少しでも多くの人に伝えられることができた方が、入居率アップにつながります。

そこで最近ではVRの技術を利用して、実際に物件を内覧しなくても、室内の様子が分かるサービスの提供が増えてきています。

2016年3月には、住宅情報誌の特別付録にVRの技術が使われました。スマートフォンをセットしたVRスコープを覗くと、新築分譲マンションのモデルルームを実際に内見しているような感覚が味わえるというものでした。

実際のモデルルームの内覧に時間がかかることなどを解決するため、10分程度で内覧ができる付録を提供することにしたようです。

ウェブ・ブラウザから簡単に不動産のパノラマ映像が

パノラマVRシステムを開発する全景株式会社は、2016年6月、VRプレイヤー作成ツール「ZENKEI 360」をリリースしました。

360°全天球カメラ「RICOH THETA」で室内を撮影し、管理画面から素材や図面をアップロードするだけで、VRを利用した物件のパノラマ映像をウェブ上に公開することが可能になります。スマホ用VRゴーグルにも対応しており、ゴーグルを利用すれば、実際にその場に立っているかのような感覚が得られます。

VRのサービスというと高額なイメージがありますが、「ZENKEI 360」は月額5,000円~という低価格から利用できます。すでに登録物件は100万件以上にのぼり、今後もさらなる利用者の増加が予想されます。(公式サイト https://360.zenkei.com/)

地方や海外の不動産投資家にとって、VRは現地に足を運ばず物件を決めるツールにもなり得る

不動産にVRを活用する効果として、投資用物件を探す海外投資家への有効なアプローチとなる点があります。

2020年の東京オリンピックを控え、東京の不動産価格は高騰し、海外の投資家からも注目されています。現在、政府で新法案の話し合いが進められている「民泊」に関しても、高い利回りが見込めることから中国人投資家が参入を始めている状況です。

彼らは、実際に現地に行き物件を内覧することなく、立地条件や価格などを見て購入するというケースも珍しくありません。上述のVRの技術を活用することで、現地に行かなくても室内や周辺環境をより詳しく見ることが可能になれば、今後さらなる購入増加に拍車がかかることも考えられます。

物件のよさをアピールして成約に結び付けるためには、何より実際に物件の中を見てもらうことが効果的です。その点、VRが活用されることで、実際に足を運ぶことが難しい顧客にとっての選択肢が増えるでしょう。

VRの活用が入居物件を決める際の有効なアピールとなることは間違いないでしょう。不動産のVR内覧サービスが当たり前になる日も、そう遠くないかもしれません。

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